ホームページ上で使用する言葉選びについて考えてみましょう
Publish2021/04/02(金)
今回はホームページ上で使用する言葉選びの効果を考えてみようと思います。
選ぶ言葉によって与える印象や効果が違う
まず考えないといけないのは、ホームページは主に文章で構成された情報媒体であるということです。
そのため、使用している文章の内容によって伝える内容が正しく伝わることもあり、逆に誤った内容を伝えてしまう可能性もあるものだということを認識することが重要です。
ホームページには画像や動画なども使用できますし、色やフォントなどを含めたデザイン面で印象を伝えることもできますが、文章がしっかりとできているということが大前提として重要です。
そのため、文章を構成する言葉の選び方によって、伝えたいメッセージの受け取り方も変わります。
こちらが伝えたいメッセージを間違いなく届けたい場合には、文章を構成する言葉選びの部分から考えておくということが大切です。
言葉選びが間違ってしまうと、与える印象が本来持ってもらいたい印象と違ってしまったり、ホームページ自体の効果にも影響を与えることにもなってしまいますので、言葉選びには注意しましょう。
ホームページ上での信頼関係の構築は減点方式
言葉選びを行う際に重要なことは、悪い印象を与えない・信頼性を感じない表現や言葉を使用しないということです。
ホームページで情報を伝える場合は、基本的に減点方式で考える事が重要だと僕は考えており、いかにマイナス要素を出さずに信頼感を蓄積していくのかという部分を考えるといいと思っています。
加点方式ではなく減点方式である理由は、まず初見でホームページを見てもらうときにはプラスの評価もマイナスの評価もないわけです。
フラットな状態で見てもらうことになるわけですので、そこからどう印象が変わっていくのかを考えるといい印象よりも悪い印象のほうが心に残りやすいのと、ホームページ上でいい印象を与えることのほうが難しいので、減点になるものを排除していく減点方式で考えるほうがうまくいきやすいというのが理由です。
そういう視点で考えると、掲載する情報で使用する言葉選びでは、悪い印象を与えない・信頼性を感じない表現や言葉を使用しないということが大切であると思うわけです。
使わない表現やルールを決める
では具体的に、どのように言葉選びを行うのかを考えましょう。
最もシンプルで効果が出やすいのは、使わない表現やルールをあらかじめ決めてしまうという方法です。
使用しない表現やルールを決めることで、作成した文章の校正も行いやすくなりますし、文章を作成する時点での迷いのポイントも減らせるので、印象面をコントロールしやすいという効果だけでなく、コンテンツ作成のスピードアップや効率化にもつながってきます。
例えば、攻撃的な表現の禁止、下品な表現やくだけた表現の禁止、セクシュアリティや個人の権利を侵害する表現の禁止などを決めておくだけでもかなり効果が出てくると思います。
言葉選びはこれからの時代はリスク管理でもある
言葉選びを改めて考える理由として、今後のリスク管理という側面も忘れてはいけません。
今の時代やこれからの時代は更にですが、webで情報を得る人の割合が高まり、web上での表現によって発生するトラブルも増えています。
そのため、言葉選び自体の重要性も高まっていると言えます。
どういう印象を持ってもらうかだけではなく、ホームページのリスク管理という視点でも言葉選びは重要だと考えましょう。
言葉選びは必要最低限の品質の担保
ホームページでの言葉選びの重要性はご理解いただけたかと思います。
個人的には、言葉選びは情報配信をする側の最低限の配慮であり、必須項目であると思っています。
正しくメッセージを伝えるためにも必要ですし、リスク管理の面でも重要ですが、これは要するにホームページ自体の基礎的な部分であり骨組みの部分でもあるわけです。
安定して運用していくための基礎であり、必要最低限の品質の維持や担保でもあると考えています。
なので、言葉選びをしっかりと考えて、正しくメッセージを届けるという姿勢のホームページが増えてくれるとうれしいと思います。