この週末のMastodonに関する盛り上がり方を見ていて感じた所感
Publish2017/04/17(月)
この週末は、久々にWeb関連で大きな盛り上がりを見せているものがありました。
その盛り上がりというのが、ポストTwitterということで広がりを見せているMastodonです。
今回はその盛り上がりを見ていて思ったことを中心に書きたいと思います。
なお、Mastodon自体がどういうものかについては、今は多くの記事で取り上げられていますし、その記事を読んだほうがいいと思うので、Mastodonとは?みたいなキーワードで検索するなりして調べてみてください。
こういう盛り上がり方って久しぶりだなと思うし、それに対するいろいろな人のリアクションが興味深い
まず感じたのが、こういうお祭り感のような感じが凄く久々な感じだなということです。
自分でサーバー立ててインスタンスを作っちゃう人もいれば、興味ないということを明言する人もいますね。
本当に興味が無いのであればわざわざいうということもないので、目には入っているけどまだ自分には関係ないやくらいの温度感だったりするのでしょう。
僕自身は、とりあえずやってみてから判断しないとよくないなと思っておりますので、まずはアカウントを取って色々と試してみるということをしてみました。
その上で思うのは、面白さの面は確かにあるけど、一般の人には少し難しいというか、そもそもインスタンスとかそういう新しい概念を理解するのに相当時間がかかりそうな感じがするなというのが本音です。
ただ、裏を返せばそこさえクリアできれば、面白いサービスの立ち位置になるなとは思うので、そういう点で期待をしているという部分もあります。
Web業界の一部の人の反応に「本当にそのスタンスでいいの?」と思う
そんな世間のリアクションを観察していて思ったんですが、僕の場合FacebookやTwitterにWeb業界の知り合いが多いのもあって、同じ業界の人の意見を見ることが多くなるのですが、一部の人達のスタンスに「本当にそのスタンスでいいの?」と思いました。
それは、「自分には興味がない」といい切るスタンスの人についてです。
最初に言っておきますが、別に興味がないと言うなということではないです。
興味が無いということを言うのも含めて自分の考えだと思いますし、その考え自体を否定するつもりもそんな偉そうにいう権利も僕にはありません。
ただ、一般の人はともかく、Web業界にいる人間として、こういう話題になっているサービスをみて「自分には興味がない」といい切るのはいかがなものかなと思うんです。
というのには理由があって、例えばお客さんとかと話す時に、「最近話題のマストドンってどうなん?」と聞かれた時に「興味ないからしらないです」とか返事するんでしょうか。
好き嫌いは置いておいて、そのサービスがどういうもので、どういう点がよくてどういう点に問題があるのかなど、一定レベルのことは知識として知っておく必要があると思うんですよね。
それなのに、「自分には興味がない」とサービス自体を知ろうともしないというのが問題だなと思うわけです。
別に好きになって欲しいとかそういうことでもないですが、せめて自分で好き嫌いも含めて判断できるくらいまでは「やってみる」ことって大切だと思います。
その上で判断を下せばいいのに、やりもしないでスルーするというのは、同じ業界にいる人間としては悲しいことだなと思います。
アカウントが削除できないというのが気にかかる
考え方やスタンスの部分についてはこの辺で置いといて、次に僕が実際に使ってみて「これはないな」と思ったことを書きます。
一番問題だなと思うのが、「自分の意志でアカウントを削除することができない」という点です。
管理画面をいくら見ても、「アカウントの削除」の項目がありません。
そこで色々と調べてみたんですが、なんとMastodonには自分のアカウントを自分で削除する権限が与えられていません。
アカウントを削除したい場合は、インスタンスの管理者に「アカウントの削除を申請する」という手段しか今のところないみたいなんですよね。
なので、管理画面から登録メールアドレスを変更して、TOOTを全部消すか、非公開アカウントにして「実質的に削除されているのと変わらないアカウントとして放置する」という手段で置いておくというのが自身でできる方法だというんですから、「それはないやろ」と思うわけです。
この部分はけっこうな問題だと思うので、いずれ改善されるとは思いますが、流石にこれはちょっといかがなものかなと思いますね。
色々含めて、今後の動向を見守りたい
とりとめのない感じになりましたが、こういう動向も含めて、まだしばらくは話題になるニュースかとは思うので、今後の動向は見守っておこうと思います。