改めて見る「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」が面白い
Publish2023/05/26(金)
GW期間中にまとまった時間が出来たので、なにか新しいことを始めようかなと考えていたのですが、新しいことを始めるのと逆の発想で過去の振り返りをしてみるのも面白いのではと思い、これまであえて避けてきた機動戦士ガンダムを見直してみようと思って全話を視聴しました。
ファーストガンダムはなんとなくでところどころ見た感じではあるんですけど、きちんとまとめてちゃんとした感じで見るということはこれまでしていませんでした。
というのも、ガンダムの道は奥深く、簡単に手を出していいものではないということを肌で感じていたためです。
ガンダムに詳しい人で、かつファーストガンダムへの愛が深い人に気軽に話を触れるようなことは不用意にワニの口に素手を突っ込むような危険性を伴うので、にわかが下手をすると火傷すると思っていたため、これまであえて見ないようにしてきました。
ですが、よく考えてみるとSEED以降のガンダムはこれまで一通り何故か見ているので、今更ファーストだけスルーするのもなんだかおかしな話だなと思ったということも理由にあります。
時間もあるし、なにより人の心を震わせる作品だという事実がわかっているのに放置するのも人生の損だとも思ったので見ることにしました。
ビールとのセットが最高のエンタメ
ここ最近、自分の中で「面白い作品はビールを飲みながら見るとより面白い」という方程式ができています。
別にビール飲まなくても面白いものは面白いということに変わりはないのですが、少し酔った感じの状態でみると作品に没入できて集中力がある状態で見れるためだと思われます。
そんなわけでガンダムもビールを飲みながら見始めたんですが、これが最高にハマりました。
初回放送が1979年、僕が1歳の頃の作品なので、映像としてみると現代の映像と比較するとかなり厳しいのですが、見慣れてくるとそこまで気にならなくなってくるのでストーリーに集中できるようになってきたくらいで、これまでいろいろな場面で見てきた名言が結構な頻度でどんどん出てきます。
見るたびに、「あ、このセリフってこういうタイミングで言うんやな」という発見があり、前後の文脈もふまえてみると「なるほど、こういう感じで使ってるんやな」という妙な納得感があって最高です。
ストーリーやキャラが破天荒で面白い
名言などはネットでこすられまくっているので度々目にしますが、ストーリーについてはなんとなくは知っているけど、どういう意味合いなのかは理解できていなかったので、今回見るときに注目していたポイントの一つだったんですけど、ストーリーもかなり面白いですね。
1話目からコロニー落としが起こったり(しかもけっこうさらりと流す感じで)、アムロの父親が宇宙に放り出されたり(見た瞬間これはアウトやろと思ったんですが、後ほど大丈夫だったことがわかるんですけど、よくあれで生きてんなと思うタフさ)、説明書を見てガンダムを動かすアムロなど見どころ盛りだくさんで頭がついていきません。
また、ヒロイン枠のはずのフラウ・ボウへの扱いがけっこう雑だったり、アムロの性格もだいぶ難がある感じで癖が強いなと思ったりもします。
兄貴分のリュウさんが亡くなるシーンとかは普通に泣けますし、見ていて飽きることがありません。
連邦軍側だけじゃなくてジオン側のキャラも魅力的で、シャアはもちろんですが意外と子供思いのザビ総帥とか、脳筋だけど家族思いのドズルさんとか、坊やだからさと言われてしまうガルマとか、ザビ家の面々もかなり個性的で面白いです。
改めて感じた面白さ
といった感じで、書き出したら止まらなくなるくらい面白かったです。
多くの人が夢中になる理由もわかりますし、40年たった今でもこれだけ面白いというのは、作品自体の本質的な面白さが時代を経ても色褪せないということで、本当にすごい作品なんだなと改めて感じました。
全部で43話もあるのでなかなか大変ではありますが、あえて今ガンダムを見るというのは非常に有意義だったと思っています。
余談ですが、この勢いのまま今はZガンダムを見ていますが、こちらも相当に面白い。まだまだ面白いのが控えていると考えると普通に楽しみが増えて最高な気分です。