友達価格での対応はしていませんし、するつもりもありません。
Publish2014/08/27(水)
今日はまあ普通のことなんですけど、未だに言う人もいるのであえて書いておこうと思います。
内容としては、「友達価格」について。
まず大事なことなので最初に書いておきますけど、僕は基本的に友達価格で対応することはありませんし、今後のその方針を変えるつもりもありません。
そもそもの話。なぜ友達だと安くなるという認識があるのか
まず最初に考えることは、そもそもなぜ友達に仕事をお願いする時に「安くしてくれる」という思い込みをしているのでしょうか。
こんなことを言っているからお前は友達がいないんだよバーカと言われたらそれまでですが、僕からすると友達だからこそきちんと対応してあげたいなと思うわけです。
きちんと正規の料金をもらって、誠実に成果の出るように対応することのほうが相手をきちんと尊重した友達関係だと思うんですけど、違うんでしょうか。
友達価格で対応する事で発生するお互いの損失
友達価格で対応することによって、僕はお互いにこういうデメリットがあると感じています。
「価格が安くなった」で相殺できないくらい致命的だと思います。
ちなみに今回書くのは前提として「相手から」友達価格で対応してよとお願いされた場合の話です。
自分から進んで無償で対応すると決めたとか、自分から友達なのでこの価格でいいよと値下げした場合の話ではありません。
受ける側のデメリット
まずは受ける側から。
最初に考えるのは時間と労力です。
お金を貰ってする仕事ではないので、可能なかぎり時間と労力は使わないようにしないと本業に影響が出ます。
だからといって手を抜くということもしたくないですし、出来る限り時間内の出来る範囲で良いものにするべく取り組むかと思います。
その為、仕事自体は気軽にお願いされても、本気で取り組まなければいけない形ですので、相当負担です。
人によっては自分の睡眠時間を削ったり、土日などの休日を潰して対応しなければいけないかもしれません。
その結果、あまり気乗りしないような気持ちで取り組むことにもつながり、作業も楽しくない状態になりがちです。
時間と労力、自分のこれまでの経験などのスキルを手放すような行為ともいえ、健全ではありません。
依頼する側のデメリット
次に依頼する側にもデメリットがあります。
お金をもらえないため、受ける側の人からすると優先順位の低い形での対応になります。
その為、スケジュールの予測がしづらいですし、安くしてもらっている上に早くしてくれというのも言いにくいかと思います。(もちろん予測を越える厚顔無恥な人もいると思いますけど。)
また、この費用ではそこまで対応できないというような制限が付いてくる場合があります。
特にノウハウに関することであったり、技術的に高度な内容をしている場合などは分かりやすいかと思います。
お金をけちったとことで本来なら受けるメリットを発揮できないのであれば、やらないほうがよかった場合もあるのではないでしょうか。
双方のデメリット
上記のデメリットのどれかでも発生することで、お互いへの不満や不信感がたまります。
きちんと報酬を支払うということは、契約をしている状態になるので上記のようなデメリットは発生しないですし、それによってお互いが嫌な気持ちになるということもありません。
僕が考える一番のデメリットは、お友達価格で対応することによって結果的に相手に悪い印象が残り、友達関係が悪くなることだと思います。
NoMore友達価格
ということで、考えれば悪いことしか思い浮かびません。
「簡単って聞いたからちゃちゃっとやって」とか、「友達やねんから安くしてや」みたいなことを言ったことがある人はもう一度それを言われた側がどういう気持になるのかを考えてみてください。
自分の仕事が軽視されたり、無料で出来る物程度に思われていたら、非常に気分が悪いと思いませんか?
お互いが納得出来るように、きちんと楽しくするためにも、お友達価格というのはやめましょう。
追記。
書いたあとのリアクションで思うところがあったので続きを書きました。
昨日の記事に対する反応を見ていて思ったこと