GA4のコンバージョンがキーイベントになったので変更点を確認しておきましょう
Publish2024/05/08(水)
今回はGA4の要素名の変更の話で、これまで使われていた「コンバージョン」という名称が「キーイベント」という名称に変わったので、変わった部分や確認しておくべきポイントをお伝えしようと思います。
人によっては全然どうでもいい情報という場合もありますが、これまで目標設定やイベントの設定を細かく設定していた人の場合こんがらがってくるケースもあると思いますので確認しておくことをお勧めします。
ポイント1.コンバージョンはなくなったわけではない
まず大きな勘違いを生みそうなポイントとして、キーイベントに名前が変わったことによってコンバージョンという名称を使わなくなるというふうに考える人がいるかもしれませんが、そうではありません。
名前が変わるのはGA4で設定していたコンバージョンという名称で、Google広告と連携して表示されていたコンバージョンはそのまま残ります。
要するに、これまでGA4と広告で同じ表記になっていたコンバージョンという名称がどちらのことを指すのかがわかりづらいので、GA4の方はキーイベントとし、広告の方はコンバージョンとするという風に、表示の区別をしたわけです。
Googleからの案内にもそのように書いています。
ポイント2.GA4で作成したイベントの設定をキーイベントとしてセットできる
これまでのGA4ではイベントを作成し、そのイベントをコンバージョンとしてマークすることでコンバージョンを表示させるという形でしたが、この機能はそのままにイベントを作成し、キーイベントとしてマークすることでキーイベントを表示させるという感じになりました。
公式説明ではキーイベントからコンバージョンを設定できるということでしたが、こちらではその仕様は未確認です。
多分今後追加される機能なんでしょうけど、これはこれでわかりづらくなるのでは…。
ポイント3.今後も新機能は追加される予定らしい
Googleではいつものことですが、今回の変更にかかわる部分はこれで最終ということではないということで、今後も広告セクションについては新機能の実装があると含みを持たせています。
どのような新機能なのかが謎ですが、Google広告との連動して使いやすくなるのであれば歓迎です。
ポイント4.設定画面もすでに変更済み
実際の画面を確認してみると、すでにコンバージョンという表記だった箇所がキーイベントという表記に変わっていることが確認できます。
一通り見た感じでは変更が完了しているようには思われますが、毎回変更ができていない箇所があるので、一応確認はしておきましょう。
なお、レポートの方は問題なさそうでしたが、探索のディメンションで「キーイベントです」という表記になっていて、これは正しいのか謎なんですけど結構あやしいので安心するのはやはりまだちょっと早い感じですね。
「キーイベントです」と表示されているけど、これで正しいのかは微妙
ポイント5.公式ドキュメントも自分の目で確認しておこう
これまで色々と説明はしましたが、この内容も時間の経過で変わる可能性が高い内容です。
最終的にはやはり自分の目で公式ドキュメントを見て確認しておくことは忘れないようにしましょう。
[GA4] Conversions vs. key events
いつものように英語のページしかないですが、翻訳を使えば確認は容易です。
若干変な翻訳になっている部分もありますが、全体の流れで読めば理解はできますね。
ということで、変更点等を紹介しました。