プレスリリース配信サイトを有効活用して広報活動を行う
Publish2022/03/11(金)
今回はホームページへのアクセスを増やすための方法の一つとして、プレスリリースを活用するということについて考えてみたいと思います。
今回紹介するプレスリリースの活用は、主に企業として外部にアピールできる情報がある場合の手法となりますので、個人でのホームページや、ECサイトでの販路拡大などでは使用が難しいケースもあります。(情報の切り口しだいなので絶対ということではないですが)
あらかじめその点を理解した上で見ていただければと思います。
広告と広報
まず今回のプレスリリース活用を説明する前に、集客の方向性としての広告と広報の違いを理解する必要があります。
プレスリリースは広報のためのツールになるので、広告のように使用しようとするとうまくいきません。
大まかな方向性としては、広告は広告主主体でのアピールをする手法で、広報はユーザー側主体での有益性のある情報を受け取る手法です。
主体者が違うということを理解しましょう。
例えば広告の場合、新商品の発売に合わせて新商品の魅力や価格を広告媒体に出して、商品自体をアピールするという感じになると思います。
これを広報として行う場合は、発売される新商品によってユーザーがどのような効果を得ることができるか、社会的に見て公共性のある価値があるかどうかをアピールするというような感じで、情報配信の見せ方の方向性が違います。
なので、その点を理解した上で進めないと効果を出すことができないと考えましょう。
広報できそうな情報探しをする
プレスリリースを活用する場合、まず最初に行う必要があるのはネタ探しです。
いくらツールが決まっていても、そこに掲載する情報がなければ活用する事はできません。
社内で何が起こっていて、外部に対して何をアピールできるのか、公開する情報の公共性や利便性をアピールすることで、ユーザーのメリットがあるものはどれかなど、まずは公開するための情報のリストアップが必要です。
リストアップ完了後に、その情報をどういう視点からどこの誰に対して何を訴求させるのかを考え、そのうえでプレスリリースの文章を作成する必要があります。
文章作成のポイント
プレスリリースの文章作成を行う際のポイントとしては、一番効率がいいのは他社のプレスリリースの文章を読むことです。
プレスリリースの文章にはルールがあり、そのルールを把握して同様に作成することが最短距離になるので、まずは他社ではどのようなプレスリリースの文章構成になっているのかを分析しましょう。
その際に、どういう情報をどういう切り口で紹介しているのかを知るということもできます。
「こういうニュースでもプレスリリースとして活用できるのか」ということが知れると、発信する情報の多様性に繋がりますし、何よりネタ探しがしやすくなります。
例えば、ホームページのリニューアルとかでもプレスリリースがでていますが、リニューアルされたことでユーザーの利便性が向上し、公共性のある情報として取り扱われることができるという視点があることに気付けたりします。
おすすめなのはPR TIMES
プレシリリースの配信先は一時期に比べると少なくはなりましたがこの記事公開時点でも結構たくさんあってどこにするのが一番いいのか迷うかと思います。
その際に個人的におすすめできるのがPR TIMESです。
PR TIMESのよさとしては、何よりも見られる回数が他の媒体よりも多いという露出面での優位性があります。
また、掲載される情報は、まず掲載企業自体の審査があるので情報の信頼性も高くなっているという点もあります。
情報の質と閲覧回数の多さを考えると他の選択肢を選ぶよりも、まずはPR TIMESでいいかと思います。
PR TIMESでうまく結果を出せたら、そのノウハウを使用して他の媒体に横展開させていくというようなイメージで問題ないんじゃないかなと思っています。
まとめ
プレスリリースを配信するということになると、難しいのではないかと考える方が多いようですし、広報のことがよくわからない場合も同様に腰が引けるかと思います。
今回紹介した内容では、広報のエキスパートになってほしいということではなく、ツールとしてのプレスリリースの有効活用がポイントになるので、まずは先行事例を見て特徴を把握し、使える部分を吸収して(まるっとコピーはもちろんダメですよ)配信できる状態にすることができれば、これまでとは違った打ち出し方で企業のホームページの認知度を上げることができるようになるので、まだしていないという企業にはおすすめです。