こうあるべきが危険
Publish2014/03/06(木)
今日は僕が普段気を付けている考えの一つで、「こうあるべき」っていう風に考えないようにした方がいいのではという事を書こうと思います。
「こうあるべき」と決める事の危険性
まず僕がなぜ「こうあるべき」と考える事に対して否定的なのかというと、一番大きな理由として「選択肢が少なくなる」という理由が挙げられます。
例えばですが、バスに乗る時を考えてみてください。
「こうあるべき」というのが「高齢者や妊婦さんには席を譲るべき」だったとします。
もちろん高齢者や妊婦さんに席を譲るのは素晴らしい事ですが、そればかりが頭にある事によって、体調が悪い人や妊娠初期の人など見た目では判断できない優先させる人を見過ごしてしまう危険性があるのではないでしょうか。
例えがちょっといまいち分かりにくかったかもしれませんが、言いたい事としては一方的な視点でのみ見る事で多角的な視野を持つ事が出来なくなる可能性をはらんでいるのではないかと思うわけです。
なので、もっと色々の視点から物事を見るためには、「こうあるべき」という考え方は非常に危険だなと思うのです。
「こうあるべき」から派生する自分の価値観の強制
そして、「こうあるべき」という考え方は、思っている事で進化します。
例えばよくあるのは、「プロとはこうあるべきだ。なのでこうしてほしい。」というような価値観の強制です。
間違ってほしくはないのですが、自分自身が「プロとはこうあるべきだ」と考える事自体が悪いとは思っていません。
自分自身で決めた基準点を持つ事は自信のプロとしてのあり方をきちんと持っているという事でもあり、それ自体はとても素晴らしい事です。
ただ、それが自分ではなく人に向かう時には、その考え方は危険だなと思うのです。
特に僕の場合はなんですが、人の価値観を強制される事がすごく苦手です。
物事を決める際には自分で納得して進めたいですし、きちんと双方の話し合いを持って決めて行く事がよいのではないかと考えてもいるので一方的に決めつけられるという事自体が好きではありません。
なので、「こうあるべき」の方向性が他者に向かうのはよくないと思うんです。
視野狭窄になるのでやめといた方が物事を柔軟に考えられるのではないか。
というように、考え方に固執してしまうと、周りが見えなくなってしまうものです。
物事は色々な角度から見たほうがいいし、選択肢はたくさんあった方がいいと思います。
その状況を阻害する「こうあるべき」という考え方は注意が必要だと思います。
特にWebのような流れの速い世界に生きていると、凝り固まった考え方や古い価値観への固執は百害あって一利無しです。
決めつけて考える前に色々違う側面から物事を見て、ベストと思える解決方法を模索していく、変化し続ける事が必要ではないでしょうか。