サイト制作時に素材を手配していただく理由
Publish2013/12/09(月)
先日ふにの会というイベントをこそっとやったのですが、そこで話をした内容でまだブログで書いてないなと思うことがあったので、今日はその事について書いてみます。
その話というのが、「なぜサイトを作るときにお客さん側で素材を用意してもらうのか?」ということです。
僕の場合は、大抵の場合素材は全て用意してもらうようにしてもらっているのですが、世の中にはそうではなくて全部制作者側で用意してお客さんは出来上がりを待っているだけでいいという場合があります。
僕のように素材を手配してらうことによって、準備や選定に時間がかかったりして、その結果公開が押してしまうということがあります。
全部用意してもらう側だと手間もかからずリリースもスピーディーに行えると考えられている方が多いようで、なるべく早く公開が出来た方がいいから素材も全部準備して欲しいといわれることもあります。
確かにその側面はあるのですが、それを理解していてもあえてお客さん側で素材を手配してもらうのには理由があります。
その理由というのが、「公開後のモチベーション」です。
公開前に色々準備をせずに丸投げ状態にしてしまうと、サイトに愛着がわかず更新がされなくなる場合が多いです。
逆に準備を真剣に取り組んだ方はサイトに対する熱意もあるので、更新を続けておられる方が多いです。
僕は会った人にはだいたい毎回言っているのですが、「サイトは生き物」だと考えています。(一部例外を除く)
サイトは情報をきちんと公開しつづける事で、そのサイトをやる目的を達成できる場合がほとんどです。
何も更新せずに効果を生み出し続ける場合というのもありますが、多くの場合はそうではありませんので基本的には更新していくことは必須です。
(逆に更新が不要なサイトの場合は、最初から更新が必要ないことをお話ししてより簡単に公開できるように提案します。)
更新をするのはけっこう大変で、1ヶ月続けることが出来る人でも2ヶ月続けられない場合が多く、1年以上まめに更新し続けるというのはかなり難しいです。
ブログの事を考えてみると分かりやすいかもしれませんが、はじめて1週間くらいは書くネタってけっこうあります。
始める前に準備しておけるということもありますし、やる気もある状態なので1週間とかはそれこそ毎日でも更新出来るわけです。
でも、それを1ヶ月、2ヶ月、半年、1年と同じペースで更新が出来る人は滅多にいません。
大抵は1ヶ月もすればネタ切れや、飽きたりしてやる気がなくなったりするものです。
個人の場合はそれでもかまわないですが、それが仕事上でのことだと考えるとやる気のない中更新を続けるというのは苦痛です。
そのためとりあえずやればいいというような形で取り組むことになり、手抜きされたものが公開されます。
めんどくさいから適当にやろうというのは見ている人にも伝わるので、せっかくやっていることが意味がない、もしくは逆効果になることもあります。
なので、どうせやらないといけないのであれば楽しく取り組めるようにした方がいいのではないでしょうか。
そのためには、事前準備をしていただき、実際に作っている部分や間隔を共有することで、サイトがより自分の近くに感じることが出来、愛着を持っていただくことで更新が楽しいものになるのではないかと思います。
その結果、更新しないサイトは当然のように当初決めた目標を達成することが出来ず、更新しているサイトでは確実に成果を残しているという結果に繋がります。
長くなりましたが、上記のような理由からふにすではサイトを制作する場合に素材をご手配いただくようにお願いしております。
【少し宣伝】
なお、ふにすではこの様な考えのもと、日々サイトの制作を行っております。
興味を持たれた方や、一緒に仕事をしてみたいという方はお気軽にご相談ください。