リクリのイベントに参加して気付いた愛着を持っているものについて
Publish2015/12/01(火)
先日公開した記事のように、先週末の土曜にリクリに参加してきたんですが、その時に「これはいいことなのか悪いことなのかどっちかな」と思えた「愛着を持つということ」について考えてみました。
愛着を持っていることに気付いた。
リクリに参加していた時に気付いたのは「ああ、ぼくはSKetchが好きなんだな」ということ。
登壇される話を聞いていても、「なるほど、でもそれはSketchだったらこうやって出来るんじゃないかな」とか、「それはSketchでもできるよね」と心の中で会話をしていたわけです。
でもふと思ったんですけど、なんで誰もSketchのことをどうこう言っているわけでもないのにSketchベースで考えているんだろうと思ったわけです。
そこで気付いてしまったわけですよね、「Sketchへの愛」を。
勝手に自分で盛り上がって比較している様子とかは恋愛に似ているんじゃないかとか思うわけです。
「あの子のほうがもっといいのに何言ってんだこいつ」的なイメージです。
そこで、なぜそんなに知らぬ間に好きになっていたんだろうかなというのを考えると、ツールとしての使いやすさやコンセプトは元より、単純に過ごしてきた時間の長さにもあるんじゃないかと考えました。
過去記事の様子から見ると、2013年の5月にはすでにSketchのイベントをしていましたので、その辺くらいからの付き合いになります。
ということは2年半くらいはずっとSketchと一緒にいるというようなことになります。
さすがに2年半も使っていたら愛着もわくねという話です。
問題は自分自身そこまで「Sketchが好き」と思っていなかったところにあります。
愛着を持つと視界が狭くなるのではないかという懸念
さて、「Sketchが好き」なことが何か問題があるのかというのが今回の主題です。
僕は以前より「便利なものが出てきたらすぐ乗り換えれるくらいの付き合い方」をツールに対して行っていると思って過ごしてきました。
ツールに依存した業務形態をとると、そのツールが使えなくなることなどの突発的な問題が発生した場合に対応できなかったり、もしくはその影響による損害が大きくなるためです。
また、ものごとに夢中になるということは、同時に周りが見えなくなって視野狭窄になるということでもあります。
人やタイミングによってはそれでよしな場合もありますが、僕が仕事上でそういう状態になるというのは個人的には非常に危険だと思っているんです。
そういう理由から、「いつでも他のツールに乗り換えれるようにしよう」という考え方で生きてきたつもりが、知らぬ間にその反対側にいたわけですからまあびっくりです。
今気付けたからよかったものの、知らぬ間に一番そうなってはいけないという部分に足を突っ込んでいたわけです。
とはいえ、一度好きになってしまったツールには愛着もあるので、すぐに乗り換えるというのもまた難しいなとも思うんです。
人間ってわがままだなと思いますが、そうは言っても何か対策は考えないといけません。
いい面と悪い面があるので、判断が重要
そこで、当面はSketchかわいいよSketchという路線と、違うツールも同時進行で試してみるという一夫多妻制のような感じでいこうかなと思います。
ちょうどリクリでIllustratorの良さも分かったわけですし、かれこれ数年離れていたAdobeに一回戻ってみるというのも選択肢としてはありなんじゃないかなとは思っています。
その時その時でベストと思えるツールを使い、タイミングによっては乗り換えるという感じでもいいんじゃないかなと思うんです。
なんにせよ「これはこうあるべきだ!」と思うのは短絡的で好きではないですし、最悪の場合ツールが好きすぎて他のツールに対して排他的になるような状況だけは避けなければと思います。ここの判断は重要ですが、今回はすごくいいきっかけをもらったなという感じで気分がすっきりしています。
あと、この記事書こうと思った時にもう一個気付いたんですけど、Sketch同様SublimeTextも結構愛しちゃってる感があります。
これも非常に困った感じです。
しばらくこの辺りで悩みが続きそうです。