オンラインミーティングの未来を考える。
Publish2016/05/23(月)
今日はオンラインミーティングの未来がこうだと嬉しいなという妄想記事です。
毎週金曜はWeb相談所のある福寿舎では、作家さんたちが居間に今に集まって作業するような感じになっているのですが、そこで話した内容が面白かったので、そのお話を書こうというわけです。
テーマは「オンラインミーティングって難しい?」
現在のオンラインミーティングの問題点
まず、その金曜には僕も居間に降りて作業をするようにしているんですが、その場でこういうことを言われたわけです。
「でぐちさんたまに部屋でオンラインミーティングされてません?ああいうのってすごくいいなって思うんですよね。」
言われたように、僕は相談所の中でたまにオンラインミーティングをしています。
定期的に行っているものもあれば、遠方のお客さんなのでオンラインミーティングで臨時で対応しているという場合もあります。
その時の様子が聞こえていたんでしょうね。声が大きくてすいません…。
それはさておき、僕のような仕事形態だと、オンラインミーティングは行いやすい状況ではあります。
やりとりする内容がWebのことですし、チャットとオンラインミーティングで多くのことは解決できるというのも大きいでしょう。
使っているツールも、スカイプやチャットワークライブ、ハングアウトなど、たくさんのツールが出ていて、それを使える環境にある相手とそれを使える相手がいるというのも大きいです。
環境に恵まれているという点でオンラインミーティングが行いやすいので、福寿舎にいる他の業種の人に比べてする機会が多いのも事実です。
でも、オンラインミーテイングが行いやすいゆえに、オンラインミーティングの問題点も感じています。
回線や音声品質とかの技術的な部分は置いといて、個人的に一番問題があるなと思っているのは「ながらミーティング」になる可能性があるということ。
「ながらミーティング」は、例えばオンラインミーティング中にべつの仕事をしたり、そもそも話を流しつつあまり聞いていないような状況でも成立してしまうという状況です。
「ながらミーティング」を僕がしているということではないんですが、例えば複数人でのミーティング中に「今の話自分には関係ないから少し急ぎの仕事をしちゃおうかな」という思いはよぎることがあって、実際にはしませんけどやろうと思ったらできてしまうなと思うわけです。
「ながらミーティング」の一番の問題点は、集中力の欠如にあります。
ミーティングに参加している気分にはなれるけど、実質的には参加していないも同然のような状況も生まれる可能性があると考えると思うと、格好大きな欠点だと思うんです。
問題点から考える改善方法
この問題の原因は、オンラインミーティングが、物理的に体は別の場所にあり、音声(と映像の場合もある)はオンライン上に集まるようなことが原因です。
相手の存在を感じることはできるけど、相手のモチベーションや雰囲気までを実際に集まってミーティングするレベルで行えるかというと、それは違うわけです。
そこで考えるのが、「じゃあ実際にあって話をしているのと同じように、その空間のみを視界に入れることで問題は解決するんじゃないか」ということ。
例え話にすると、オンラインミーティングをするときに、どこかの会議室を借りて、ドラえもんのどこでもドアでみんながそこに来るイメージです。
この形だと、「ミーティングをする」こと以外に注意を向ける必要がないため、実際に集まってミーティングをしているのと同様の効果が期待できます。
と同時に、オンラインミーティングのメリットでもある「移動にかかる時間とお金の削減」ができつつ、効率的なミーティングが可能になります。
例えば、ヘッドセット型の周りの視界を遮る全方位型モニタで、擬似的にアバターを使ってミーティングを行うというような感じだと、かなり僕が考える問題解決に迫っているように思います。
あと、これはゴールではなく、最終的な理想形につながる通過点として考えています。
もっと広げて理想的な未来のはなし
今ある問題を発見し、それに対する解決策を用意するというのは、大切なことではありますが、それにだけとらわれると問題解決がゴールになってしまいます。
今回の場合だと、理想を考えると「みんなんが誰でも簡単にオンラインミーティングを行える環境があり、そしてそのミーティングの品質は実際に集まってミーティングをするのと変わらない集中力を持たせることができ、しかも時間や場所を選ばず自分が好きな生活スタイルの一部として機能すること」が理想だと思うんです。
そのどれかだけをゴールにしてしまうと厳しいなと思いますし、それだとその場しのぎ感もあります。
問題を一つづつクリアしていき、その先に理想となるゴールを設定するということは、少し話が大きくなりがちですが考える必要があると思うんですよね。
そして、僕はこう考えたんです。
「このオンラインミーティングに、同時翻訳の機能が付いてたらどんな国の人とも、自国語を使うだけでミーティングすることができる」んじゃないかということを。
現在の状況では、オンラインミーティングで使える言語は、実際に自分が使える言語だけです。
そんなの当然ですよね。知らない言葉は喋れないので。
これは実際のミーティングの場合でもそうですオンラインに限ったことではありません。
しかし、仮想空間という場所でミーティングを行うということなのであれば、同時通訳を行いながらミーティングをすることも可能なのではないかなと思うんです。
もちろん少し話が大げさなので、すぐにでも実現できる話ではないですが、未来では実用化されていそうな気もします。
この機能が実用化できれば、どんな国の人ともコミュニケーションをとることができるわけです。
その国の言語を習得することなく、子供からおじいちゃんおばあちゃんまで世界中の誰とでもコミュニケーションが取れるというのはかなりすごいと思いませんか?
でも、決して不可能ではないと思いますし、僕ですらこんなことを思いつくぐらいの話なので、世界のどこかでこの研究をまじめに行っている研究者さんもいるかもしれません。
僕は以前記事でも書いたんですけど、iPhoneではけっこう音声入力を使って言葉を文字に変換しています。
言葉が文字にできるなら、その文字を翻訳して、言葉にして相手に返せばこの機能は実現できるわけなので、そのうちの一部がすでに実用化できているのであれば、今回描いた理想もそう遠くない未来に実現していそうじゃないかなと思います。
まとめ
とまあ、こんな話をしながら金曜は仕事をしていました。
夢のような話を話すのって気恥ずかしい感じはしますが、こういう風な話をヒントに色々思いつくこともあって、こういう話って無駄じゃないなと思うんです。
何より楽しいですね。
明るい未来を想像するのは、今を生きるモチベーションにもなると思うので、今後も積極的に与太話をしようと思います(笑)