ポケモンの名言から考える自分の在り方
Publish2015/09/08(火)
今日は、僕が普段の生活でも結構常に忘れずに心の片隅に置いている「ポケモンの名言」について書きます。
この言葉はポケモンをしている人なら誰でも知っているくらい有名な言葉ですが、改めて考えてみるととても心に刺さります。
カリンの名言
今回紹介するポケモンの名言は、金銀でポケモンリーグ四天王をしておられたカリンさんが主人公に対して言った言葉です。
それがこちら
つよいポケモン よわいポケモン そんなの ひとの かって
ほんとうに つよい トレーナーなら
すきなポケモンで かてるように がんばるべき
バトルで負けた後に言ったので、負け惜しみにも聞こえかねないタイミングだったんですが、カリンさんがポケモンバトルに対してどういう思いで取り組んでいるのかがよくわかる言葉だと思います。
僕はこの言葉を聞いた時からずっと心に残ってて消えないんですが、なぜ消えないんだろうと考えると以下の2つのことに対する「思い」がすごくいいと思っているんだなと今は理解できます。
結果と過程をデザインする思考
僕がポケモンバトルがすごく面白いと思う理由の一つに、「どういう手順で勝利に至るのか」をデザインすることができるという魅力があると思っています。
限られた条件の中で、自分が理想とする形で勝利する。そしてその過程を想定したメンバーの選別、技構成の作成、それを実現するためのパラメーターの調整など、いろいろな要素を考慮して「勝利」という一つの目的に至る過程をデザインできるのはとても楽しいものだと思うんです。
そして、その限られた条件を自ら狭めて厳しい条件を課していく姿勢というのはストイックで好きなんです。
その理由が「このポケモンが好きだからこのポケモンで勝ちたい」という純粋なポケモンへの愛からきているということであれば、それに対して好感を持たないはずがありません。
自分が好きなポケモンを使って、どうすれば勝利できるのかを考える。
これってまさに「ポケモントレーナーとしての自分がどうあるべきか」ということに正面から向き合っていると思うんです。
こだわりを大事にするという部分
ポケモンには「最強」という存在がいないんですが、それでも「強いポケモン」は存在します。
単純にバトルに勝つということのみを目的にするのであれば、そのポケモンが好きかどうかということはメンバーを選出する上での理由にはなりません。
もっと上位互換の強いポケモンがいたりもしますし。
でも、それでもなお「自分はこのポケモンが好きだからこのポケモンで勝ちたい」という思いやこだわりは、すごく大事な感情だと思います。
勝負の結果が全てではないということではなくて、ハンデがあるとわかっていてもあえて好きなポケモンを使うというのは、その不利な条件でどう勝利を勝ち取るのかということです。
結果とその過程を重要視するその思考が好きなんですよね。
このように、ポケモン一つとってみても、バトルで自分がどうありたいかというスタイルや、自分のポリシーを曲げないという部分がすごく人間臭くていいですね。
だから僕はきっとポケモンが好きなんだと思います。