年末なので、自分に期待されている役割と自分の今後の方向性を考える
Publish2017/12/13(水)
今日はほぼ独り言のようなことを書こうと思います。
今日書く内容は、最近の仕事で色々とこれはこうせなあかんななどと考える機会が多くて、それらの事について改めて来年はこうしようという、極めて前向きな内容になります。
「ホームページのお医者さん」としての期待されていることについて
ここ最近、ありがたいことにたくさんのご依頼をいただいており、正直その全部に手が回っていないような状態です。
以前このブログにも書いたかもしれないですが、今は週に3回はお客さんのところに半分在籍するような形で、じっくりホームページの運用に携わっています。
この形はすごく気に入っていて、このこと自体に全然問題は感じていません。
僕が問題に感じているのは、新規でお問い合わせをいただく人達にその分リソースが回せない形になっていて、きちんと向き合う時間が確保できないという点です。
どっちかが立てばどっちかは立たない、うまく両立させることも難しいという現実もわかってはいますが、それでも歯がゆいんですよね。
新規でお問い合わせいただく場合、要望として「今にすごく問題を感じていて、すぐにでもこの状況をどうにかしたい」という希望を持っている場合がほとんどです。
この場合、僕に求められているのは「早急に現状の問題を解決すること」な訳で、のんびり時間をかけてすることではないので、「今最優先に何をすべきなのか」という道を示すことが重要な訳です。
そのためには、現状のサイトの分析を行い、「まずどこから手をつけるのか」「根本的な問題がどこにあるのか」を特定することが大切です。
そして、それにはある程度の時間が必要で、その時間をどうやって確保していくのかというのが今後の、さしあたっての来年の課題です。
そんなことを考えていたら、今後必要なのは「ホームページのお医者さん」のようなわかりやすいイメージなのかなとかも思いました。
まず、ホームページに問題がある、問題があるのはわかってはいるけど、どこに問題があるのかはわからない。
でも、この問題は解決したいというような状況は、「歯が痛くなってどうしようもないから歯医者さんに行こう」という状況に似ていると思いました。
僕の存在が、「ホームページのお医者さん」的な立ち位置であれば、ちょっと調子が悪いからもっと悪くなる前に見てもらっておこうとか、実際のお医者さんとの付き合いをイメージして相談できるので、やりとりをイメージしやすいかなとも思いますし。
あと、お医者さんというイメージであれば、薬を処方すれば治る病気もあれば、完治するのに長い時間が必要な病気もあるわけで、状況によって行う対応が違ってくるというのもイメージしてもらいやすいのかなと思いました。
何かに例えると、分かりづらいものがわかりやすくなるというのはありますが、「ホームページの運用」と「ホームページのお医者さん」というのでは、明らかに後者の方がわかりやすくとっつきやすいイメージがありますね。
問題は、お医者さんはきちんとした資格を持っていて初めて名乗れるのに引き換え、「ホームページのお医者さん」という場合はその根拠が不明瞭で言ったもん勝ちみたいなところもあるので、逆にうさんくさいというイメージになるかもしれません。
わかりやすいけど、一長一短だなーとか、そんなことを考えながら暮らしています(笑)
より気軽に相談できる存在でありたい
そもそもの話ですが、なぜ僕にこういう相談がよく来るのかと言いますと、こういうお客さん側で感じる問題が顕在化してきて、その原因を作った人たちのことが信用できないから、検索して信用できそうと思って僕のところにお問い合わせをしていただくというのがきっかけだったります。
僕は大阪に住んでいますが問い合わせは大阪以外の地域からもいただいたりもするんです。
これは、逆にいうと問題を感じているお客さんが、地元の会社や、近隣の会社に気軽に相談できないということを意味しているわけです。
近くに気軽に聞ける人がいれば、わざわざネット経由で離れた地域の人に相談とかするわけもないわけですから。
そういうことを考えると、僕がやっているふにすWeb相談所は、すごく人気ということでもないですが毎月のように相談に来られる人がいるという点で、問題が大きくなる前に事前に相談ができる環境という意味で、一定の役割で人の役に立っているのかなとか思えます。
こういう場所が増えれば、重要な問題が起きる前に未然に防ぐこともできるわけで、もっと広がってくれるといいなと思っています。
そういう観点から考えると、これまでやってきた活動には一定の成果があったと思いますし、人の役に立つ活動にもなっているかなと思います。
このスタンスは崩さずに、これからはもっと気軽に相談できる存在になっていきたいなと思います。
「ちゃんと」「丁寧に」する。
上記で、「お客さん側で感じる問題が顕在化してきて、その原因を作った人たちのことが信用できない」と書きましたが、お問い合わせをいただく時点で、お客さんの中では過去に付き合いのあった(今付き合っている)ホームページの制作会社への不信感というのは、かなり大きいです。
そこの会社が「ちゃんと」「丁寧に」仕事をすれば、こっちに話が来ることもないわけなので、当然と言えば当然ですがそのどれもが「これはひどいな」と思える手抜きだったり、「どうせ知らんからこんなもんでいいわ」的な雑な作りだったりを目にするたび心が痛みます。
その作った制作者への怒りもありますが、それよりも運悪くそんなこと達に当たってしまい、自分の与り知らないところで不利益を被っているお客さんがかわいそうだなと思って心が痛むわけです。
新規でお問い合わせいただく場合でも、まずそういうことがあるのでこちらに対しても疑念を持って接されることもあるわけですが、こちらは恐らくそういう経緯でこの話は来ているんだろうなと薄々気づいて話をしているので、実際にそういうことだった場合は「やっぱりそういう流れか」と思って悲しくなります。
人のことをとやかく言えるような人間ではありませんが、制作をしている人の中で、そういう手抜き仕事をする人やお客さんを騙すような形で利益を上げようとする人は、お願いなのできちんと仕事をしてくださいとお願いしたいです。心の底から。
そういうのを反面教師として、僕自身はこれまで以上に「ちゃんと」「丁寧に」仕事をしないといけないなと思いますし、そのようにしたいと思うのです。
失った信頼は取り返せないと思うくらいの心持ちで。
この話とは少しずれますが、こういった適当な仕事ぶりや手抜きの様子、不誠実な態度を取っている人にたまに出くわします。
こういう人たちは、その場だけよければそれでいいと思っている傾向があり、うまく場を取り繕おうとし、そうできていると思っている節がありますが、実際のところそんな薄っぺらい一時的な取り繕いには穴があるので、すぐボロが出ます。
そういうことで失った信頼は、多分取り返せないと僕は思うんです。
そういう人たちを見て、「ああなったら終わりやな」と思いますし、その人が失った信頼はもう取り戻すことができないなと思うと、自分はこうはならないようにしなければと、思うわけです。
がんばって気づいてきた信頼も、一瞬で崩壊するというのは昨今の例でも似たようなのがありますよね。
そうならないようにしようと、常に丁寧に、きちんと誠実に対応していくという、コツコツ積み上げる努力を来年もがんばろうと思います。
ということで、来年もよろしくお願いします。