大阪の人がひとりごとを言うという事について考えてみた。
Publish2015/06/18(木)
今日はまことしやかにささやかれる都市伝説のひとつ「大阪の人はひとりごとをよくいう」という件について僕なりの見解を書いてみようと思います。
いきなり何を言い出すんだと思うかもしれないのですが、理由はきちんとあって昨日見た2人の女性がきっかけです。
きっかけになった2人の女の人
まず1人目は、打ち合わせ場所に思ったよりも早く着いたので、小一時間公園で仕事をしていたのですが、その時にベンチで隣に座った女性。
営業をしていそうな感じのOLさんで、スーツをびしっと着こなしている感じの人だったんですが、資料をにらめっこしながら「うーん、でもそうちゃうよな…あっやっぱこっちか…」みたいな感じで、けっこうずっとひとりごとを言ってました。
そんなひとりごとを小耳に挟みつつ仕事をしていて、そういえば大阪の人って特にひとりごとが多いっていう話をしてたよなーとか思い出した次第。
仕事もきりのよいところだったし、もう発生している蚊にかまれてかゆくなったので、打ち合わせのあるビルに行って2人目の女性を見るわけです。
次の女性も仕事のできそうな弁護士風のスーツをびしっと着こなした女性でした。
エレベーターで同じになったのですが、僕が待っている後ろからエレベーター前にすっとポジショニングしたので、急いでるんかなと思ってみてたんですが、おもむろにエレベーターのスイッチを連打して、エレベーターのドアをドンってたたいたんです。
もちろん「くそっ」とか言いながらです。
めちゃびっくりして「うわ、やばいやつと一緒にエレベーター乗らなあかんやん…」と思ったんですが、エレベータに乗ったら普通に笑顔で「何階ですか?」と聞いてきて、「あれ?さっきのなんやったんやろ」と思ったんですが、動き出したらまた「くそっ」って言いながらドンドンしだして、一刻も早くエレベーターを下りたい気持ちになりました。
2人目の人はたぶんちょっとおかしい人だったんだと思うし、ひとりごとっていう事でもない感じですが、立て続けにひとりごとをいう女性を見てあながち都市伝説ってことでもなさそうやなと考えていました。
本当に大阪の人はよくひとりごとを言うのか?
帰りの電車の中では、いきしにそんな事があったもんやから周りの人をけっこう観察しながら帰ったんですが、おっちゃんやおばちゃんはけっこう普通にひとりごとをいってました。
若い子やサラリーマンはあんまり言ってない感じで、一口に大阪人という分類ではなく大阪のおっちゃんとおばちゃんに特にその傾向が強いんじゃないかなと思います。
普段の事を思い返しても、どう考えてもおっちゃんとおばちゃんはひとりごとをよく言っているイメージですし。
この辺はフィールドワークとかアンケートとか、データを集めてきちんとした統計をとった方がいい気がします。
今言ってるのは感覚値なので。
僕の場合
そんな事を考えて今日は動いていたんですが、途中でふと「自分の場合はどうやろう」とか思ったんですよね。
僕はけっこうひとりごとをいう方なので。
さすがに外では言ったりしませんが(たまに無意識でしゃべっている可能性はある)、1人自宅で仕事をしている時や、車の運転中などは普通の大きさの声でしゃべってたりするので、郵便局やクロネコヤマトやTMGの人が通る時に少し恥ずかしくなったりはしています。
ひとりごとをいうようになったのは、大阪に出てきて一人暮らしをしている時に自然とそうなったんですが、たぶん寂しかったからしゃべったんやと思います。
1人で暇やし、自分相手に話をしたら誰ともしゃべらずに一日が終わる事とかもないですしね。(今考えるとだいぶ違う気がするけど)
ようするに、寂しさを紛らわすためだったり、ストレスがかかった時に発散するために言葉が自然と出てきたというのが僕の場合の正解やと思うんです。
大阪だからとかはきっと関係がないんだろうと思う
そんな事を考えていたら、大阪だからしゃべるってことでもないような気がしてきました。
僕ももともとの大阪の人ではないですし。
寂しかったりストレスが多い生活だと、きっとそうなりやすいと思うので、ある意味地方都市の中では大都市な大阪はそういう環境だとも思います。
今日見かけた2人の女性もきっとすごいストレスを受けていたから、つい言葉になったのだとも思います。
じゃあ大阪よりも都会の東京でもそうなんでしょうか?
僕は住んだ事ないので、そのへんは全然わかりませんので、これを読んだ東京の人が似たような記事を書いてくれればうれしいです。
大阪である理由がしいてあるとすれば、たぶんそれはひとりごとをしゃべっている人がいても「誰も気にしてない」から言いやすいっていうのはあるかと思います。
大阪風にいうと「けったいなおっさんやで」ってやつですが、変なのがおるなと思っても、だからといってそれにびっくりしたリアクションをとらないし、視界に入っても通常どおりでスルーする感じとでもいうか、言葉では言い表しにくいですが、そういう雰囲気があります。
これは大阪に住んだから何となく分かるんですが、大阪の人だからといってみんなが面白いわけでもないし、府民総ツッコミみたいな事もありません。
笑いに厳しいのもごく一部です。(オチのない話すんなや的な事は少しあります)
面白い人が多いという事ではなくて、つまらない、しょうもない事が嫌いな人が多いだけやと思います。
なので、日常生活の中で多少変な事があっても動じないというか、「で、それがなんなん?」みたいな感じになるのかと思うんです。
周りがそんな感じなので、多少ひとりごといってても誰も気にしていない感があるので、言いやすいという事はありそうです。
ところで、今日は意識的に文章に関西弁を混ぜてみました。
こういう感覚的な部分は口語体の方が分かりやすいかなと思ったんですけど、実際のところどうなのかは分かりません。
というオチのない話でした。おしまい。