なんばのラーメン屋のおばちゃんから学んだこと
Publish2015/07/14(火)
先日、大阪はなんばのとあるラーメン屋さんに行ったんですが、そこであった出来事が結構衝撃的だったので、そのことを書いてみようと思います。
ラーメン屋のおばちゃんが他言語ペラペラ
まず、何に衝撃を受けたかというと、ラーメン屋のおばちゃんが中国人の観光客相手に中国語で接客しているということなんですよね。
聞いている限りだと、おそらく中国語と英語くらいは混ざっていたように思いますが、なんにせよ観光で来た海外の方を相手にきちんと接客をしているというのが衝撃です。
見た目で判断するのは良くないですが、普通の大阪のおばちゃんという感じの見た目だったのもあり、余計びっくりしたわけです。
これはイメージですが、大阪のおばちゃんであれば関西弁で海外旅行客相手でも渡り合うようなイメージ(こういうのを先入観というんですけど)な感じだったので、その先を軽く超えてきた感じにすごいなと感心したわけです。
この背景を考えてみると、なんばという地域性がそうさせているのかなと考えていました。
柔軟に変化するということは当然の流れとも言えるということ
大阪に住んでいない人はイメージが難しいかもしれないので説明しておきますと、最近大阪は中国や韓国などのアジア系の観光客がすごく多いです。
とくに心斎橋やなんばといった、ミナミはその傾向がすごく強いと思います。
もちろん梅田とかのキタエリアにも観光客は多いんですけど、ミナミの方が比率的に多いと個人的には思っています。
数年前からそういう傾向もありましたが、とくに最近はその傾向が強くなってきたように思います。
そんな背景もあって、ラーメン屋に行ったときも周りは中国の方だらけみたいな感じでしたが、そう考えるとおばちゃんも必要に迫られて英語や中国語を覚えたんじゃないだろうかと思うんですよね。
もちろん個人の努力は相当なものだったと思いますが、「それをしないとどうにもならない」という状況に置かれたら、自分の意思とは無関係に対応をせざるを得ないということだったのかなと邪推してしまいます。
最近というか、結構前からサイトを作る人の間で、制作の技術的なことやワークフローをこれからどうしていこうというような話を聞く機会が多いんですが、こういうのって実は「まだしばらくは今のままで大丈夫」ということがあったりしているので、実は緊急性はかなり低いんです。
緊急性が低いので、まずはできるところからやっていこうという形で落ち着くんですが、緊急性が低いこともあって結局今だにできていないこととかもよくあります。
なんばのラーメン屋のように、まさに今それをしないとどうしようもないという状況とは危機感が違いますよね。
ラーメン屋のおばちゃんを見て、「人間追い込まれたらきっとなんでもできるんじゃないかな」と思えてきました。
もちろんその状況に直面するのは辛いので、事前に情報がわかっっていたらその対策はしますけど、できる限りそう遠くない未来にそうなるという緊張感を持って毎日を過ごしていかないといけないなと再確認しました。