駐車場係の仕事から考えられる臨機応変の大切さ
Publish2014/07/23(水)
先日息子の通う幼稚園のイベントで駐車場係をしてきました。
駐車場係とは、幼稚園に隣接するグラウンドに車を誘導するという役割です。
幼稚園のイベントなので幼児と父兄が入り乱れるので、事故のないように安全に誘導させるということがもっとも重要な役割です。
この駐車場係は、去年辺りから何度かやっていたのですが、今回やってみて改めて気付いたというか思うところがあるので書いてみようと思います。
再優先させる事と段取りのよさは必須
まず、この係の最大のミッションであり最優先事項は「何事もなくスムーズに誰も怪我することなく会が終了するまで見守る」事です。
ここは絶対に守る必要があるわけで、あとはできればスムーズにという部分なんですが、実際にやり始めるとやはり段取り重視になってくるというか、よりスムーズに誘導させたくなってきました。
ここで考えなければいけないのは、「これだけはやっておかないといけない」こと+「こうやっておくともっとよくなる」という風になってくるという事。
人間とはわがままなもので、必要最小限のことだけでは満足できないわけです。
なので、与えられた役割を単にこなすだけではなく、さらに何かしらの付加価値をつけようとしてしまうので、そのバランスを随時確認できるようにしておく必要があります。
時にはルールを破る必要もある
駐車場係は、けっこう単純な作業です。
与えられたポジションで、周りを確認して車を誘導すれば基本的には大丈夫ですので。
ただ、その単調な作業時にまれにイレギュラーなことが起こります。
例えば誘導させる車が想定と違う方に行こうとしたり、子どもが飛び出してきたりなどです。
ルールがある中で流れに沿って対応すればいい状況で発生するイレギュラーな場面は、臨機応変にその状況に合わせて対応する必要があります。
時には持ち場を離れて体を使って車を止めたり、誘導させるルートをその時空いている方向に変えたりなどです。
今回の場合は、来場の車と帰宅の車のタイミングがあってしまったのでちょっとした渋滞が起こり、その渋滞を解消するために、帰る車を少し脇の道に車を誘導させて流れを変えることで対応したりなどしました。
マニュアルがあるわけではないので少し意味合いは違いますが、マニュアル通りにしていたら渋滞が発生して付近の住民から苦情が来ていたということも考えられますし、事故が起こる可能性も出てきます。
そういう事を考えると、時にはルールを破ってでも臨機応変に対応する必要性もあるなと再認識しますね。
なんども繰り返し行うことではじめて見えてくる世界
そして今回最も感じたのが、この単調な作業の繰り返しでも、何回も繰り返すことで毎回少しづつ必要なことが違う事を発見するわけです。
駐車場係という役割は同じでも、入り口のルートと帰りのルートの変更、車の駐車位置の変更、行きと帰りのラッシュのタイミングのズレなど、その時々で状況が微妙に異なります。
なので、その都度少しアドリブを入れながら対応する必要があります。
そして、その微妙な変化を取り入れつつ、最終的には少しこなれた感じで終わるようになるんです。
これは単純な作業を何度も経験することで、作業自体の熟練度が上がっている状態だと思うんです。
駐車場係のような本当に単純な作業ではその熟練度の変化をすごく感じることが出来ます。
やはり手を動かすことの重要性というか、何事も場数をこなすことはやはり必要だなと思うわけです。
まとめ
普段はデスクワークばかりなので、たまにこういう体を使う系の事をすると慣れないせいもあってけっこうへとへとになりますが、たまには気分転換にもなっていいですね。
実際に体を動かし経験することで、考え方の面でも仕事に取り入れる部分や見直す部分もあるので、たまには違う形の経験を積んでみるというのは非常に重要だと思います。