ロマサガ2の陣形をWeb戦略になぞらえて考えると面白い。
Publish2015/11/25(水)
今日は自転車を漕いでいる時にふと思った「これ面白いかも」と思ったロマサガ2の陣形とWeb戦略をなぞらえて考えると面白いかもしれないなという話です。
ロマサガ2の陣形とは?
まず知らない人向けの前提条件。
ロマサガ2はスクウェア(スクウェアがエニックスと統合される前の話)から発売されたスーパーファミコン用のソフトです。
詳しくはwikiで。
ロマンシング サ・ガ2
発売が1993年12月10日なので、もう22年も前とかおっさんドン引きなわけですが、それはともかくとして僕はこのゲームが非常に好きです。
自由度の高いストーリーやキャラクター、閃きシステムなど魅力は山ほどありますが、ロマサガ2になってから出てきた要素「陣形」も非常に味わい深く楽しい要素の一つです。
ロマサガ2は基本的に敵がめちゃくちゃ強いんですが、弱いパーティーでも陣形と戦術次第では勝機を見出すこともできるという絶妙なゲームバランスもあり、ロマサガ2の面白さをさらに味わい深いものにしてくれています。
ということで、今回は僕が好きかつ効果的な陣形をベースに、Web戦略となぞらえて考えてみましょう。
具体的な陣形と戦略の例
今回考える陣形は
- フリーファイト
- インペリアルクロス
- 鳳天舞の陣
- アマゾンストライク
- ホーリーウォール
の5つ。それぞれに特徴がある陣形なので考えやすい感じです。
フリーファイト
まずは初期陣形のフリーファイト。
これは陣形以前の問題で、力で殴りあうスタイルです。
陣形による効果を一切受けないので、頼るのは各個人の強さのみというシンプルな形です。
何も策を労せずとりあえず行き当たりばったりでやっているWeb戦略のないグループという感じになります。
これは何も考えがないので、最もいけてないかと思われがちですが、まぐれ当たりがあったり意外と力技でいけたり、変に策を練っていない分デメリットがないなど、予想外に健闘する場合もあります。
ただ、やはりあえてそうするのであればともかく、考えずにしているのであればやめたほうがいいですね。
この無策な感じを見たら「御社はフリーファイト型ですね!」というようにします(実際は言いませんけど頭ではそう思っておきます。)
インペリアルクロス
次に考える陣形はインペリアルクロス。
ロマサガ2をしたことがある人は誰もが知っている陣形です。
主人公のジェラールに父親のレオンが教えた陣形としても有名で、先頭のベア(この画像では赤ちゃん)が攻撃を一手に受け、真ん中のフリーターのお兄さんがリーダーで活躍する陣形です。
一番後ろのおじいさんには攻撃が当たらないので、魔法使い系ユニットなどの防御力が低いキャラを配置します。
あと、書き忘れましたが左側から敵が攻撃してくる感じです。
この陣形のいいところは、メインになる人と受ける人、攻撃サポートの役割が綺麗に分かれているところです。
また、各個人の特性やスキルに合わせて適材適所に人員配置が行われているので、チームとしてのバランスがとてもいいです。
Web戦略で考えると、デザイナーとライターが真ん中と後ろ、ディレクターが最前列にいて、アシスタントが脇を固めるような感じです。
実に安定しているので、役割分担がきちんと機能して行われているチームを見たら「御社はインペリアルクロス型ですね!」というようにします。
鳳天舞の陣
次の陣形は鳳天舞の陣。
この陣形は真ん中のおじいちゃんに敵からの攻撃を集中させ、周りの4人で叩くスタイルです。
Web戦略で考えると、敵に対応する防御は防御力に信頼が置けるひとり任せて、残りの4人が攻撃に集中する形のチームです。
突破力を上げることと、防御のバランスを取ることが難しい陣形ですが、防御のメンバーは他メンバーからの絶対の信頼を得ているチームといえるでしょう。
このチームは型にはまった場合にすごい力を発揮するチームだと思います。
リーダーとも言える防御型の人に絶対の信頼感を寄せる結束力のあるチームを見たら「御社は鳳天舞の陣型ですね!」というようにします。
アマゾンストライク
次の陣形はアマゾンストライク。
この陣形は先頭の3人(フリーター、女子高生、赤ちゃん)に素早さと攻撃のボーナスが付く超攻撃型陣形です。
基本的に「さっさと敵を倒す」ということに特化しているので防御面にかなりの不安がありますが、その分突破力はどの陣形よりも勝っています。
Web戦略で考えると、短納期案件で即成果を出す場合のチーム編成になります。
注意点としては、攻撃力は高いですがその分防御が脆いので長期戦には向かないチーム編成になります。
一瞬で勝負を決めるくらいの爆発力が欲しい時にはこの陣形でしょう。
いけいけどんどんでガンガン押してくるチームを見たら「御社はアマゾンストライク型ですね!」というようにします。
ホーリーウォール
最後の陣形がホーリーウォール。
先頭の男性陣3人に防御力のボーナスが付く防御重視型の陣形です。
この陣形で戦う場合は基本的に長期戦を想定とした戦略になりますので、持久力と体力が勝負のカギです。
Web戦略では、長期的プロモーションを行う際のチーム編成として最適なのではないでしょうか。
中長期を視野に入れた手堅いチーム編成のチームを見たら「御社はホーリーウォール型ですね!」というようにします。
まとめ。ロマサガで考えたらやっぱり面白かった
ロマサガの陣形と実際のWeb運用でのチーム編成を考えてみましたが、やはりロマサガで例えて考えると非常にわかりやすくてイメージも鮮明でした。
(僕は特にという意味ももちろんありますけど)
何かの編成を行う時に使えるなと思いましたので、その時はこの考え方を使ってみようと思います。
あと、今回は僕はわかりやすいようにロマサガで考えましたが、人によってはサッカーのフォーメーションで考えたほうがわかりやすいとか、野球の打順で考えたほうがわかりやすいとか人によってわかりやすいモチーフが変わってくると思うので、自分の場合は何になるかなと考えてみると面白いと思います。