「今すぐ〇〇 を〇〇して〇〇を〇〇すべき◯つの理由」みたいなタイトルは下品だしやめたほうがいいと思っています。
Publish2015/03/18(水)
僕は普段ブログを書くときにできるだけ「きれいな言葉遣い」で「丁寧に書く」事を心がけています。
これは、自分自身のポリシーみたいな部分が大きいんですが、「Web上でネガティブな発言は見たくないし、したくない」という思いからきています。
そこで本件のタイトルになるわけですが、先日某記事でこのような手法が使われていて、どうしても一言言わずにはいられなくなったんですよね。
なので、久々にちょっと強めに言います。(もちろんネガティブな意味ではありません。)
アクセスだけ増えたらいいのか?という疑問
こういうタイトルを付ける理由はすごくよく分かります。
キャッチーですし、少し煽ったほうが見てもらえますもんね。
せっかくブログを書くわけだし、できるだけ多くの人に目てもらいたいなと思うのは当然の心理です。
僕もブログを書いているので気持ちはわかります。
でも、問題はなにか比較になるものを貶めて対象となるものの評価をあげようとする小狡さというか、下品さが見てて鼻につくんです。
件のブログの記事をきちんと読みましたが、紹介されている内容とそれについてのあつい感じというか「これが好き」という感情はすごく伝わってきました。
だからこそほんとうに惜しいなと思うんです。
確かにこういうタイトルで釣ることでより多くの人の目に触れる事にはなりますが、貶められたものを好きだと思っている人からすると、正常な気持ちで記事を見ることが出来ません。
誰だって自分が好きなものをけなされて気分がいい人はいないわけで、読む段階で「嫌な気分」になっているわけです。
そんな状態で読まれても、本来伝えたい事が届かなくなると思いませんか。
本来伝えたい思いを異なる風に取られる危険性は、記事を書く人であれば考えておかないといけませんし、書かないほうがよかったとなると僕は思うんです。
もうちょっと突っ込んで言えば、「このブログはアクセス目当てに他のものを貶める事をする」という風にとられてしまう危険性もあるということです。
ブログをしている目的がなんなのかはその人次第だと思いますが、件のブログの場合は会社の広報も兼ねているわけなので、自分たちの会社のマイナスイメージをつけるような品のない記事であれば書かない方がいいと思います。
負の感情はネガティブな連鎖を生むだけ。そこから先にあるのは荒廃した世界
ここまでは、書いた人のところまでの話ですが、実際には書かれた悪意は違うところに飛び火したりします。
今回の場合だと、例えば貶められた方のものが紹介された方のものに対して、ネガティブなイメージが付いてしまう危険性とかが考えられます。
人の悪意は強いエネルギーを持っているので、悪意を持った記事から発せられた悪意が伝染して悪意だけが広まっていくという連鎖を引き起こしかねません。
Webの世界は、ただでさえ顔が見えないから自分が思っていることや伝えたい事が間違った方向に伝わりやすいのに、そこに悪意が加わったらその強い感情を止めることはできなくなってしまい、殺伐とした感じになってしまいます。
そういう悪い流れにならないためにも、悪意を持たれるような書き方をするべきではないと思います。
紹介したいものがほんとうに素晴らしいと思っているのであれば、何かを貶める必要性なんてないです。
ちょっと熱くなりましたが、僕はブログはもっと「楽しんで」みるものだと思います。
全ての人が面白いと思うものを作るというのは不可能だと思いますが、それでも「全ての人がみて楽しいし役に立つ」記事を目指す心意気は持っていて欲しいですし、自分もそうありたいと思っています。