チャットワークのアンケートの件で思うこと
Publish2022/09/30(金)
先日、チャットワークを使っていると突然画面がアンケートに切り替わりました。
なんの前触れもなく突然のことなのでびっくりして、後で答えようと思って閉じるボタンを探したのですが見つからず、いったんリロードで回避しようと思ってリロードしましたが再度アンケートがでたので、しかたなく他にやることがあったけど、先にアンケートを答えないと進めない感じだったのでアンケートに答えて仕事の続きをしました。
途中になっていた仕事を終え、ふと一息ついたところで、さっきのアンケートなんやってんやろうと考えると、なんだかすごくモヤモヤした気持ちになりました。
これって同じような事を考えている人多いのでは?と思ったので、Twitterで「チャットワーク アンケート」と検索したところ、僕と同じようにモヤモヤを感じている人や、客先で打ち合わせ中に急に切り替わったのでなんとかしてほしい、答えたくないのに消せないのが最悪など、けっこう熱のこもったコメントが溢れていました。
なので、この一連の出来事で考えたことを書こうと思います。
アンケートのやり方はもっと考えたほうがよかった
まず、アンケートを取るということ自体が悪いということではないと思います。
いろいろな意見を聞いて、その意見を運営に生かしていくというのは一般的ですし、それ自体に問題もないと思います。
ただ、今回のアンケートで問題だったと思うのは「ユーザーの意志とは無関係に強制的に開始される」「キャンセルや後回しにするための方法がない」の2点にあると考えています。
まず、「ユーザーの意志とは無関係に強制的に開始される」というのがかなりよくないと思っていて、いつものようにチャットワーク上部のお知らせとかで任意のタイミングで同じアンケートを行っていたらここまで熱がこもる事はなかったと思います。
お客さんの打ち合わせを中断してアンケートさせられるとか、急ぎの案件でタイムリーなやり取りをしているタイミングでアンケートが差し込まれるとかになると、それは怒るわなとも思います。
自分が選んだのであればともかく、自分の都合を無視して運営側の都合で強制的にアンケートが始まれば、いい風に思わない人も出てくるのは当然なので、この点に関しては配慮が浅かったとしか言えないと思います。
反省して対策を公開するという点はよかった
とはいえ、色々やっていく過程で失敗があるということはある種当然で、やってしまったことは反省して前に進むしか無いというのもまた当然のことかなと思うんですが、そういう時に「自分が間違っていてすいませんでした」と表明できるかどうかはすごく大切だと思っています。
今回のチャットワークの場合は、翌日には下記のようなツイートで自分たちの誤りを認めています。
この姿勢はとても真摯な対応だと思いますし、色々言われるのを分かっていてもきちんと今後は対応することを表明したということはすごく評価できると思います。
【お知らせ】昨日正午に配信したアンケート表示につきまして、ご利用中の皆様にご不便をおかけして申し訳ございませんでした。皆様のご意見を真摯に受け止め、現在はアンケート表示を停止いたしました。今後はより皆様の使いやすさに配慮したサービス運営をしてまいります。
— Chatwork|国産クラウド型ビジネスチャット (@chatwork_ja) September 28, 2022
今回の反省を生かして、もっと素晴らしいサービスになってくれることを期待したいです。
さいごに
僕の個人的な感情にはなるんですけど、チャットワークというサービスは、かなり思い入れがあるサービスです。
リリース当初というか、リリースの前に企画段階の辺から応援していたサービスで、付き合いもかなり長くなっているwebサービスだからという部分があって、あまり表立った批判的な事は言わないようにしてたし、できる限り静かに見守っていきたいと思っています。
ただ、今回のアンケートについては、長年見守ってきたいちユーザーとしても非常に残念な施策だったので、こうして微妙なタイミングではありますが一言言いたくて書きました。
サービス自体は本当にすばらしいものなので、こういうミスで足をすくわれないようにしてほしいなと思っています。