フリーザの生き方に学ぶこと
Publish2015/04/14(火)
最近長男が映画「ドラゴンボールZ 復活の「F」」の影響を受けてかドラゴンボール熱が上昇しています。
それでという事でもないんですが、フリーザについて説明することがあり、昔を思い出しながらフリーザの事を考えていたら色々と勉強になるなと思ったわけです。
ということで、今日はフリーザの生き方のことを考えてみようと思います。
フリーザとは
多分誰もが知っていると僕は思っているのであえて書く必要もないとも思いますが、一応説明しておきますとフリーザはドラゴンボールに登場する悪役キャラで、僕が一番好きなナメック星での戦いのメインキャストと言っても過言ではないキャラクターです。
「私の戦闘力は53万です」という名言を残すなど、ドラゴンボールを見ていた人であれば誰でもが知っている愛すべきキャラクターです。
宇宙最強へのこだわりが視野狭窄を起こす
さて、そんなフリーザですが「自分は宇宙最強の存在である」ということに強いこだわりを持っています。これは、自分を常に鍛え続けてそのポジションを勝ち取っていくということではなく、生まれ持った才能で手にしたそのポジションを誰にも奪わせないようにするために、その芽を摘んでいくという形で自分のアイデンティティーを確立させようとして動いています。
その典型的な例がサイヤ人に対する行いで、サイヤ人の将来性への危機意識からサイヤ人の住む惑星ベジータを消滅させるという愚行に発展します。
後から考えると、ここでサイヤ人を滅ぼそうとしたことが禍根となり、悟空に敗北するというフラグが立っています。
この判断はいただけないですね。
自分のポジションを死守しようとするあまり、視野が狭くなって自滅するという典型的なパターンです。
自分への自信が隙を産み客観的な判断力が欠ける
あと、フリーザは自分が宇宙最強であるという自信をすごく持っているので、基本的に他者に対して常に上から目線なところがあります。
自信を持つのはいいことですが、実力を過信するあまり人の評価が正しく行えないという欠点にもなります。
本当の強さを持つということは、相手の強さをしっかりと冷静な判断力で判断することだと個人的には思っているので、フリーザのこの自信の履き違えというのはすごくいただけない感じです。
常に冷静にかつ客観的に状況を判断できる思考が出来ていたら、それこそフリーザは宇宙最強の存在であり続けたのかもしれませんね。
しつこさは見習うべき点
フリーザの事を考えると悪い評価ばかりになってしまいがちですが、フリーザのよいところも最後に書いておきます。
フリーザーのすごくいいなと思える点は、その「しつこさ」にあります。
ナメック星で悟空に負けて粉々になったはずのフリーザは、なんと自分の体をサイボーグにしてまで悟空に復讐するために復活し、地球まで攻めてきます。
その執念、思いの強さはすごくいいと思うんです。
思いを実現するためなら、例え身体がバラバラになったとしても執念でなんとかしようとするその姿勢は見習うべき点ですね。
残念ながら、執念で復活してもその後トランクスにコケにされて消滅してしまいましたが、その原因も上記の2つの合わせ技ですので、失敗を次に生かせなかったということも考えられます。