ドメインとサーバーの選定方法・基礎知識総集編

Publish2015/08/20(木)

このブログではドメインやサーバーについてところどころで書いておりましたが、ちょっと断片的だったりして見づらいのでまとめることにしました。
長いですが、これを理解していたらドメインとサーバーの基本的な知識が確実につくと思います。
ドメインやサーバーはサイトを支える重要な要素ですので、しっかり学んで理解しておくことが大切だと思っています。

長くなるので目次を作ります。

目次

ドメインに関する基本的な知識

まずはドメインに関する基礎的な知識です。
ドメインとはそもそも何で、どういう種類のものがあるのかがわかっていないと選ぶことも難しいです。

ドメインとは?

ドメインは一般的には「.com」などが有名ですが、簡単に説明するとインターネット上の住所だと思ってください。
実際に暮らしている場合でも、住所があって郵便物が届くように、インターネット上にも住所があり、その人(サイト)を訪ねる際にはその情報が必要になります。
このサイトでいえば、「https://funnis.net/」のfunnis.netがドメインになります。
ドメインというルールがある事で、インターネット上でサイトを公開する際に指定した情報を表示できるという仕組みです。
ドメインについての詳しい説明はこちらに載っていますが、専門用語が多いので初心者には分かりづらいかもしれません。
概要としては、僕が説明したようなイメージで捉えておくレベルでも問題ないと思います。
後述するサーバーに格納したデータと、サイトで表示する内容をひも付けて表示させる仕組みがドメインと思っていれば間違いはありません。

ドメインとサブドメイン

サブドメインという言葉を聞いた事がある人も多いと思います。
ドメインを考えていく上で、サブドメインという存在を知っておく事もまた重要です。
サブドメインは少し概念的な部分が難しいかもしれませんので、まずはクイズを出しますのでどういうものか考えてみてください。

Q.以下の中からサブドメインを選びなさい

1.http://www.funnis.net/
2.https://funnis.net/
3.http://blog.funnis.net/

さて考えてみてください。
どれがサブドメインでしょうか?

では正解を
A.1と3
正解は1番(http://www.funnis.net/)と3番(http://blog.funnis.net/)です。
この問題のポイントはwww.funnis.netがサブドメインであるということです。
よく広告などで「http://www.○○○○.net/」って書いてあるものがありますがあれは実はサブドメインなんです。
ドメインが「http://○○○○.net/」でwwwというサブの要素が割り当ててあるという感じですね。
ドメインとサブドメインがこういう風にあるルールに沿って決定付けられているので「https://funnis.net/」と「http://www.funnis.net/」はネット上(Googleなどの検索エンジン)では極端にいうと「別のサイト」として認識されています。

このドメインとサブドメインの事をしっかり分かっておくと、サイトの運営で起こりがちな「ある間違い」が起こらなくなります。
その間違いは「プロモーション時の誘導先を間違えない」という事です。
この部分を間違えている人がプロモーションをすると、「http://www.○○○○.net/」と「http://○○○○.net/」を同じものだと勘違いして媒体Aでは「http://○○○○.net/」、媒体Bでは「http://www.○○○○.net/」のように告知をしたりしてしまうんです。
この結果、誘導先となるサイトへのリンクがドメインとサブドメインで分散してしまい、効率よく集客できないばかりかSEO面でのデメリット、サイト解析時のデメリットなどが生まれます。
被リンクを分散させる事で生じるのは、狙った場合ではない限りデメリットのみでいい事なんてひとつもありません。
詳しくは専門的な部分も含むので、「いい事なんかないんだ」という点だけイメージできていればいいと個人的には思います。

ドメインとサブドメインの違いは、わかっていないと時に非常に面倒くさい出来事に発展する事もあるので、それぞれが違うものであるという事をしっかり理解しておく事が重要です。

ドメインの種類

ドメインの種類はよく知られている「.com」「.net」「.co.jp」「.jp」「.info」のようなドメイン以外にもかなりの種類のドメインが存在します。
ドメインの種類についてはこちらに載っているので興味がある方は見てください。

意外と「こんなドメインがあったんだ!」という発見もありますし、「このドメインはこういう種類のドメインだったんだ!」という発見もあります。
ドメインの種類は以下のような感じになります。

トップレベルドメイン

基本的に誰でも取得できるドメイン。値段も手頃でまずはこの中で選ぶというのが基本です。
一般的にもよく知られているものが多いので、無難な感じで収めたい時には適役です。
しかし、特に「.com」のような人気のドメインはすでに取得済みの場合なども多く、希望するドメインが取得できない事もよくあります。

.com
主に企業を対象としたドメイン。知名度は抜群なので取得しておいて損はない感じです。

.net
主にプロバイダなどインターネット関連企業を対象としたドメイン。こちらも人気のドメインで色々なサイトで使われています。
このブログも.netのドメインです。

.org
主に非営利団体を対象としたドメイン。トップレベルの中では非営利団体を対象となっています。

.biz
主にビジネス用途を対象としたドメイン。ビジネス対象なので一般の会社であれば特に問題なく使えます。

.info
主に情報サービスを提供する組織を対象としたドメイン。.com.netの次に人気なドメインですが、そこまでの人気もないのも実際の所なドメインです。
多くのサービスで初年度安売対象になっているドメインでもあります。

国別ドメイン

地域が対象になっているドメインです。
地域縛りなので、基本日本に住んでいたら対象外のはずなのですが、取得は意外と簡単にできます。
取得するパターンとしては、サービス名との語呂の良さという部分から選んでくるというパターンが多いです。

.us アメリカ
.uk イギリス
.bz ベリーズ
.cc オーストラリア領ココス諸島
.in インドの
.la ラオス
.me セルビア・モンテネグロ(旧ユーゴスラビア)
.sc セイシェル
.tv ツバル
.tw 台湾
.be ベルギー

汎用JPドメイン

jpだけがついているドメインです。
日本というのがすぐにわかるのでかなり人気は高いです。
「.jp」が該当します。

属性型・地域型JPドメイン

日本の中でも特定のジャンルに割り当てる事ができるドメインです。
特定のジャンルなので取得が難しくて、値段も「.com」とかよりかなり高くなります。
ですがその分、ドメイン自体の信頼性の高さにもつながるので、対象となるようなサイトの場合はより効果的になる場合が多いです。

.co.jp
株式会社・有限会社など、日本で登記を行っている組織。
取得時に会社の登記等補運が必要なため、ドメインの中では信頼性の高いドメインであると言えます。

.or.jp
財団法人・社団法人・宗教法人や、農業共同組合などが対象となっているドメイン。

.ne.jp
日本国内でネットワークサービスを提供している個人または法人が対象となっているドメイン。

.gr.jp
複数の個人又は法人で構成されている任意団体 (代表者及び副代表者が必要)が対象となっているドメイン。

.ac.jp
大学校・学校法人・職業訓練校など教育機関が対象となっているドメイン。

.ed.jp
保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校・専修学校など、18歳未満を対象とするものが対象となっているドメイン。

.go.jp
日本国の政府機関及び各省庁などが対象となっているドメイン。

アダルトドメイン

運用目的で取得すると言うより、自分で取得したドメインを守る為に取得しておくドメインです。
どういう事かというと、自社の商標とかに登録している名前の付いたアダルトサイトがあるとイメージダウンどころか、大問題ですよね。
自社のブランドを守るために、取得だけして守っておくという事も時に必要です。
「.xxx」ドメインが該当するドメインです。

とりあえずこのくらい知っておけばドメインを選ぶときに便利だと思います。
ドメイン選定の際の参考にしていただければ幸いです。

サーバーに関する基本的な知識

サイトを運用する際には、サイトのデータを格納するための場所としてサーバーが必要です。
サーバーがなければサイトを公開する事はできませんし、サーバーがダウンしたらサイトを表示できません。
サーバーはサイトの根幹を支えるとても重要な要素です。
サーバーは大きく分けて、「自社サーバー」と「レンタルサーバー」があります。
自社サーバーはその名のとおり自社内にサーバーを設置し、そのWebサーバーを運用する形態です。
レンタルサーバーには、これまた大きく分けて3つの形態があります。
「専用サーバー」「共用サーバー」「VPS」がその3つです。

専用サーバー

1台のサーバーを1ユーザー専用で使うタイプのサーバーです。
使うユーザーが自分だけなので、サーバーのスペックをフルに使えるのがポイントです。
ですが、その分料金も高くなっているのが一般的です。

共用サーバー

1台のサーバーを複数のユーザーで使うタイプのサーバーです。
使うユーザーによっては環境が良くも悪くもなるので、運の部分も大きいのが特徴です。
そのかわりに料金は安めの価格帯なのがポイントです。

VPS

1台のサーバーを複数のユーザーで使いますが、仮想化と呼ばれる技術で共用なのに専用サーバー並みのスペックを実現できるのがVPSです。
価格帯は専用と共用の間くらいであるのが一般的です。

その他にも、クラウド型のレンタルサーバーだったり、AWSのようなサーバーを立ち上げて運用するようなサービスもあったり、多種多様な形態でサーバーを用意することができます。
基本的には、サーバーがなければサイトは表示できませんし、サイトの表示速度もサーバーによって大きく影響してきます。
サーバーとは、インターネットを支える重要なものであるという事を理解しておきましょう。

ドメインを選定する際のポイント

ドメインを取得する際は、ドメインレジストラと呼ばれるサービスを利用して取得するのが一般的です。
ドメインレジストラの種類により取得できるドメインの種類や価格が違うので、まずは色々なサービスを比較検討してみるのがいいと思います。
また、たまにサーバーをレンタルする場合にドメインが付いてくる場合がありますが、基本的にはドメインはドメイン、サーバーはサーバーのように管理する際は分けておいた方が無難です。
というのも、サーバー会社によってはドメインの移管(お引越し)の際に多額の違約金や手数料を取る場合もあるからです。
最初からドメインは単独で取得しておいた方が後々のトラブルを防ぐ事ができます。
ドメインを取得するドメインレジストラで僕が初心者の方向けにでもオススメできるのが、

の3つになります。
個人的に管理がしやすいのはムームードメイン、一番安いのがバリュードメイン、この2つで取得できない種類のドメインの場合はお名前.comで取得するという感じです。
これには僕の主観が入っているので、それぞれ選んで決めるといいと思います。
ドメインの空き状況や価格はそれぞれのサイトで紹介されているので調べてみてください。

取得するドメインを選ぶ際のポイントとしては、あまり聞かないドメインはえてして価格が「高い」ものの場合が多いです。
例えばよくある「.com」の場合は国内で一番安く取得しようとすると年間¥1,000くらいのものですが、「.am」のようなあまり見慣れないドメインの場合は安いところでも年間¥10,000くらいと、かなり価格差があります。
このあたりはドメイン取得の際にたいていお見積もりできると思いますので、ご予算に合わせてドメインを選ぶといいと思います。
運用するサイトの状態に合わせて、適切な種類のドメインを選定しましょう。

サーバーを選定する際のポイント

サーバーを選定する際のポイントは、まずご自身が運用されるサイトが、どのようなプログラムを動かしてどのくらいのPVが想定されるのかという事を事前にシミュレーションしておく事です。
その条件によってサーバーに必要なスペックも変わってきます。
高機能なサーバーはそれらの条件を余裕でクリアできますが、その分無駄なコストも発生していると考えるとわかりやすいです。
理想は、サイトの表示パフォーマンスだけでなくコストパフォーマンスも見ておくほうがいいでしょう。
また、複数サイトを運営するのかWebサーバー以外の使用方法も視野に入れているのかなどを総合的に考えておく事も重要です。
Webサーバーでは、サイトの表示だけでなくデータの管理や、メールの使用などでも使用する事ができます。
使用用途と規模感を把握して選定すると無駄なコストがかからなくなります。

とはいえ、いきなり規模感もわからないと思いますので、まずは共用サーバーを借りておき、運用的に厳しくなったらプランアップを行う、それでも厳しい場合は専用サーバーやVPSに引越しするという方法もあります。
その場合は初期段階で引越しがあることを想定したサイト作りをしておく必要がありますので、制作者さんと相談して決める必要があります。

サーバー選定の際のテストにも使えるやすいサーバーだと、以下で紹介するサーバーが有名です。
まずはこれらのサーバーではじめてみて、様子を見るとよいかと思います。
せっかくなので自分が過去使ったことがあるサーバー、現在も使っているサーバーから何個かいいところや悪いところなども交えて紹介してみます。

ロリポップ



僕がはじめて借りたレンタルサーバーがロリポップでした。
今でも1つ借りていますが、なんといっても魅力的なのはその価格。
最安で月額105円から使うことができるので非常にコストパフォーマンスがいいです。
独自ドメインも割り当てられるのでまずはじめてみようかなという人には最適なんじゃないでしょうか。
ただし、共用サーバーなので当たりはずれがあって運が悪いと結構運用に耐えられないくらいサーバーのレスポンスが遅い場合もあります。
あまりアクセス数とかなくてとりあえずやってみようという人じゃないときついです。
マルチドメインもいけるので、とりあえず取得したドメインを当てておくというような使い方もできます。

ヘテムル



ロリポップの上位版のサーバーがヘテムルです。
ヘテムルは名前は変ですが、容量の割りに月額1500円とリーズナブル。
しかもドメイン無制限のマルチドメインのサーバーです。
あと、ヘテムルには簡単インストール機能が付いていて、WordPressやMovabletypeなどのCMSを知識のない人でも簡単に設置する事ができるので簡単で便利です。
簡単インストールをするとセキュリティ面で心配が残るという方は、違うサーバーにするか自分でインストールして対応されるとよいと思います。
よくない点は、ロリポップ同様共有サーバーなのであたりはずれがる事ですが、共用人数がロリポップよりもかなり少ないのである程度安定してはいます。
でもアクセスの多いサイトだと厳しいので、そういう場合は潔く専用サーバーに引っ越した方が無難です。

ハッスルサーバー




ヘテムルより安くてロリポップほど小規模じゃない場合に使えるのがハッスルサーバー。
月額200円くらいでマルチドメイン32個運用できるので小規模サイトを何個か保管する場合とかに便利です。
ただここも共用サーバーなのでロリポップやヘテムル同様の注意は必要です。

安い価格帯ではこの3つがこれまで使った中ではまともでした。
他にもこのくらいの価格帯のサーバーはたくさんありますし、人によっての好みのありますので、安心してお勧めできるのはこの3つです。
他に有名どころでいえばさくらコアサーバーは実際使ったことがありますが、管理画面が僕はあまり好きではないのおすすめしていません。

まとめ

上記で紹介したのは、本当に基礎の基礎の情報です。
本当はこれらに専門的な説明をする事もできますが、最低限これだけは覚えておく事として紹介しました。
こういう知識は知っているのと知らないのとでは雲泥の差です。
正しい知識でベストな選択ができるお手伝いになれば幸いです。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Webサイトの運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやWebサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web活用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を平日毎日更新中。
2015年11月より大阪府高槻市に「ふにすWeb相談所」を開設。
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
また、不定期で大阪を中心にWeb運用やブログなどをテーマにしたイベント「ふにセミWS」を開催しています。
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