クラウドワークスで仕事をして感じたメリットとデメリット
Publish2015/11/17(火)
今回はクラウドワークスで仕事をしてみたので、その理由とかメリットやデメリット、今後こうなると理想的かなと思える点について書いてみようと思います。
クラウドワークスで仕事をしてみようと思った理由
まず、今回クラウドワークスで仕事をしてみた理由としては、前提として今後クラウドワークスに代表されるようなクラウドソーシングは今よりもっと広まると思っているからというのがあります。
そして、今後の可能性として僕自身が発注側として利用する可能性も考え、その時に仕事を受けてくれる人がどう感じるのかを体感するという意味で、実際に利用者側としてシステムを利用して体験・体感しようと思ってやってみました。
実際にやらなくても大体はわかるんですけど、実際にやる事で見えてくる部分、やらないと気付かないこともあるだろうということで、今更ながらではありますがやってみたわけです。
あと別の理由として、僕が定期定期に行っている「個人的に自分を追い込むプロジェクト」の一環としてやってみたという部分もあります。
自分を追い込むプロジェクトは、あまり得意でないことや、いつもだったら断る事を積極的にやってみて、苦しんで這い上がることで自分の壁を壊す・乗り越えるためのちょっとマゾっぽい取り組みです。
たまにこういうことで自分を追い込まないとどんどんぬるくなるので、自分への戒めのようなものですね。
それはさておき、ここからが本題。
クラウドワークスで感じるメリット
まずはメリットから書いていきます。
本人確認書類による所在確認
最初にはじめてみて思ったのが、「本人確認書類」がとてもいいなと思いました。
本人確認書類は、免許とかをクラウドワークスに送信して、本人であるという確認をとる工程です。
仕事を受ける際に、「この人は実在している人」だという安心感ってすごく大切だと思います。
クラウドワークスのように顔の見えない人とビジネスをする場合は、その人が本当にいる人かどうかということって受けるか受けないかにも直結するくらい重要なことかなと思っています。
あとは、本人確認書類ってしなくても仕事を依頼したり受けたりできるんです。
要は、本人確認書類は必須ではないのに、わざわざその手順をしてくれるという部分で、相手がこちらに対して真摯に接しようとしているという感じにも取ることができます。
その意識的な部分を感じ取れるという意味でもメリットとなっているポイントだと思います。
仮払いにより不払いの不安がない
そして、クラウドワークスでやりとりをする過程で感じた「これはいい」という最大のポイントが仮払いシステム。
仕事の相互確認が済んだ時点で、発注側がクラウドワークスに入金するので、「仕事をしたけど支払いしてくれない」という最悪の事態を回避することができます。
また、支払いの催促や入金確認など、こっちでしないといけなかっためんどくさいところをまるっとやってくれる感じになるので、その点もすごくいいと思います。
支払いされないかもという不安がなければ仕事にも集中できるので、そういうメリットもありますね。
自分で仕事を選ぶことができる
あとは一般的にもわかることですが、自分で好きな仕事を選べる自由さというのはやはりすごくいいですね。
気が乗らない仕事には応募しなければいいですし、こちらで金額を提示することもできますので、受注側の自由度も高いのはとてもやりやすくていい感じだと思います。
実績を積むとスカウトがくる
クラウドワークスにはスカウトがあるんですが、これも面白いなと思います。
スカウトは報酬が20%アップするという点もありますが、それよりも「この人がよさそう」というのを発注者側からコンタクトできる形なので、発注側にも受注側にもメリットがあります。
クラウドワークスで感じるデメリット
いいことばかり書いてても仕方ないので、次はこれなんとかならんかなと思うことを書きます。
システム利用料が高い
一番思ったデメリットはやはりシステム利用料の高さです。後述しますがクラウドワークスの案件単価は比較的低めのものが多いので、1回の取引でほぼ20%引かれます。
QAには以下のように書いてあります。
仕事を受注した場合、契約が完了し、報酬が確定した後で、契約金額(税込)の5~20%(20万円超の部分は5%、10万円超20万円以下部分は10%、10万円以下の部分は20%)をシステム利用料としていただいております。
多くの案件が10万以下くらいなので、必然的に20%抜かれるのは厳しいなと思います。
もちろんメリットで書いた仮払いなどのいいシステムがあるので、利用料を払うこと事態は問題ないのですが、少額案件でさらに20%も持って行かれると実質のギャラはかなり安くなります。
お金を得るためにクラウドソーシングをするはずなので、ここの部分はかなり痛い気がします。
運用側としては一番数が多いここの価格帯で手数料確保しとかないと経営的に厳しいとか、もっと大きな金額での取引の方がメリットがあるよという営業的戦略なのかもしれませんが、安い価格帯で仕事受ける側からするとかなり厳しいのでもうちょっとなんとかならんかなとは思います。
案件単価が比較的低め
実際に仕事を探しているとわかりますが、案件単価は比較的低めです。
普通の案件もありますが、LP一つ作って5000円とか、どう考えてもおかしいような値段設定も比較的よく見受けられます。
これについてはクラウドワークス側というより発注側の問題になるかと思いますが、全体的に多いというイメージはどうしても付くので、ここで本気で頑張ろうという人がなかなか増えづらいような気はします。
クラウドワークスに今後期待すること。
以上ざっくりですが個人的に思ったことを書きました。
システム自体はすごくよくて快適でしたので、あとは書いたデメリットがどういう形で解消されるかによって今後変わってくる感じはします。
あとは手数料とかもアクティブユーザーが増えれば下がってくる可能性もありますし、まずは世間一般でクラウドワークスを使って仕事をするというようなスタイルが一般化するとまた違った展開も期待できるのかなとは思います。