信号を守る
Publish2014/07/22(火)
先日高槻市の私立幼稚園のPTAの集まりに参加してきたのですが、その際に講師の島田妙子さんが最後に話していた内容がとても面白かったので紹介します。
話の内容自体は全体的に子どもの虐待に関するものだったのですが、最後に一言これだけはっていうくだりが全てに通じる部分で、タイトルにもある「信号を守る」という話です。
信号を守るということ
このブログを読んでいる皆さんは信号をきちんと守っていますか?
周りに車や人がいないから赤信号でも渡ったりしてませんか?
僕は元々大阪の人間ではないのでけっこう気になっているんですけど、大阪に住んでいると非常に信号無視が多いんです。
こっちで言うところの「いらち」っていうせっかちな性分のことなんですけど、あまりにも守る人が少ないです。
なので、けっこう守らないことが普通になっている部分もあるのかなと思うんですよね。
僕は子どもがいることもあって子どもが産まれてからは信号無視はしないように、特に子どもの前では(自分の子どもでも他人の子どもでも)絶対に信号を守るようにしています。
めちゃくちゃ偽善的でですけど、大人が見本を示さないと子供も守るはずがないと思っていたからなんです。
そんな事を考えて暮らしていましたが、島田さんはもうひとつの側面から信号を守ることの大切さを教えてくれました。
大切なのは心の余裕
その大切さというのは「守るという心の強さと余裕」という側面です。
信号はたいてい1分もあれば変わります。
忙しいときこそ、その1分を立ち止まり周りを見渡せる余裕が大切なんじゃないかということですね。
昔からよく言いますが、少し早めに出かけて余裕を持って行動することで万全の状態で仕事に望めるということがあります。
これは遅刻をしないようにするためということではなく、メンタル面で余裕を持っておくための心構えだと僕は思っているので、信号がそのトリガーになるという考え方は新鮮でした。
忙しいからと言って利己的に信号無視をするような切羽詰った状態になるよりも、信号を守ることで一呼吸おいて考える時間に変えれば、心の余裕を手に入れることができるというのはすごくいいのではないでしょうか。
イライラしたりすることもありますが、そういう時に必要なのは一旦仕切り直せる心の余裕なので、そういう面でも「信号を守る」ということを改めて考えてみると面白いと思います。