これから完全に新規のお客さんの場合は前金制にすることにしました。
Publish2016/03/09(水)
今日はお知らせというか、ふにすの請求形態の変更に関するお知らせです。
以前よりふにすでは、新規のご依頼の場合はそのご依頼が制作に関するものであった場合、データ納品後に請求書を送付してお支払いいただく形で対応してきましたが、現時点からその場合の支払いの形態を変更します。
制作の場合にご依頼者がどなたからの紹介もうけていない場合は、お支払いの形態は半額もしくは全額(少額の場合)を前金でいただいたのち、入金が確認できた段階から着手するという形に変更になります。
なお、この形態の対象は紹介とかでもない、完全に新規で注文をしていただく場合のみになりますので、既存のお客さんや今まで通りにご紹介いただいたお客さんの制作依頼場合は以前と同じように作業完了後の請求となります。
運用系の場合はまた支払い形態が異なります。
前金制にすることになった理由
いきなりなんでこんな事を言い出すんだろうと思う方もいると思いますので、こう決断することになった経緯を少し紹介します。
よくある話ではあるんですが、先日とある新規のお客さんがいましてサイトの改修の依頼だったので改修を行っていました。
いつも通りヒアリングしたのち見積もりを出し、方向性に間違いはないか、希望は間違いないのかなどの確認をきちんと行って着手したわけですが、ある程度できてきたところで「やっぱりキャンセルにしてほしい」ということで一方的にキャンセルということになったわけです。
正直その話がメールで送られてきた時に「なんか嫌な予感あたったわ…」という感じで、嫌な雰囲気が現実のものになってしまったことがある意味予想通りすぎて笑ってしまったわけですが、実際にはこんな気分悪いことないし全く無駄な時間だったなと思うわけです。
まあこちらに落ち度があったのかもしれませんが、進める段階で不満があればきちんとお互い意見を出し合うということを約束してたのにこれかよという感覚が強いんですよね。
文句ばっかり言ってもしょうもないのですし、そのメール以降送ったメールへの返信もないので、まあ今回のことは交通事故にでもあったようなものだと思って諦めることにしました。
過去にも何度かあった同様の例を回避するために。
こういう経験が今回が初ということであればよかったんですけど、実は過去にも何度かありましてその度に「こういう危険予知ってどのタイミングで対策を行えばいいんやろう」ってずっと考えてました。
結構久々の感じだったのでちょっとうろたえましたが、よく考えてみればこういう失礼なことをする人たちって大抵完全に新規の人なんですよね。
紹介されたお客さんとかはそういう失礼なことをしないし、仮にこっちの落ち度があればちゃんと指摘してくれますし。
その辺ってやっぱり重要で、素性の知れない人をむやみに信用するのは危険だなということなんですよねきっと。
僕は以外とすぐ人を信用してしまうところがあって、直さないといけないなとは思っているもののそう簡単には直らない感じです。
ということであれば、仕組みを作ってそのルールを適用させる他ないわけです。
そこで考えたのが完全に新規のお客さんは前金制にするという方法です。
個人的には完全に新規の依頼を断るでもいいかなと思ったくらいですが、それはそれで極端すぎやなと思うので、間をとってやるなら前金でもらっておいてからにするという形にしようかなと思った次第です。
前金制によって得られる効果としないといけない準備
前金制にするにあたって考えたのは、その効果と事前準備です。
これまで終わってからの請求だったので、制作中に膨らんだ部分とかをその都度相談しながら最終的に擦り合せる感じのことはできていたわけですが、前金制にしてしまうとそれができなくなるので、最初の段階できちんと線引きをしないと大変なことになります。
ということは、必然的に事務作業が増えるということになり、それはトータルのコストにも影響してくるわけですね。
また、前金制によるトラブル回避のために契約書などの内容も刷新する必要もあります。
というか、契約書もきちんと締結してからするようにしないといけませんね。
今までがゆるすぎただけなのかもしれませんが、その辺をきちんとするということは必然的に費用感が上がることにもつながるので、そこが悩みどころです。
はじめるとは言ったものの、これから準備することの多さを考えるとかなり面倒です。
とはいえ、前金制にすることで未回収で逃げられるというこちらのリスクを回避することができますし、相手も最初にお金を支払うことで本気度が上がるでしょうからよくなることは考えられます。
主体的に取り組むモチベーションがお金というのはなんとも寂しい感じではありますが、理由はどうあれモチベーションが高くなるのであればそれで構わないとも思います。
ということで
誰からの紹介でもない、完全に新規のお客さんはご依頼のハードルが上がりました。
ハードル上がってもそれでもお願いしたいという方だけが残ってくれた方が個人的には嬉しいので、そういう方だけ新規で来てもらえればと思います。