ローストビーフ丼から考える人気店の繁盛の理由
Publish2015/11/16(月)
今日は人気店ってどういうところが理由になって人気が出ているのかを考えてみようと思います。
というのも、最近開設したふにすWeb相談所の窓から見えるローストビーフ丼のお店がいつも繁盛しているので、すごいなと思いましてその人気を考えてみたら面白そうというのがきっかけです。
なお、僕自身はこのお店にまだ行ってません。行ってから感想を書くほうがいいような気もしないでもないですが、行っていないことで「おそらくそうじゃないだろうか」ということを考える形で書きたいと思います。
肉は正義?ローストビーフ丼自体の魅力。
まずは、売っている商材自体の魅力について考えましょう。
Facebookでこのローストビーフ丼のお店のことを書くと、ある方がすごい言葉をコメントしてくれました。
そのコメントが「肉は正義」。
言葉のインパクトが強くてすごいのはもちろんですが、すごく大事なポイントを捉えていると思います。
というのは、たぶん肉に対して魅力を感じる人、肉という存在でこころが動く人が一定数以上この世の中にいて、その人たちにしてみると「美味しそうな肉」であるということだけで、そのお店に興味を持つからというのがその理由です。
単に美味しい料理ということではなく、「肉」であることが重要で、肉を前面に押し出した「ローストビーフ」が大量に乗っかったローストビーフ丼という言葉だけで心が動くということでしょう。
ちなみに、最近気になるのはローストビーフ丼が結構どこでも人気になってきているというブームのような感じです。
神戸や東京にもローストビーフ丼で話題のお店がありますし。
こう考えると「ローストビーフ丼」という存在自体の話題性も人気に大きく影響しているんじゃないかと思いますね。
見た目のインパクトが重要な立て看板。目を引く写真の重要性。
お店が繁盛している様子を見ていて気付いたことがあります。
それは、お店の前に置かれた立て看板。
相談所の前の道は比較的交通量が多くて、中でも市役所までの近道として利用する徒歩の人が多いです。
その人たちが、歩いている時にふと目に入ったローストビーフ丼の看板でよく立ち止まります。
中には看板の写真をスマホで撮影している人もいるくらい。
明らかにこの看板の引きが強いのは疑いようがありません。
看板には面の半分ほどに丼に山盛りにされた肉の写真がアップで掲載されていて、あとは価格が書いてあるだけです。
実にシンプルなんですが、その分写真から伝わるローストビーフ丼の「肉感」が強調されています。
このインパクトがすごいので、肉好きの目を引き、立ち止まらせるのではないかなと思います。
味や価格、話題性と口コミの効果
ちなみに、ローストビーフ丼は880円からなので、そんなに安いということもありません。
なので値段だけで考えるとそこまで引きが強い訳ではないんですが、見た感じ価格に対してのコストパフォーマンスのよさは感じます。(まだ食べていないので窓から見ての感想です)
880円でがっつりローストビーフを食べれるということは価格以上のインパクトがあります。
見た感じリピーターもけっこう多そうなので、味もきっと美味しいんでしょう。
お店は天気がいいとテラス風に全面的に開放されるので、外で食べているような感覚もあり、雰囲気もいいですし。
こういう「このお店美味しかった」とか「このローストビーフ丼はおすすめ」みたいな感想があると、人に教えたくなりそうな感じもします。
特にこのお店の場合はローストビーフ丼というわかりやすい特徴もあるので、口コミでも話題になりそうですし、そういういろいろな要素が重なって人気店になっているんじゃないかなと思います。
人気店の考察は面白い
今回、相談所の目の前にあるローストビーフ丼のお店を観察して色々想像してみましたが、やっぱり人気店の人気の理由を探ると面白いですね。
どこに人が注目しているかとか、こういうところが人気の原因じゃないかという仮説を立てたりとかはWebのコンテンツに似ている部分がありますし。
Webだと少しわかりづらかったりイメージしづらい事も、実際の店舗になぞらえて考えるとわかりやすいので、考える際のアプローチの方法の一つとしても面白いような気がします。