モンスターボールから考えるタイミングに応じた戦略の考え方
Publish2015/12/16(水)
今日は昨日書いたふにすが行っているサイトを使用しないweb活用の考え方をモンスターボールで説明してみることにします。
ポケモンマスターを目指す=事業で成功するという様な考えの図式であると思っていただくとわかりやすいかと思います。
使うボールの種類と特徴を把握する
まず、前提として使えるボールにはどんな種類のボールがあるのかを把握しておくことがポケモンマスターになる第一歩です。
使うツールにどんな種類があり、どんな特徴があるのか、誰に対していつ使うと効果的なのかって仕事をしていく上でも同じことが言えますよね。
戦略を立てる上で重要なのは、己を知り、敵を知ること。
まずは自分に何ができてそれはどういう時に使えるものなのかということを把握しましょう。
モンスターボールの種類をおさらい
では実際のモンスターボールの種類から確認してみましょう。
全部出すと結構あるので、比較的僕が使い分けてよく使う種類のものを抜粋して紹介します。
モンスターボール
まずは基本のモンスターボール。レベルの低い相手であれば問題なくモンスターボールですね。
モンスターボールは最も価格が安いので、コストパフォーマンスがいいです。
通常の使う手軽さやコストパフォーマンスはやはり魅力的ですね。
また、伝説のポケモンなどでは後述のスーパーボールやハイパーボールよりも捕獲率が上がるという話もありますし、実際に僕も男体化の伝説はモンスターボールで捕獲した経験もあるのであながち間違いではないでしょう。
これはレベルが高い相手には策を弄するよりも直球勝負の方がかえって心に響く感じと似ていると思います。
仕事で考えると、毎回策を練ったりするのはしんどいので、通常業務やリラックスして仕事を行うときに使うやり方とかと考えるとしっくりきます。
スーパーボール
次にスーパーボール。スーパーボールはモンスターボールの性能を上げたボールです。
そのため、モンスターボールで捕獲が難しかった少しレベルが高いポケモンを捕まえるときに使います。
ただし、後述のハイパーボールの方が性能も上でコスト的にもそこまで変わらない感じなので若干立ち位置としては微妙です。
モンスターボールでしのぐのが難しい局面では通常使用をスーパーボールに切り替えるという柔軟性があるといいかなと思いますね。
ハイパーボール
ハイパーボールはスーパーボールの上位互換で、ノーマル型の特に特徴がないお店で買えるボールの中では最高品質のボールです。
ストーリー後半のチャンピオンロードなど、相手のレベルが高くなってきたら通常使用をハイパーボールに切り替えます。
モンスターボールからスーパーボール、そしてハイパーボールまでの流れは、単純に成功率を上げるための性能強化になるので、戦略を立てるというよりも性能で勝負している感があります。
自分の武器を磨くという意味では、今の自分自身のスペックは何ボール相当なんだろうと考えるということで使えるような気がします。
プレミアボール
知っている人は知っていますが、お店でモンスターボールを10個以上まとめ買いするとプレミアボールが一個おまけでもらえます。
20個でももらえるのは一個なので、物語序盤はボールの絶対数を増やすために10個づつモンスターボールを購入するのが鉄則です。
スーパーボールやハイパーボールはまとめ買いしても付いてきません。
プレミアボールの性能はモンスターボールと同じなのですが、見た目が白に赤のラインと特別感があります。
今日は気分を変えてプレミアボールで攻めてみようとか、気分転換的な使い方になりますね。
マスターボール
そしてみなさんご存知のマスターボール。マスターボールは伝説ポケモンであっても必ず一発で捕獲できるという反則級に強い特徴を持っています。
また、物語中で通常は1個しか手に入らない最もレアなボールでもあります。
そのため、使いどきも難しく、「今使うべきか?」という判断を迫られるボールです。
仕事をしていく上で、決断をすることはよくありますが、「ここぞ」という決断をするか否かはマスターボールを使用するかどうかという感覚に近いと思います。
クイックボール
ここから先は性能ではなく特徴面で捕獲率が上がるボールになります。
まずはクイックボール。
クイックボールは「ターン数が短いほど捕獲率が上がる」という特徴があります。
そのため、「出てきたらすぐに使う」のが鉄則です。
2ターン目でもかなり捕獲率は落ちるので。
これは仕事で考えると、完全に速攻型の戦略になります。
速さが最優先という仕事はこれのパターンですね。
ネットボール
ネットボールは、虫タイプと水タイプのポケモンの捕獲率が上がるボールです。
特定の相手に対して効果が高いというのはすごく差別化しやすい戦略ですので、虫か水タイプの場合は迷わずネットボールでしょう。
これを仕事で考えると、特定の業種や業態の場合にのに通用する戦略で勝負するということになりますね。
業界特化型の企画とかサービスなんかはネットボールと同じタイプです。
ネストボール
ネストボールは自分の手持ちのポケモンのレベルより相手のレベルが低ければ低いほど捕獲率が上がるボールです。
相手との実力差がある場合に「手加減」する戦略を取るときに使えますね。
仕事で考えると、相手がどうあがいてもかなわないと諦めるようにさせたい場合に使える考え方です。
ただ、うまくいけば効果は高いですが、相手とのレベル差をしっかり把握できていなければ意味がありません。
相手をなめている状態にもなるので、足元をすくわれないように注意することも大切ですね。
タイマーボール
タイマーボールはクイックボールと反対で、ターン数が多ければ多いほど捕獲率が高まるボールです。
モンスターボールを使って時間を稼いだり、相手の眠らせてターン数を稼ぐなどすることでより効果が高くなるボールです。
仕事で考えると、短期決戦ではなく中長期的な戦略をとるという感じになります。
時間をかけて確実に取りに行くような感じです。
ダークボール
最後はダークボール。
夜にだけ捕獲率が上がるボールです。
時間によって効果が変わるというのもよくありますよね。
仕事で考えると、夜(飲み会や懇親会)などで仕事を獲得していこうというような戦略をとる場合と同じような感じになります。
攻める時間を変えて戦略を立てるというのもよくある戦略の一つです。
ポケモン捕獲の戦略はweb戦略にも転用できる
このように、ポケモンのモンスターボールの使うタイミングから考える戦略から仕事でも同じように戦略を立てることができるということが分かるかと思います。
これらの考えをWeb戦略の場合でも同様に使うことができるかと思います。
例えばクイックボール型の超短期型戦略とか、タイマーボール型のじっくり時間をかけて確実にゲットしていくタイプの戦略とかはわかりやすいですね。
ECとかであれば、ダークボール型の時間限定セールとかもできるでしょう。
今やならなければいけないことや解決しないといけない問題のアプローチを考える際に「今はどのボールを使うタイミングだろう」と考えるとイメージしやすいかと思います。
確実にゲットするマスターボールを持つということ。
そして最も大切なのは、事業においてもマスターボールを持つことです。
確実にゲットできる手段を持っていくことができれば、何も怖いものはありません。
ゲームでは1個しかゲットできないマスターボールですが、現実世界では1個という制約があるわけではありません。
自分のマスターボールはこれだ!
という最終的に何かあってもなんとかできる手段を作っておくということはやはり重要ですよね。
まとめ
なんとなく思いつきで書いてみましたが、けっこう本質的な部分になっているように思います。
今回はモンスターボールの種類と特徴から戦略を結びつけて考えてみましたが、ポケモン好きならわかりやすい方法なんじゃないかなと思います。