カンブリア宮殿でSnowPeakの特集を見た
Publish2014/09/19(金)
昨日はめずらしくテレビを見ました。
見たのは「カンブリア宮殿」です。
僕が見ようと思っていたわけではなくて、妻が見ていたので横からついでみたいな感じで見たのですが、非常に面白かったです。
SnowPeakといえば、キャンプ用品のメーカーで、最近キャンプにはまりつつある我が家でも色々な商品を知っているメーカーですので、興味があってみた感じです。
見て思ったのは「ものを作る」という事についてもっと考え直さないといけないかもという事でした。
その辺の思った事をかいつまんで書いてみます。
スタッフ全員がキャンプが好き
SnowPeakの入社条件は「キャンプが好き」かどうかだそうです。
もちろんそれ以外の条件もあって当然だと思いますが、やはり自分が好きなもの・情熱を傾けられるものでないと本物のよさを追求する事はできないんじゃないかなと思います。
SnowPeakに入社する人は年間60日くらいはキャンプをするくらいのヘビーユーザーがたくさんいるらしいです。
実際にキャンプをするキャンプ好きだからこそ、ユーザーニーズを理解して、製品がユーザーに感動を与える商品作りができるというのも納得でした。
昔から「好きこそものの上手なれ」といいますし、一定レベル以上の知識と経験は「好き」というモチベーションがあればこそ高いレベルで維持できていくものではないかなとも思います。
ファン参加型キャンプイベント「スノーピークウェイ」
番組中で何回か出てきたイベント「スノーピークウェイ」もかなり面白い取り組みでした。
実際に自社のユーザーを集めて一緒にキャンプするという、一見どこでもやってそうなユーザーイベントですが、よく考えてみると「寝食を共にする」事で、ユーザーの声はかなり遠慮ない感じでダイレクトにはいってくると思います。
参加時間も長いですし、夜にはお酒も入ると思いますので、かなり本気の意見を聞く事ができる場所なんじゃないでしょうか。
「こういうものがあったらいいな」というようなざっくりとしたイメージとか、「この商品は大きすぎるからもう少しコンパクトなものがあるとうれしいな」というような商品の改良に直接的に影響しそうな具体的な意見まで、幅広く拾えそうな気がします。
まとめれてないけどまとめ
他にも色々と面白いなと思うところはありましたが、一番気になったのはこの辺の商品開発をする上での心構えというか姿勢でした。
商品開発をする側が、まずその商品やサービスのユーザー的な視点(しかもマニアといわれるレベルでの視点も必要)を持ち、時代の流れやユーザーの趣向に合わせて「これが今素晴らしいと思う」自信を持って世に発表できる商品をリリースするという姿勢ですね。
その為にはユーザーの声を直接聞ける機会も積極的に用意するし、自分自身がユーザーでもあるので自分が使いたいと思えるものを作るというスタンスが重要だということでしょう。
なんにしても、ふと見た番組だった割にはかなり色々考える事ができてとても面白い時間でした。