検索順位を確認するときはChromeのシークレットモードを使う
Publish2014/05/01(木)
Update2021/01/28(木)
サイトを運営していて、検索からの流入が気になる人は多いと思います。
流入が気になるという事は、設定したメインのキーワードの順位も気になるはずですよね。
そこで色々なツールで順位を確認するかと思いますが、自身で目視で確認したいという人はGoogleChromeのシークレットモードを使って検索しましょう。
シークレットモードって何?
GoogleChromeを使っている人でも、あまり知られていないのがシークレットモードです。
シークレットモードでは、通常とは異なりキャッシュやクッキー、閲覧履歴などが保存されません。
つまりどういう事かというと、個人的な趣味趣向のデータをリセットした状態でインターネットをしているような状態になるわけです。
起動後の画面からの引用ですが、
シークレット タブで表示したページの記録は、シークレット タブをすべて閉じた後、ブラウザの履歴、Cookie の保存場所、検索履歴から消去されます。ただし、ダウンロードしたファイルや作成したブックマークは保存されます。
という風に説明されています。
他にもGoogleアカウントでログインしていても、シークレットモード起動時はログオフした状態になります。
詳しくはGoogleのサイトで確認できます。
シークレット モード(シークレット ブラウジング)
シークレットモードは画面右上の3本線のアイコンから表示させる事ができます。
シークレットモードを立ち上げると以下のように画面になります。
シークレットモード起動後の画面
なぜシークレットモードで確認するの?
シークレットモードを起動するのが、少しめんどくさいなーと思うかもしれません。
というか、なぜシークレットモードを起動して確認しなければいけないのかと思いますよね。
シークレットモードで確認する理由は、「Googleのパーソナライズド検索を無効化する」ためです。
Googleのパーソナライズド検索というが何かといいますと、簡単に説明すると「閲覧者の行動履歴によって検索順位を変えている」という事です。
ネットで閲覧した内容やクリックしたサイトの情報を解析し、利用者がクリックしそうな情報(利用者が好みそうな情報)を優先して上位に表示させているという風に考えると分かりやすいかと思います。
その際にブラウザのキャッシュや行動履歴、Googleアカウントにログインしている場合はそのユーザーデータなども考慮して検索結果が変動します。
なので、パーソナライズド検索を無効化しておかないと本当の順位を知るという事ができません。
自分のサイトなのでブックマークにあったり、よくアクセスしたりするかと思いますが、それが検索順位に影響を与えてしまうわけです。
これからはパーソナライズド検索の時代
パーソナライズド検索を無効化する事で本当の順位を知る事はできました。
以前であれば、この状態でよかったかもしれませんが、今回この記事でいいたかった事は実はここから先の部分になります。
前述のように、パーソナライズド検索は普段から身近にあります。
利用者が知らないうちに、自分にとって興味があったり有益な内容が表示されて、より便利で快適な生活を送る事になってきています。
これは世界的な流れで、これからそのスピードは更に加速していく事は間違いないでしょう。
本当の順位を知るというのは指標として重要ですが、そこばかりに着目していてもだめだという事です。
ユーザーのパーソナライズド検索で上位に表示されるように、より積極的にソーシャルを活用していく必要があると思いませんか?
また、SEOに詳しい人は知っていますが、海外では「Search Plus Your World」(長いので以下ではSPYWと略します。)というパーソナライズド検索を強化した検索結果が利用されています。
SPYWについては、以下の記事が非常に分かりやすいです。
“Search plus Your World”とは 〜 Googleがパーソナライズ検索を加速させた
この記事が書かれた当初は、日本ではSPYWが導入されていませんでしたが、最近になって多くの事例が国内でも報告されています。
Google、SPYWを正式公開直前か?多くのアカウントで適用を確認
まだ正式発表ではないものの、これから注意しておく必要のある事です。注目しておきましょう。