2次会に行く人は成功しないというのはなんとも視野の狭い考え方だと思う
Publish2016/02/25(木)

今回は僕の考え方シリーズの一環で、先日Facebookでシェアされてきて「これは如何なものかな」と思った記事についての僕の意見です。
その記事がこちら。
成功する人は2次会に行かない
食事や体調管理については理解はできる
この記事を読んで、個人的には「これは違うな」ということが感想なんですが、中に同意できる部分はあります。
全部否定するつもりもありませんし。
例えば、
自分のカラダを作り出す食物や飲み物、休息に意識を向けずに成功する人になることは難しい。
というのはそうだなと思うわけです。
体が資本と昔の人も言いましたし、いい仕事をするためには健康管理に気を使って自分のベストコンディションを維持することは大切です。
プロのアスリートがそうであるように、体という基礎をしっかりと意識してコントロールすることは重要だと思います。
ただ、それと同時にランチミーティングの話を繋げるのは少し無理がありますよね。
「健康管理」という話がなぜか「食事をビジネスチャンスに」みたいになって論点がすり替わっています。
これはいただけませんので、別の例えの方がよかったんじゃないかなと思います。
2次会=カラオケという図式はあまりにも視野が狭い
そしてここからが本題ですが、この著者の方は「2次会=カラオケ」のように言い切っているのがいただけないと思うんです。
著者の人と中で2次会=カラオケなのかもしれませんけど、2次会はカラオケっていう人ってそんなに多いんですかね?
統計データとか見たわけでもないですが、これまで僕の周りの観測範囲という狭い範囲内ではありますが、2次会=カラオケというのはあまりなかったので実感が沸きません。
特に、ビジネス系の交流会の2次会とかだと、そのまま飲みに行く方が圧倒的に多いので、カラオケって言い切るような形になっているのはもしそういう意味で言っていないのであれば変なふうに受け止められてますよね。
少なくとも、2次会=カラオケという図式はあまりにも視野の狭い考え方だなと思ったわけです。
2次会でも仕事にはつながるということを考えたほうがいい
そして、もっと言えば仮にカラオケに行ったとしても
カラオケのあるお店でお互いに自己満足の歌を歌い合ったところでビジネスは前に進まない。
と考えるのはこれまた思慮不足だなと思うわけです。
ここで2パターンの場合を考えてみましょう。
パターン1:同世代、下の世代とのカラオケの場合
まずは同世代か下の世代とカラオケに行く場合です。
この場合は、カラオケでどんな選曲をするかとか、その場をどう楽しい空間にするかなどのコミュニケーション能力が見られる場所になるという見方があります。
選曲によってはそのミュージシャンが好きという共通の話題で相手とより親密になる場合もあるでしょう。
若い人たちに「あのおっちゃん結構おもろいやん」と親近感を持ってもらって相談しやすい関係性を作ることもできる場合もあるでしょう。
いづれの場合も、カラオケという場所で自分と相手のコミュニケーションをきちんと行うことができれば、信頼関係は深まりそこで仕事に生かされたり仕事になる場合もあるはずです。
自己満足で歌うだけだったらそうはなりませんが、カラオケ=自己満足ということでもないでしょうし。
パターン2:上の世代とのカラオケの場合
次に上の世代と行く場合です。
この場合は、おそらくスナックとかになるでしょうね。
というか、書いてる途中からこの2次会っていうのはスナックのことなんじゃないかとすら思えてきました。
しかし、この場合でもスナックに行くことがビジネスにつながらないというのは間違いがあると言っていいでしょう。
なぜなら、スナックに年上の人と行っている時点で少なくとも年上の世代の人からある程度認められた状態になっていると考えることができるからです。
年上の人と一緒にそういう場所に行くということは、年上の人の立場からするとその場の代金をおごってあげることになっても構わないという人と行くと思うんですよね。
そういう時に連れて行く人が「こんな奴に金出したくないな」と思われている可能性は低いと思います。
そして、その場所に参加していることで「こいつは大丈夫な奴かどうか」というのを値踏みされていると考えたほうがいいでしょう。
年上をちゃんと立てて場を和やかにすることができる人であれば、年上の人からの評価が上がって仕事につながることもあるでしょう。
というか、そういう場所でちゃんと周りを見ていい雰囲気を作れる人は2次会に行こうが行かまいが仕事ができるので2次会に行くとか行かないとかそれ自体がどうでもいいような気すらしてきます。
2次会に行っても仕事にならないという趣旨への反論だったのでこんな感じで書きましたが、ビジネスは人と人で成り立つものなので、2次会であろうが何であろうが、人と接する機会はビジネスになる可能性があるということくらいは考えた方がいいのではないかなと思います。
ランチミーティングの時のことを書いているので、そんなことはわかっているはずだと思いますので。
そもそも成功は主観の問題なので人が決めることではないと思う
上記のようなことを移動中の電車のなかとかで考えていたんですけど、考えてたらいつものようにそもそろ論で考えてて「そもそも成功って主観の問題だから人がどうこう言うことじゃないな」と思ったわけです。
どういうことかというと、人に「あなたは成功してすごいですね」と言われても当人が「自分って成功してるの?」という感じであればきっと成功しているということではないわけです。
もっと言うと、例えば年商何億円の会社を経営する経営者でも、自分の現状に満足していなければ成功したとは思っていないでしょう。
もっと先に成功があって今はまだその途中でしかないと思う人もいるわけですし。
でも、お金は稼げてなくても自分は人生の計画通りに進んでこれたので成功していると思っている人がいれば、それはその人にとって成功しているということなんですよね。
結局何が言いたいかというと、成功しているかどうかはその人次第だし、その人の主観によるものだということです。
成功するということが主観である以上、人からどう言われようと何も関係ないですし、人にどうこう言われることでもないわけです。
まとめ
成功するという自分の目標を達成するために、食事に気をつけて体調管理を意識するということで書いていれば何もひっかかることのない記事だったと思います。
タイトルで煽らないとPVが伸びないとか、そういうことでこういう品のないタイトルになっているのかもしれませんが、ところどころに書いてあるちょっといい話があまり伝わらなくなるので、やはりこういうタイトルをつけたことが一番の間違いですね。