高校野球を見て思う、「諦めない心」
Publish2014/08/26(火)
先日、甲子園で行われていた高校野球の準決勝の試合を見に行きました。
行われたカードは、2試合とも特徴のある試合でとても楽しめたのですが、第2試合の敦賀気比と大阪桐蔭の試合は特にとてもすごい試合で、色々考えさせられました。
最初に圧倒的な差をつけてもひっくり返ることがある
まず驚いたのは、初回に敦賀気比が満塁ホームランを含む5得点を取ったことです。
今回の大会では、敦賀気比は圧倒的な攻撃力で勝ち進んできていまして、僕も今回は大阪桐蔭を応援しに行ったのではなく、実は敦賀気比がどれだけ強いのか実際にみてみたいなーという思いが強かったんです。
そして、その前評判と勢いに乗っている感じが凄くよくわかるスタートでした。
この回を見て、「これは決まったな…」と思っていました。
でも、これはこれから始まる素晴らしい試合の序章でしかなかったんです。
全体の流れを考えると、完全に大阪桐蔭の流れだった
初回こそ5点取られた大阪桐蔭ですが、その裏の攻撃で3点、2回には2点を奪って同点にします。
その次の攻撃で敦賀気比がホームランで引き離しにかかりますが、4回に5点をとって逆転し、その後も点を加えて結局15-9で敦賀気比に打ち勝ちました。
敦賀気比からすると、最初に大きく突き放したはずが追いつかれ、じりじり差を縮められて追い抜かれ、その後も追いつけずに負けたような形になります。
もちろんその間も両チームが激しく打ち合っていましたし、敦賀気比は15安打と大阪桐蔭の12安打よりもヒットの数では多いものの点に結びつかなかった感じでした。
僕はそんなに野球に詳しいわけではないので素人考えにはなりますが、試合全体を通してみると全体の流れを掌握していたのは諦めずに攻めつづけた大阪桐蔭にあったように思います。
勝敗を決めたのは勝利への執念と諦めない心だったんじゃないかなと思う
本当にすごい試合で、手に汗握る大変な試合でしたが、振り返って考えてみると勝敗を分けたのは初回に点を取り返した大阪桐蔭の執念というか「負けたくない」という気迫のようなものだったんじゃないのかなと思います。
普通に考えると、初回の満塁ホームラン含む5点は野球がいくら点を取れるスポーツとはいえ、かなり厳しい状況だったはずです。
でも、選手たちは諦めなかった。
常識とかは関係なく、目の前にある試合に全力を尽くしたというのが、勝利につながる原動力だったと思います。
もちろん敦賀気比も勝ちたい気持ちは大阪桐蔭に負けるという事ないくらいすごい気迫でしたが、今回の試合では大阪桐蔭が勝ちました。
こういう試合を見てすごく楽しかったですし、こういう気持ちとかを最近忘れがちなので、すごくいい刺激をもらうことができました。
高校野球は、甲子園は熱くていいですね。