楽しく生きていること、平和に過ごせている事の幸せを忘れないようにしよう
Publish2014/08/22(金)
Update2020/11/25(水)
昨日は録画していた「狂気の戦場ペリリュー」を見ました。
この番組は、太平洋戦争のペリリュー島の戦闘のドキュメントなんですが、つい最近発見された当時の映像が公開されるということでとても興味があってみたんですが、思っている以上にすごい内容でした。
戦闘自体のことはWikiediaを見たほうが分かりやすいですが、この映像見た後だと色々考えさせられます。
ペリリューの戦い
今こうやって生きていて、毎日少しめんどくさかったりイライラすることがあったりしますが、それでも基本的には平和に楽しく暮らせていることは本当に幸せなことなんだなということを考えています。
映像の中で当時の戦闘の経験者がインタビューに答えているのですが、全員90歳を超えています。
戦争があったのが70年前なので、当然といえば当然ですが、この映像の時代を生きてそのことを証言できる人もあと10年もすればこの世界からいなくなる可能性もあるわけです。
こういう映像が残っていることで、後世の人にどういう事があったのかを伝えることが出来るというのは大切な事だと思います。
こうして毎日平和ボケして生きていられることは、とても幸せなことだと心から思います。
そして同時に、人間の残酷な一面も忘れることができません。
インタビューでアメリカ人のおじいさんが「日本兵17人を皆殺しにした」と笑顔で語っていたシーンとかはかなり寒気がしました。
戦争中に心が病んで発狂する人を味方がころしたり、投降する味方を処刑したりと、普通に過ごしていたらまずそんな事にはならないんじゃないかという事が起こったりなんかも衝撃的です。
山に立てこもる日本兵を殺すために射程距離100m超の火炎放射器を実戦投入したり、死体のことを「丸太」と呼んでいたりとかも、ちょっとひどすぎるエピソードですが、当時の異常な状態を知るという意味で分かりやすい例でした。
かなりグロイ映像(多分テレビで公開できないもっとひどいものもあると思うけど…)で、子供には見せられないくらいショッキングな内容ですが、70年という少し昔にこういうことがあったということはやはり忘れてはいけないんじゃないかなと思い直しています。
今の子供達が大きくなった頃には、こういうことがあったという事も知る機会がなくなっていくのかもしれませんが、こういった映像があることで、次の世代に平和の大切さを考えるきっかけにすることが大切なんじゃないのかなと思います。
人は同じ過ちを何度も繰り返す愚かな生き物かもしれませんが、その愚かな行為を繰り返さないためにも、せめて大人はこういう事実から目を背けずに生きていくことが必要なんじゃないのかなと思います。
ちょっとテーマが重すぎるのでとりとめのない感じになりましたが、この映像を見る機会があれば、ぜひ見てほしいなと思います。