そろそろ本気でIE6をやめませんか?
Publish2011/03/01(火)
今日はけっこう前から言っていることですがIE6についてそろそろ本気で乗り換えませんかという事を書こうと思います。
そもそもの前提としてIE6(Internet Explorer 6) は2001年8月27日に公開されたブラウザです。
この流れの速いWebの世界において現役で約10年も居座り続けているというのはある意味とても凄い事ですが、さすがにもう現役で使い続けるのは限界が来ています。
それについてはIE6を永眠させるべき10の理由で語られているので読んでみて下さい。
この記事が2010年03月09日に書かれたものなのでそろそろ1年たとうとしています。
が、以前としてIE6のシェアは5%以上もあり続けるわけです。
そろそろIE6を使う人はその重い腰を上げなければいけない時期に来ているのではないでしょうか。
とはいえ、企業内に設置されたパソコンは勝手にアップデートできないとか大人の事情もあるとは思います。
そこで今回はそんな状況を改善する事で得られるメリットはないかと考えてみました。
パターン1.企業内でのIE6乗換え作戦
企業の中に設置してあるパソコンのブラウザがIE6の場合は社内の人間が上司に提案するしか方法はありません。
その場合はやはり上司に提案して社内を改善していくしかないと思います。
既存の環境を変えるリスクを上司は懸念するでしょうが、変化に伴うリスクとIE6を使用し続ける危険性を比較していかにこのままの状況がまずいのかを理解してもらう事ができれば不可能と思われる事も実現する可能性はあります。
この場合はやはり一人で動くのではなく同じ考え方を持っている人間が集まって提案した方がよいと思います。
複数人で考える事により、よりよい提案になる場合が多いですし上司への発言力も高まると思います。
会社によってはその行動力やリーダーシップを評価してくれる会社もあるかもしれません。
ただ、注意しないといけないのはあくまでソフトに対応していく必要があるという事です。
せっかくのいい提案でも態度によっては悪い印象になってしまいいい内容の提案も通らない事もありえます。
上司を巻き込んでいい雰囲気で社内を変えることが出来ればIE6の弊害もなくなり、よりよい職場環境作りになるのではないでしょうか。
パターン2.ネットに詳しくない人の乗り換え作戦
ネットに詳しくない人はまずブラウザというものがなんなのかを知りません。
なのでIE6がどういう状況におかれているものであるという事を知りません。
なのですべき事は「知ってもらう事」です。
知らない人でも分かるようにしっかり丁寧に教えていく事でどういう状況におかれているかをしっかり理解してもらい、そのうえで違うブラウザについて教えて、変更方法を教えていくといいのではないでしょうか。
僕も仕事で全く詳しくない方に出会う機会があるのでそういう場合は極力話しをしてみるように心がけようと思います。
パターン3.めんどくさがり屋への乗り換え作戦
ブラウザの事やIE6のおかれている状況を知っていてもかえないめんどくさがりやな人たちにはデメリットを伝えるよりも乗り換えのメリットを説明してみてはどうでしょうか。
ぼくもたいがいめんどくさがり屋なので乗り換えをすると設定を変える手間やなれないブラウザに慣れるまでのしんどさなどのデメリットを先に考えてしまいます。
そういう人にはやはり「乗り換えてこう変わった!」というメリットをしっかり伝えていく事で乗り換えの勢いをつけていく事が大事だと思います。
動作が速くなれば業務効率も上がって早く家に帰ることができるようになるよとか、今まで見れなかったサイトが見れるようになったりとか、セキュリティ面が改善されてパソコンの耐用年数や動作の快適性が向上するよといったメリットはかなりアピールできるポイントになるのではないでしょうか。
あとは慣れの部分ですがブラウザは基本的には同じような使用感なのでそんなにストレスなく乗り換えできると思いますので慣れるまでにかかる時間もしれていると思います。
パターン4.僕が実際にできる乗換え作戦
これまでの意見はあくまで人任せなものだったので、最後の自分ができる作戦について考えてみます。
まずは「IE6乗換えキャンペーン」とかどうでしょうか。
僕に仕事を発注する人がIE6を使用していた場合にIE6から違うブラウザに乗り換えてくれたら10%OFFとか(例えばですが)。
実際に料金を下げるというリスクをこっちが負う代わりにIE6のシェアを減らす事につながるのであればお互いのメリットもあると思いますし。
反響がよければパーセンテージを考えて実際にやってみようかな。
実際のところIE6を適用させる作業工数が減ればその時間分納品スピードも速まりますし、こちらのモチベーション低下も防げるので金額的なメリット以外にもメリットは出てくると思います。
といった感じで、このような活動をする事で今よりもIE6を乗り換えさせるスピードがアップしてくれるととても嬉しいのでぜひ試してみてください。
もちろん僕もできる限り積極的に活動して行こうと思います。