1+1が2にならない。シナジー効果を考える
Publish2014/12/09(火)
今日は、昨日の仕事中に考えていたシナジー効果について書いてみようと思います。
今から書くことは愚痴っぽく聞こえますが、よくよく考えてみるとこの効果を「仕事で効果を出す際に要素として導入」すれば、使い方によっては非常に強力なのではないかなと思うのです。
シナジー効果について考えたきっかけ
考えたきっかけは、昨日仕事をしていたときの環境にあります。
昨日はいつものように、最近よく行っているワークスペースで作業を行っていたのですが、そこのスペースにいわゆる典型的な「大阪のおばちゃん7人」がやって来ました。
このスペースではたまにそういう事があるのですが、昨日は特にすごくて、大阪のおばちゃんが7人もいるとそれはそれはもう、「うるさくて仕方ない」わけです。
僕は作業する時に、若干のノイズがあったほうが集中できるタイプなのですが、さすがにちょっとうるさすぎました。
そこで、「なぜこのおばちゃんたちはこんなにうるさいのか?」「なぜここまで盛り上がることができるんだろうか?」
を考えて観察していたんですが、少し分かったことがあります。
それは、「人の話にどんどん被せていくから」です。
人が話をする場合は、基本的には相手が話し終わるまで聞くと思うんですが、昨日のおばちゃんたちは違いました。
人の話を全く聞いてなくて、自分が思ったことをひたすら喋ってるんですよね。
しゃべっている人に聞かせようとするから、しゃべっている人の声よりも大きい声でしゃべります。
その話を聞かないうちから、横からさらに大きい声を被せるから、1+1が2にならずに3や4になっているというわけなんです。
そんな人が7人もいたら、そりゃうるさいよなとなぜだか納得したら不思議と気分は落ち着きました。
仕事でシナジー効果をどうやって活かすのか
おばちゃんの例は迷惑なだけですが、この「被せていく」という部分だけを考えると、ひとつの行動を加速させ拡大させるパワーがあると思います。
何かしらのプロジェクトで、ある一定レベルの壁を乗り越えるためには、絶対的なパワーが必要だと思っていて、そのパワーは、ひとりだと弱くて、人が集まってはじめてその力を得ることができると思っています。
その際に、少ない人数でそのパワーを作り出すことが出来れば、より早く目標地点に到達できると思うんです。
その為のヒントがおばちゃんたちの「被せる」部分なのではないのかなと、ふと思いました。
まさに大阪のおばちゃんはシナジー効果そのものだと思います。
時に必要な「突っ走るための力」を作り出すための一つの考え方として、シナジー効果はいいアプローチだと思いますし、大阪のおばちゃんにはその為のヒントがあるのかもしれません。