王者の資質
Publish2015/06/08(月)
今日はかなり心がアツくなっている状態で書いているので、暑苦しい感じで書きますが、WWEを見ていてすごく思うところがあったので書きます。
今回はIC王座を返上したダニエルブライアンの話です。
タイトルはリングの中央に。
まず、状況から説明すると、ダニエルブライアンはWWEの最高峰の大会「レッスルマニア」でIC王座を獲得していました。
その後、試合中の怪我で欠場する事になっていました。
ここまでが前提です。
そのブライアンが、医師の診断の結果、いつ復帰できるか分からない怪我の状況がよくなかったという診断がなされました。
その診断結果から、現在持っているIC王座を返上する事を決断したんです。
ブライアンは最近ずっと怪我に苦しんでいて、レッスルマニア直前に復帰してIC王座を獲得し、これからまたメインの王座戦線に絡んでいく事が出来そうという時期だっただけに、ものすごく苦しい苦渋の決断だったと思います。
思えば、以前のタイトルを結果的に返上した事も怪我が原因だっただけに、心中を察するといたたまれない気持ちになりますが、そのブライアンが返上の際に言った言葉が心から離れません。
「皆が見たいのは戦う王者だろ?タイトルのある場所は決まっている。病院のベットの上ではなくリングの中央だ」
と言っていました。
この言葉を聞いて、泣いてしまったんですがブライアンが王者としての思いや、かくあるべきという信念の強さには心から尊敬を覚えます。
そして、それこそが王者の資質とでもいうものではないかなとも思ったわけです。
退く勇気と決断に尊敬する
この決断をするまで、おそらく相当悩んだはずです。
いったんリングから離れるという事はブライアンのキャリアにとっても大きな意味を持ちますし、何よりこれから復帰までの事や、再度同じ舞台に立てるのかどうかと言う不安を考えると、とても難しく勇気のいる決断だったと思います。
でも、ブライアンは退く決断をしたわけです。
自分の事を応援してくれるファンのためもあるでしょう。
そこの部分は本人にしか分からない部分ではありますが、少なくとも僕はその決断に心から尊敬の念を覚えました。
これから先、また同じ舞台に戻ってくると信じています。