ポケモンのメガシンカから考えるコンテンツの再利用について
Publish2014/06/16(月)
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、僕はポケモンが大好きです。
最近のポケモンで、「メガシンカ」というものがありまして、これが非常に興味深い感じの動きをしています。
ゲームというコンテンツだけではなく、Webのコンテンツにも応用できそうなので、書いてみようと思います。
メガシンカとは?
まず、メガシンカとはなにかといいますと、「通常の進化を超えた特殊な進化形態」です。
通常は、進化後には常時形態変化(見た目が強そうに変化する感じ)しますが、メガシンカでは通常の形態変化ではなくバトル時のみ変化するというのが大きな特徴です。
また、進化するポケモンは決まっており、トレーナーとの親密度+キーアイテムという条件が揃って初めてメガシンカ出来ます。
この「特別な感じ」がかなり心地よくて、関連商品もけっこう売れています。
さらに、次作のルビーとサファイアのリメイクでもメガシンカは登場するようなので、かなりメガシンカの勢いはあるんですよね。
メガシンカで活性化したポケモンたち
そんな波に乗って、メガシンカするポケモンたちの人気が上がっています。
初代御三家のリザードン、カメックス、フシギバナは全てメガシンカします。
リザードンにいたっては2種類のメガシンカ形態があります。
初代ポケモンが登場してもうかなり経つので最近の子供達にはこの3体はそれほど人気がなかった(当然ですけど)のですが、メガシンカすることによって人気が再燃し、グッズも良く売れています。
また、同じく初代で伝説ポケモンとして不動の人気を得ていたミュウツーもメガシンカで人気が再燃しているポケモンです。
ミュウツーにいたっては昨年の映画の主役級に再抜擢されるなど、分かりやすいくらいメガシンカの恩恵を受けています。
本題。メガシンカのようにきっかけを与えることで人気商品の人気は再燃できる
で、ここからが本題です。
メガシンカのようなきっかけを与えることで、人気が下火になっていたポケモンの人気は回復しました。
ポケモン自体の魅力が減ったということで人気が下火になっていたのではなく、単純に時間の経過と共に人気が減っていっていた感じなんですが、元々人気のあるキャラではあったので、メガシンカすることで息を吹き返した感はあります。
コンテンツそのものに魅力があっても、特が経つことでその魅力が活かせていないコンテンツはよくあると思います。
そういう場合に、メガシンカのようなきっかけを与えることが出来れば、もっと売ることが出来るのではないでしょうか。
本来魅力があるものであれば、時間が経過しようときっかけさえあれば再評価されると思った週末でした。