隠しテキスト・隠しリンクにならないように注意する
Publish2014/05/14(水)
今日は隠しテキストと隠しリンクについて。
隠しテキストと隠しリンクは、旧世代のブラックハットSEOの手段で、今やっちゃうとけっこう高い確率でアウトな場合が多い危険な方法なんですが、意図せずそのように解釈されてしまうケースがあります。
どういう事をしたら危ないかを知っておく事で、ペナルティを回避する事ができますので、知っておいて損はないかと思います。
読めないくらい小さい文字サイズ
たまにデザイン性の高さをアピールしたサイト等で「これは読めないな」と思えるくらい小さい文字サイズにしているテキストがあります。
こういうサイトの場合は、文字をデザインする為にあえて小さくしているかと思うんですが(好き嫌いは別として)、そのサイズがあまりに小さい場合は隠しテキストとして誤解されかないかと思います。
テキストはきちんと可読性があるレベルの大きさにしましょう。
もちろん1pxとか、最初から隠す気満々のサイズは論外です。
CSSで要素を画面の外に置く
数年前に流行った方法ですが、CSSのtext-indentで-9999pxを指定したり、要素をネガティブマージンで画面外に置いたりすることで画面のレイアウトを行なおうという目的で使用されていた方法がありました。
これは、人の目に見えないところに置いている時点で「隠している」と捉えられてもおかしくない方法です。
要素を隠して対応するようなデザインではなく、根本的な部分の思考を変える必要があるかと思います。
もちろんテキストやリンクを隠す目的で使用とかは論外ですよ。
画像や要素の下に文字列をかぶせる
これもたまに見かけるのですが、画像等の要素をcssのz-indexでテキストに被せたりしている場合は注意した方がいいです。
これもおそらくはデザイン的な視点で、少しずらしたりする演出としてそのようにしているんじゃないかなとは思いますが、隠そうとしていると捉えられてもおかしくない方法です。
きちんと表示がかぶらないようにしたり、別の方法に切り替えるなどして疑わしい行為は行わないのがよいかと思います。
もちろん隠す目的で使っているのは論外ですよ。
背景色と同系色のテキスト
これもデザイン性を重視しているサイトで見られがちな傾向ですが、文字色と背景色を同系色にしているサイトは注意が必要です。
これも見ようによっては隠そうとしているという風に捉えられる危険性があります。
また、この場合は隠しテキストや隠しリンクの問題以外にも、文字の可読性の問題もあります。
文字自体が読めないサイトでは、ユーザーがテキストの内容を読めないなどの不具合があるわけなのでユーザビリティの面でとてもよくないです。
きちんとユーザーが読めるテキストにしましょう。
もちろん隠す目的で使っているのは論外です。
大事な事なので4回ほど同じ事を言いました。
この辺をやってしまうとけっこう危険です。
デザイン的にどうしても表示している事を分かりづらくして体裁を整えたいという事もあるかもしれませんが、その場合は隠しテキストや隠しリンクになるくらいならテキストを表示させないという風に対応してしまうというのも一つの方法ではないでしょうか。
基本的には「怪しいと思われるような方法を使わない」という事が大切だと思うのです。