この仕事をやっててよかったと思うこと
Publish2015/11/11(水)
昨日はお客さんのところで定例の打ち合わせをしてきたんですが、その時にすごくうれしいことがありました。
そのうれしいことがあったおかげで、「この仕事をやっててよかった」と改めて思えたのと、もっとこうしたいという思いが強くなったので、主に自分のために書いておこうと思います。
言われてうれしいのは「結果が出ている」ということ
昨日の打ち合わせであったうれしいことというのは「過去最高に結果が出ている」という言葉でした。
これまでで一番結果が残せた月になったというのは聞いていてほっとしましたし、これまで僕が思っていたうまくいく方向性も間違っていなかったということの立証でもあるのですごくうれしいわけです。
これは僕がこの「webの運用」を仕事としてやっている上で一番うれしい体験だと思っています。
単純にアクセス数が上がったとか、そういうこともゴールに到達する過程の一つとして結果が出るのはもちろんうれしいんですが、最終的なゴールとしての成果が結果として出ているというのは何にも増してうれしいですね。
そして、そのことをすごい笑顔でお客さんから言ってもらえるというのはすごくうれしいことです。
言われてすごくうれしかったんですが、でもそれと同時に考えないといけないなということも何個かありました。
「いいものを作れば売れる」でも「売れるものがいいもの」でもなく「いいものが正しく評価されて売れる」を作りたい
今回うれしいことを言ってもらえたのは、僕が考えたプランがよかったということも一部はあると思いますが(自慢みたいで嫌な表現ですが)、基本的にはお客さんの商品が素晴らしかったから結果が出ていると考えています。
どれだけ商品をアピールさせて色々な人に見てもらおうとも、その商品自体に価値が感じられなかったり、購入する人に選んでもらえるような品質がなければどれだけアピールしても意味がありません。
僕がやっているのは「いい商品に光をあてる作業」だと思っています。
よく言われることですが、クリエイターは「いいものを作れば売れる」と思っている部分があります。
これはいい商品だから、誰が見てもいいと感じて売れるはずだという思い込みからくるものだったりするわけですが、実際にはいい商品である=売れるということではありません。
そもそもいい商品という評価自体が主観的すぎるとか、話の論点が変わるような問題もありますが、基本的にはいい商品を作れば売れるということではないわけです。
それと逆の考え方で「売れるものがいいもの」という考え方もあります。
これには同意する部分もあるのですが、「売れる=いいもの」という図式だと、売れないものには価値がないということにもなるのではないでしょうか。
僕はそうは思っていなくて、結果として売れたことは評価されていることだと思いますが、それだけだと寂しいなとも思うんです。
なので、僕の理想は「いいものが正しく評価されて売れる」になることだと考えています。
クリエイターが夢中になって作るこだわりの部分も大切にしたいですし、そういう思いがこもったものがきちんと評価されて結果が残るというのが僕の中では一番の正解だと思うんです。
そのために、自分がその架け橋となって「いい商品を正しく評価してくれるステージにあげる」ことになるのが理想形です。
前に出るのは自分じゃなく、お客さんの思いであり商品というスタンスも僕の性格上しっくりきていて心地よいです。
勝って兜の緒を締めよ
今回うれしいことを言ってもらってすごくいい気分だったわけですが、同時にこういう時こそ気を引き締めないといけないなとも考えています。
「勝って兜の緒を締めよ」ではないですが、うまくいっている時ほど大きな失敗の前兆が出ている場合が多いです。
僕の経験上でもそうですので、こういう時こそ浮かれずきちんと客観的な現状分析と今後の方針を見定める必要があります。
また、うまくいっているとはいえ、ベストかどうかと言われれば疑問が残る部分も個人的には感じているので、そこも結果に満足せずさらに上を目指していくほうがいいでしょうね。
今回結果が出せたことについては素直に喜んでいますが、今日でその気分は終わりにして今からは普段通り粛々と計画通りに進めていこうと思います。