説得力について考える。印象と根拠
Publish2021/09/17(金)
今回は、説得力について考える機会があったのでブログの記事にもしようと思います。
まず、個人的に「説得力」という言葉がすごく好きなんですが、なにかものを選んだり判断したりする場合に、説得力がある場合とそうでない場合では結果が大きく変わってくるので、日々の活動を行う場合でもより説得力が増す結果につながる行動をしたいと考えて行動している部分があります。
その結果、追加効果として説得力が上がり、最終的な結果にいい影響を与えるのであれば言うことはないかなとも思うわけです。
説得力と聞いてイメージするもの
説得力について考える場合、多くの人がイメージするのは「データ・数字で客観的な根拠を示すこと」が説得力とイコールに考えられがちかと思います。
これについては間違いはないのですが、別の側面として「この人の言うことは信用できそうだ」というような、根拠とは違う基準が影響するケースがあります。
例えば、その業界にいる期間が長い人とそうでない人などのケースが考えられますが、この場合期間の長さが根拠のような風に捉えられがちですが、実際のところ長くいたことが結果につながっているというデータの根拠がない場合、基準として期間の長さは評価に値しないわけです。
しかし、「なんとなく」長くいるんだから結果も残しているのではないのかな?という印象があり、その印象が根拠のように捉えられることで、選択する際の基準として力を持ってしまっている状態になります。
期間が長ければ結果が出るという根拠がない場合、上記の選択は根拠に基づいているようで、根拠のない選択になっています。
根拠は重要だけど、それが全てではない
このように、実際には根拠がないけど、なんとなくの印象が判断基準になっているケースというのがよくあります。
また、「あの人のほうが頼みやすそうだ」「あの人は話しやすそうだ」というようなその人が持っている雰囲気で選ばれるケースもあります。
印象というのとは少し違いますが、「あの人とは仲がいいから、あの人に頼もう」というような人間関係を基準にして選ばれるケースもあります。
僕がいいたいのは、このようなケースは間違っているということではなく、説得力だけに特化するのではなく、きちんと印象面でも選ばれる側に立てるような活動が大切だなと言うことがいいたいわけです。
気持ちよく仕事をしたい
日々の活動で結果を残すことが大切なのは間違いないですが、結果さえよければそれが全てということでもなく、結果が出るまでの過程でどれだけ人の印象に残るか、よい印象で終えられるか、関わったことで満足してもらえるか、信頼してもらえるのかなどもふまえて行動をすることが大切だと思うわけです。
そのためには日々の積み重ねが大事で、笑顔でいることやあいさつをすること、丁寧に受け答えをすること、相手の気持になって一緒にものを考えること、時には結果まで回り道かもしれないけど相手にとってベストなタイミングになるように調整することなど、人の感情面に重きをおいて行動することも大切だと思います。
その結果として仕事がスムーズに進むようになり、結果にもいい影響を与えることになるので、感情面に重きをおくことは結果を出すという面でも重要な要素だったりもします。
どうも最近コロナの影響で人同士の距離感のとり方が難しくなり、結果さえ出せば問題ないというような考えが増えてきているように思うケースを何度か目にしたので、それはちょっと違うんじゃないかなと思って書いてみました。
僕自身もまだできていない部分があるので偉そうに言えることでもないんですが、こういうことは定期的に考えて襟を正しながら進んでいくことが大切だと思っています。