自分で考えて率先して行動する

Publish2015/01/14(水)

先日の連休中に普段とは違う活動をしたんですが、そこで色々考えて動いたら思いのほか面白かったので、今日はその事について書いてみようと思います。
やった事というのが、子供のクラブ活動で保護者で集まってやる事になったグラウンドの砂上げと、これまた子供のクラブの新年初練習での振る舞いのお餅をひたすら焼くというものでした。
普段デスクワーク中心なので、屋外での活動自体が少ない慢性的な運動不足の僕にはちょっとしんどい作業でした。

砂上げをやって思ったこと

まずグラウンドの砂上げですが、この「砂上げ」っていうもの自体を僕は参加するまで知りませんでした。
何をするかというと、グラウンドの周りにある排水口にたまった砂や泥をスコップで掻きだして、所定の場所に捨てるという作業です。
使用するのがスコップと土砂を運ぶ台車というめっちゃ土木作業です。
搔きだすのと運ぶ以外にも、排水口の上にある金属の蓋を外したりもするので、かなり体力勝負です。
運動不足の僕にはなかなか厳しい内容ですが、それより以前の問題としてその場に集まった人とは9割位初対面でした。
少しだけ知っている人はいましたが、基本ものすごいアウェー感です。
そこで、何もせずにいたらちょっとあかんかなと思って、率先して行動してみました。
まずは周りを見渡して、他の人がしていないことを探してみると、掻きだした土砂を運ぶ人が少ないことに気づいたので、運ぶ役割をしてみました。
これが非常にしんどくて、水を含んだ重たい土砂をいっぱい積んだ状態の台車を100メートルくらい先の集積所まで運ぶんですがこれがきつい。
一回往復するだけでもヘトヘトになるくらいしんどい作業でしたが、なんやかんやで6往復くらいして、あまりにも疲れたのでしんどくて途中から他の人に代わってもらいました。
その頃には作業も終盤だったんですが、率先して動いたことによって初対面の人たちからもけっこう話しかけられて、終わったときには比較的和気あいあいとした空気になってました。
しんどい作業を共有したことで連帯感が生まれたのかなとも思いますが、その中で自分で率先して動いたことによって他の人から「あのひと頑張ってるな」というふうに評価してもらえたのではないかなと思います。
よく「人に評価されようと思うんだったら、評価してもらおうと思ったら駄目」という話を聞くかと思いますが、まさにこのことではないでしょうか。
僕自身は別に評価をして欲しくてしていたわけではなく、何もせずにぼーっとしていたらただの役立たずになるので、自分が出来る範囲で率先してやってみようと思っただけです。
まあ、一回の作業での評価もたかがしれていますが、これを積み重ねていくことで得られるものも大きそうだなと思いました。

餅を焼き続ける事で見えてきた物

その翌日は、餅を焼き続けました。
子供のクラブの練習で、その日が年明け初の練習だったという事もあり、ぜんざいを振る舞うという事で餅を焼く必要があったわけです。
大人4人でたぶん600個くらい焼いたんですが、これがけっこうしんどい。
僕の場合は餅を焼くために参加したわけではないんですけど、子供の練習をじっと見てても飽きるしけっこう暇だったので、自分から進んで手伝ってみる事にしました。
何事もめんどくさがらずにやってみようという感じですね。
やってみて思ったのは、餅をひっくり返すタイミングとか燃料を追加するタイミングとかは実際にやってみないと感覚つかむの難しいなという事と、燃料追加をすると火力は上がるけど、その際に目が痛くなるということを実感しました。
燃料追加のタイミングで、その場から一歩下がって作業を行うとよいというような「やらなければ分からないノウハウ」のようなものも蓄積されます。
ちょっと話がずれますが、以前小学校の運動会で焼きそばを焼き続けた事があります。
その時にも同じような事を感じたんですが、大量の作業をひたすらやり続けることでみえてくるものというのはあります。
これは仕事にも通じるものだと思いますが、新しいことを始める際に「突っ込んでやり続けてみる」事で見えてくる世界観や経験は自分の成長につながることが経験上多いです。
最初は慣れないので試行錯誤するということもいい経験になりますし、その過程で効率化をしてカタルシスを得る事も出来ます。
これはやり続けなければ見えてこない部分の発見にもなります。
ただ餅を焼き続けるという事が仕事に直接活かせるということはないですが、その時の体験は仕事にも活かせる部分があるかと思います。

まとめ

これらの出来事をやってみて思ったのは、やるときに「やらされて」やった場合と「自分から率先してやった」場合とは経験の質が異なるなということです。
僕は元々すごくめんどくさがりなのですが、最近は率先してやることによって得られる経験の質が高いことを感じているので、出来る限り「楽しんでやってみよう」と思って動いています。
何事も経験ですね。
色々経験して自分の成長の糧にしていきたいと思います。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
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