SummerSlam2025を見ていろいろと考えたことを書く
Publish2025/08/08(金)

今回はWWEのPLE「SummerSlam2025」を見ていろいろと考えることがあったので書き残しておきたい。
SummerSlam自体のアップデートについて
SummerSlamは元々WWEの4大PLEという位置付けで、レッスルマニア、ロイヤルランブル、サバイバーシリーズの3つと同じくらいの規模感というイメージでした。
ただ、レッスルマニアは別格なので、残りの3つが同じくらいの重要度で並んでいると思っていたのですが、今回のSummerSlam2025は、なんと2DAYSで行われ、合計で11万3000人も動員するという、結構びっくりする結果を出しています。
2日間行われるのはレッスルマニア以外は初で、これはWWEにとってサマースラムがどれだけ重要なPLEとなっているという大きな変化だと感じています。
今までWWEを見ていて、最近は特にどの会場もソールドアウトになっているのを見てきたので、さらに規模感が大きくなっていってるんだなというのをひしひしと感じています。
今後は春のレッスルマニアと夏のサマースラムがトップイベントとして定着しそうなので、目が離せません。
一応このブログは仕事用のものなので、ビジネス視点でのイベント規模の拡大について言及しておきますが、イベント規模が大きくなるということは、チケットの入手状況が困難・複雑化したりして、ユーザー側からすると少し嬉しくない状況も発生するのですが、規模が大きくなれば収益も増加するということなので、その分設備投資ができたり、選手の給与や福利厚生がよくなったりして今よりもいい環境でWWEが活動できるようになるということでもあります。
末長くWWEを楽しみたいので、しっかり収益を上げて、よりよいWWEを運営してくれることを期待しています。
特に印象的な2つの事象について
今回の大会の結果にはいろいろと思うことがあり、本当は全部について細かく書きたいところですが、それをするとキリがないのでそれぞれの日のメインについて書こうと思います。(それでも結構長くなると思いますが)
なお、もうニュースなどにもなっているので結果は知っている前提で書きます。
まだ見てなくてネタバレは嫌やという人はブラウザをそっと閉じてください。
セスとパンクのストーリー
初日のメインイベントは、王者グンターとCMパンクの試合でした。
この試合は元々グンターとCMパンクの因縁とかは全然ないし、結構急に決まった感じもあるマッチメイクだったのと、ヘビー級王座戦とはいえ初日のメインとして割り当てられている以上何かしらのサプライズがあるのではと思って見ていました。
試合自体は、流石に素晴らしい内容で激しく削り合う日本のファンも好きな感じのバチバチした感じでこれは至高の試合やなと思えるものでした。
そもそもこの2人がお粗末な試合をすることなどは考えられないので、世界トップクラスの試合になることは間違いなかったわけです。
試合結果としては、CMパンクがグンターを下して、念願のタイトルを手に入れたわけですが、初日のハイライトとなるのはここからだったわけです。
そう、怪我をしていた(ということになっていた)セスが電撃復帰し、マネーインザバンクの権利を行使し、新王者となったCMパンクとの試合が急遽決定、そして一瞬でセスが新王者になったという一連の出来事が初日最大のサプライズでした。
この情報量の時点で色々と言いたいことが出てくるんですけど、まずはなんといってもセスがこのタイミングで、パンクを相手にマネーインザバンクの権利を行使したという事実が最高にアツいです。
セスとパンクは以前から仲が良くない、犬猿の仲というストーリーできており、今回の初日のメインでパンクがタイトル戦になる時点で絶対なんかしらあるだろうと皆が予想していたと思うのですが、その数週間前にケガで欠場して復帰時期は未定という発表をされていました。
そのため、セスとパンクの因縁があったとしても、流石にこのタイミングではないんだろうなと思ってました。
あと、個人的にはセスはマネー権をシナ相手に使うと予想していたので、セスの入場曲がかかった瞬間に「あ!やべえやん!」とテンションがぶち上がりました。
セスがパンクにマネー権を使った時点で僕の予想は思いっきり外れたので、次の日のシナの試合はどうなんねやろうとか、このストーリーまだ続くんか(笑)とか、グンターの再戦権完全に吹き飛んだな(笑)とか、色々頭をよぎりました。
でも何よりも痺れたのは、セスの入場時の松葉杖を捨てるシーンや、タイトル奪取後のベルトを振り回すシーンなど、セスの一挙手一投足が全て最高に輝いていた点に尽きます。
やはりWWEでトップをはる人が出す輝きは素晴らしい。WWE見ていて最高に楽しいのは、こういう説得力とか美しさにあるなと思いますね。
兎にも角にも、最高でした。
コーディーとシナ
2日目のメインは、コーディとシナのレッスルマニアの再戦です。
前日にセスがマネー権を使ったため、この試合には邪魔が入らないし、終わった後のサプライズも期待は薄いと思ってました。
一点気になるのは、直前のスマックダウンでシナがベビーターンするような動きをしていた点です。
これが当日の前振りなのか、それともガチでベビーターンなのかは、当日にならないとなんとも言えんなと思っていたのですが、シナの入場で久々にモノトーンではない、これまでの「ジョン・シナ」の入場だったので、ほんまにサマースラム直前でベビーターンをしたんやなということがわかりました。
入場の時点で、ヒールではないシナがベビーとしてこれまで積み重ねてきたコーディーと素晴らしい試合を展開していくのを見ていきながら、心のどこかで「これはどっちかが再度ヒールターンとかするのでは?」とドキドキもしながらいい緊張感で見れました。
試合自体も最高に素晴らしく、正々堂々と真正面から当たっていく感じで、これぞ正統派レスリングの最高地点とも言える内容でした。
試合後にもシナとコーディーのハグの際にコーディーに何かメッセージを伝えていて、感極まったコーディーが涙する感じとかも、こっちも見ていてウルウルしてしまいます。
アツい、とてもアツい。
これは最高の内容やったなーと感動し、これでハッピーエンドやなと思っていたところ、まさかのブロック・レスナーの登場(笑)
今日はサプライズない流れでとても綺麗やったやん!と思っていたのに、まさかのサプライズ。
これだからWWEはやめられません。
想像の斜め上から最高な展開をするので、心が休まる暇がありません。
で、なんでレスナーなんかな?と考えてというか思い出してみたところ、シナとレスナーって結構色々関係性が複雑だったのを思いだしました。
シナとレスナーがメインで活躍していた当時は同じ世代だったし、シナがフィニッシャーで使用しているAAも前はFUという名前で、レスナーのF5と名前の関係で揉めてたりして、なんか微妙な距離感と緊張感がある関係性だったんですよね。
そういうことを思い出していて、シナの引退の最後の相手は誰になるのかという疑問がここで解決されたわけです。
まさかのレスナーというカードで。
レスナーはプライベートの方で色々問題あって、WWEにはしばらく出れないのでは?という噂があったので完全に予想外でしたが、これはこれでめちゃくちゃ面白い展開ですよね。
最後に
といった感じで、2試合分だけ感想を書こうと思ったら結構長くなりました。
本当はもっと書きたいことがあるけど自重します。
なんにせよWWEの視聴者を楽しませることのうまさに改めて感心したPLEになりました。
今後はレッスルマニアとサマースラムが年間2大イベントになる感じかと思うので、楽しみが倍になってワクワクが止まりません。