仮面ライダーを通じて考える「職業」とは何か?
Publish2015/06/09(火)
今日は「仮面ライダー」について書きます。
もちろん仮面ライダーの面白さを書くんですけど、内容しては「自分の職業とはなんだろうか?」という自問自答のようなものでもあります。
自分の答えを見つけるためのテーマとして、仮面ライダーに焦点を当てて考えてみようという趣旨です。
仮面ライダーという職業
まず、そもそも仮面ライダーとは何かということから考えましょう。
ヒーローと呼ばれる人たちはいろいろな形態があります。
スーパー戦隊のようにグループで悪に立ち向かう人達もいれば、ウルトラマンのように地球外から人類を救うヒーローもいます。
その中にあって、仮面ライダーは基本的には「単独で」敵と戦うスタンスと思われがちです。
これはよく思い違いをしている人がいると思うんですが、かつての僕もそうだったんですけど、仮面ライダーは孤独に戦うヒーローのように思われがちですが、実はそうではなく色々な人の助けがあって初めて成立するヒーローなんです。
わかりやすい例として、仮面ライダー1号で説明します。
1号の本郷猛はショッカーという意味の分からない組織に自分の意志とは無関係に改造され、精神を支配される前に逃げ出し、それから自分を改造したショッカーへの復讐が動機で戦いを始めます。
今考えると、ものすごく暗いテーマです。子供向けでいいのかと思えるくらい。
それもあって大人向けな作品にもなっているのですが、それはそれで置いといて、1号はショッカー基地から脱出したあと立花藤兵衛の立花レーシングクラブに身を寄せるわけですが、その後もずっと立花藤兵衛のお世話になっています。
一見孤独のようですが、実は色々な人に支えられ、人のために活動をしていると言う事がよくわかります。
1号以外も、自分から望んでなったものもいれば、望まなくても仕方なしにはじまったものもあり、色々な理由で仮面ライダーになっていますが、いずれにしても人と関わってライダーとして生きていくという事には変わりはありません。
何のために、誰のために、何をするのか
今回このテーマで記事を書こうと思ったのは、最新作の仮面ライダードライブで、主人公の進ノ介が「殉職」したことがきっかけです(最新話で見事に復活したわけですが、一旦殉職した事実があるということで…)。
殉職というのも子供向けっぽくないですが、今回のドライブは「警察官である」事をアイデンティーとして持っていて、「警察官とはどうあるべきか」「仮面ライダーとはどうあるべきか」という事を考えていたライダーでした。
そして職務中に敵によって命を絶たれ、殉職したわけです。
警察官は命を失うこともある危険な職業であるとともに、その警察官をする理由はなんなのかという部分が、仮面ライダーとはどうあるべきかという自問自答とも重複しています。
自分が何者で「何のために、誰のために、何をするのか」を考える。
仮面ライダーを見ていると、自分がどうしたいのか、自分の職業とはどういうものだろうか、その価値と存在意義はなんだろうかという思いが強くなってきます。
最終的な部分は、決断と行動力。そして信念
そういう色々なことを考えて仮面ライダーを見ていると、その骨格をなしているのが信念であり、信念を実現するための決断力と行動力が仮面ライダーを形成しているという風に思うわけです。
これは、自分に当てはめて考えてみると、もっと自分を深彫りできるいい考え方だなと思うわけです。
今の自分に必要なものはなにか?これから自分がどうしていきたいのか?そのために何をするのか?
その答えのヒントは仮面ライダーの生き方から導き出せるんじゃないだろうかと思うのです。
それぞれのライダーの話をしだすとキリがないので、最後に僕の大好きな仮面ライダー555の乾巧の名言でこの記事を締めようと思います。
「俺は戦う…人間として…ファイズとして!」