Web制作会社の比較・一括見積もりのサイトから電話営業が来た件
Publish2016/04/20(水)
昨日Facebookで書いた件が意外に考えてみたら面白いなと思うので、記事でも書いておこうと思います。
昨日の発言はこんな感じ。
どことは言わんけど、制作会社比較サイトの電話営業が来まして、依頼が来たら一括見積もりをしてあいみつで受託で受けるというよくあるパターンの営業で、そういうのいらないので断ったわけですが、あなたはそもそも公開してない電話番号をどこで入手して営業してきたんですかね。
不信感しかないわw— でぐりんちょ めちゃむーちょ (@deroter) 2016年4月19日
サイト制作会社の比較一括見積もりサイトってそもそも必要なんかな。
今回の話が面白いなと思う一つの理由は、サイト制作会社の比較一括見積もりサイトってそもそも必要なんかなという部分があります。
こういうサイトのノリとしては、引越しの一括見積もりと同じような感じだろうなと思うわけですが、単にサイトを作るということが「どこに頼んでも一緒だから少しでも安いところに頼めばいい」という思惑がどストレートに漏れまくっていますね。
僕の場合であれば、仮に依頼を受ける場合は見積もりを作るのでも現状のサイトの分析やサイト構成のことなど結構考える部分があるので、結構時間がかかるので、気楽に見積もりされるような感じはあまり好きではないです。
「ちゃちゃっと見積もっといてー」とかいうようなノリにはイラってしますもんね。
今はしてませんが、見積もりを有償対応にしてもいいんじゃないかとも思ってますので、そもそもこういう話には全く興味が湧きません。
あと、このサイトを利用する人も別に僕ではなくて誰でもいいし、そもそも安ければそれでいいという考えの層の人が利用すると思うので、仮に請てしまったとしてもその後のトラブルになる可能性も非常に高いように思うわけです。(経験上の話で推測ですが)
そう考えると、僕がこのサイトに登録するメリットはないです。
断言してもいいですが、僕にとってのメリットはありません。無駄な時間が増えるだけです。
そんなくだらないことに時間を使うなんてとんでもないですし、その無駄になる時間は今のお客さんに向けて使われなければいけない時間なので、こういうサービスに加担すること自体が自分にとってマイナスなわけです。
これはあくまで僕個人の意見ではありますが、プロとしてサイトを作っている人は当然比較からの一括見積もりに手を出すメリットがないように思うんですよね。
そうなると、当然そこに参加している人たちのレベルもお察しかなと思います。
中にはそうではない人もいるかもしれませんが、利用する人の大半は安物買いの銭失いをするためのサービスなんだろうなということは想像に難くありません。
そして、当然のようにうまくいかないので、Web自体に価値がないと思い出すわけです。
その先にあるのは、うまくいかなかったフラストレーションが、業界全体を非難するような声になるということでしょう。
すごく雑にまとめると、存在しているだけで世の中に悪意を循環させるツールだと言っても過言ではないのかなと思うわけです。
電話番号公開してないのに、なんで電話で営業してこれたんだろう
さて、比較からの一括見積もりのことは、上で書いたように僕は全くいけてないサービスだなと思っているわけですが、人によってはそうでもないこともあるでしょう。
価値観は人それぞれなので、そのこと自体は否定しませんが、仮にその事業が価値のあるものだったとしても、見過ごせないのは営業電話がかかってきたという最初の順番がおかしいところにあります。
先ほどのツイートでも書いたように、僕は基本的に電話番号をサイトにも名刺にも掲載していません。
掲載していない理由は、今回のような営業電話に無駄な時間を割かれたくないからです。
そんなことを考えている人に、この営業さんはどこから調べたのか営業電話をしちゃうわけです。
電話を受けた方からすると、「なんでこの人この電話番号知ってんの?公開してないのに。」と思います。
この不信感は相当なもので、もうそこから何をいいことを並べ立てようが、一切信用できません。
せっかくしている事業が良いものであったとしても、この電話営業で全てが台無しです。
この投稿をした後、こういう比較・一括見積もり系サイトでは、承諾もなく勝手に載せられる例もあるらしいということを教えてもらいました。
人から聞いた話なので、自分が確認しているわけではないですが、仮にこれが本当だとしたらものすごい迷惑ですね。
勝手に載せられた挙句、見積もりも出さない不誠実な会社というレッテルが知らぬところで起きているとか、狂気じみてます。
まとめ。仮に真っ当な商売をしているのであっても、順番が間違ってると信頼なんてされないよねという話。
今回の一連の流れで考えたのは、最初の時点で不信感しかないような状態だと、何をしても無意味だなということです。
どれだけ優れたサービスであろうと、やり方を間違えたら意味ないどころか逆効果になるということは、覚えておいて損はないかと思います。