僕の名刺戦略
Publish2011/10/26(水)
今日は僕が個人でやっていく上で「地味だけどとても重要」だと思っている名刺の戦略と考え方、そして思いについて書いてみようと思います。
名刺は会話のとっかかりであるという事
僕の名刺を持っている人は知っていると思いますが、普通の一般的な構成の名刺にはしていません。
迷路にした事もあったし、すごろくにした事もありました。
参考。迷路の時の名刺
これには理由があって、名刺交換をした際に「会話を促すトリガーとしての役割」があります。
ちょっと変わった名刺を渡すと、「変わった名刺ですね」というような会話が発生し、そこから話を広げていく事が出来ます。
僕のように基本人見知りの場合、会話の糸口を見いだすのが難しいので、まずは名刺で会話のとっかかりを作ろうというわけです。
この迷路名刺の時は分かりやすいくらいリアクションがよくて、この名刺を見て何も言わずに素直に受け取っただけの人いませんでした。
突っ込みどころ満載なので、この名刺を渡されて何かいわずにはいられないという点では非常に目的通りな感じでした。
名刺と活動内容のイメージをリンクさせる
名刺を作る際に、僕が大切にしている考えのひとつが「名刺のデザインと活動内容はできる限りリンクした状態にしたい」というものがあります。
ふにすという名前の由来についてでも紹介しているように、僕の活動内容はけっこう幅広いです。なので、特定のイメージを持たれるような表現はあまりよくないのですが、名刺を作る際にも「何をしている人なんだろう?」と思ってもらえるような事を意識しています。
この迷路名刺の時は、僕の仕事内容がとても幅広いので「ぱっと見で理解してもらう事は不可能」だと思っていて、名刺だけで終わらせるのではなくサイトであったりTwitterやFacebookで自分という人間と考え方・仕事内容をしっかり理解してもらおうという目的がありました。
そのために、迷路を進んでいくと途中で各アカウントの情報にたどり着くという構成にして、少しでも面白く楽しんでもらって気にかけてもらおうと思って作ったわけです。
これは、面白くもなさそうな人の事などそもそも興味がわかないだろうという理由もあります。
コンセプトのひとつでもある「できる限り楽しく仕事をしたい」という部分もリンクしているので、けっこう分かりやすい感じでうまく出来たなと当時自画自賛してました(笑)
持って帰ってもらったあとの記憶のトリガー
また、名刺の役割としては交換した時だけじゃなくて、後日渡された名刺を見て「この人面白い人やったな」と思い出してもらうためのトリガーの役割があります。
面白い名刺だったなーという印象があると比較的忘れにくくて印象に残ると思うんですが、そこきっかけでFacebookやTwitterで繋がってもらえれば、そこからさらに自分を知ってもらうという事も出来るので、それを促すという意味で名刺の働きは重要ですね。
あとは単純に忘れにくさというのもあります。
100枚づつにデザインを変える
知っている人は知っていますが、僕は名刺のデザインを100枚毎に変えています。
これは僕の活動的に常に同じ事をしているわけではないので、細かく軌道修正していく必要がある事と、単純に飽きるからという理由があります。
100枚単位くらいで名刺をデザインする作業を組み込むと、「そろそろ名刺のデザインを考える時期」という事を意識するようになるんですが、これが今の自分の活動を振り返るという意味ですごく大切だと思っています。
デザインをするには理由が必要なので、そこの部分の意識を一定期間で考えるという事に繋がり、自分を見つめ直すいい機会になります。
名刺交換をする際にも、それぞれのデザインごとで話す内容とかのとっかかりを考えるのも楽しいので、そういう面白さを日常に取り入れる意味でも定期的にデザインを変更するという事はメリットがあると思います。
今の名刺について
フリーになった当時は比較的奇をてらったものを中心に名刺を作っていましたが、今では運用中心という部分を出している事もあり、比較的シンプルに「ふにろぐ」で検索をメインに出した感じの名刺にしています。
ブログもしくはソーシャルで自分を見てもらわないと何をやっている人なのか分からないという部分は常にある問題なので、そこに集中しているような感じです。
こうやって改めて書いていたんですが、ふと横を見るとそろそろデザインを変更する時期になている事に気付いてしまいました。
さて、次はどんなデザインにしようかな。