ドキドキとかワクワクとかそういう感情が湧いてくる仕事をしたい
Publish2014/12/05(金)
先日書いた「作品」のエントリの件が予想以上に色々な人に見てもらっているようで、うれしくもあり色々と考えていました。
あの記事では、受託でのWebサイトの制作を受けるプロとしてのスタンスというか、僕としてはあまり好きな言い方ではないですが「こうあるべき」という風に捉えられた方も少なくないかと思います。
依頼された方の希望を実現するという視点でみたら、書いた事に間違いはないと思ってます。
ただ、やっぱりというか「作る側の心の持ちよう」といった部分は書いてなかったので、ちょっと一方的でした。
ということで、昨日に引き続き結果的に第3弾になりますが、今回は「作り手としての心持ち」の部分を書いてみようと思います。
それがタイトルにもある「ドキドキとかワクワクとかの感情」の部分です。
最近冷めちゃっているのは年のせいか?
少し話がそれますが、先日ある打ち合わせで質問をされました。
「出口さんって、こういうときワクワクします?」と。
それでその時は何も考えずに「いや、そういう事ではドキドキとかしないっす」と答えた訳ですが、よく考えてみると最近「ドキドキ」とか「ワクワク」とかいったふわっふわな感情ってあんまりでてくる機会がなくなってきているように思うんですよね。
昔はよく出てきてたはずなのに、最近ではたまにしか出てこない。
最近だと、カブキさんの試合と自伝本、ポケモンORAS、GitFtpくらいしかドキドキしてないです。
思い返したら意外とドキドキしてるやんって思いましたが、まあそれでも昔よりは少ないと思います(個人比)
そんな事を考えていると、仕事にももっとドキドキやワクワクが入るような事をしていった方がいいような気がしますし、そうしたいという気持ちもあります。
「作品」的な話でいえば、どっぷりとのめり込んでどこに出しても恥ずかしくないくらいの思い入れのあるものを作りたいという、作り手としての希望ですね。
その前提としては、もちろんお客さんの実現したいご要望はありきですが、結果を出すためのプロセスやアプローチに関しては、ある程度こちらでのめり込んでやるくらいの気持ちでは望みたいです。
自分だけじゃなくて、理想的には関わる人全員がそうなるのがベスト
そして、そのドキドキやワクワクが湧いてくる感じはできれば関わっている人全員、リリース後にそのサイトやサービスに接した人全員にもそのドキドキやワクワクが伝わるようであれば最高だと思うんですよね。
たぶん、その部分が実現できていれば目的はもちろん達成できるでしょうし、ゴールラインよりももっと高いレベルでの成功になる可能性もあると思うんです。
作り手として自分を殺す部分は重要だと思いますが、作り手としての楽しんで仕事に取り組める部分があれば、結果的に品質の高い成果物にもなると思います。
やはり作り手としての初期衝動というか、「やばいこれ、めっちゃ楽しい!ワクワクする!」という体験があるので、もう一度その感覚を味わいたいなとも思う訳です。
というような、「こないだ書いてる事と全然違う事言ってるやんな結論」になりましたが、気持ちとしては両方とも大事に思っている部分です。
自分がどうありたいのか、お客さんの要望をどうしたら実現できるのかという、どっちか一方だけに振るのではなく、そのどちらも大切にしてその時々でベストと思える選択をし、悔いのないように突き進むしかないなとは思い直してます。
ふにすの会社としてのスローガンは「Webを起点に会社の成長を応援するパートナー」で、フリーランスの時のスローガンが「笑顔を作るサイトを作る」だったという事を考えると、今回言った事は僕自身としての「どうありたいか」という部分の根本的な部分なんでしょうね。
今回色々考えた事でやっぱり原点にまで戻る形になりましたが、色々考えてすっきりはしました。
結果的に年末に色々考える事になったので、また新しい年に向けての目標などを考え直してみようと思います!