こんなこともやっています。派遣型運用アドバイス・Web更新サポート【ふにすのお仕事】
Publish2017/10/18(水)
忘れた頃に定期的に更新するシリーズ「ふにすのお仕事」のコーナー。
今回は2017年10月からはじめている派遣型運用アドバイス・Web更新サポートという形のお仕事の形、働き方について書こうと思います。
どんなことをしているのか
今回紹介する僕のお仕事は、ある教育機関に週2回勤務し、中の人としてWebの運用のアドバイスを中心にサイトの更新も引き受けるというようなお仕事です。
これまでも、お客さんの会社に定期的に顔を出して、打ち合わせのあとにそのまま仕事をしていくというような形での仕事もしていまして(というか今もしていますが)、その働き方の延長というような形ではじめることになりました。
まだはじめて1ヶ月も経っていませんが、この時点でも思っていたよりも多くの気付きがあったので、その点を中心にこの形のお仕事について書いてみようと思います。
9時5時で通勤するという形について
まず、この形のお仕事ですが、今回の派遣先が教育機関ということもあり、今働いている人たちは9時から5時までという時間の枠で働いています。
僕もこの時間に合わせて動くことにしたので、必然的に9時5時で通勤をするというようになりました。
週2回とはいえ、基本的にこれまで自宅とWeb相談所の行き来を、自分の好きなタイミングで移動するだけのような自営業ならではの時間的な自由さの中で行動していた身としては、9時5時での通勤というのはかなり久しぶりです。
思い返してみれば、法人化して5年、その前にフリーランスで2年という期間、時間的に自由というか、自分で決めて動く生活をしていたわけで、かなり久々に社会復帰したような感覚でした(笑)
通勤をしてみて思うのは、やっぱりすごく疲れるなということで、通勤時間帯のラッシュとか、サラリーマンの人たちは毎日本当に大変だなと心から思います。
なので、通勤をしない日の自由な感じが今までより鮮明に「自由さ」を感じることができ、生活にメリハリが出てきているような感じになっていて、このバランスが結構気に入っています。
通勤の時間とかはあくまで個人的な感想なのですが、では実際にこの形で働いてみてどのようなメリットがお客さん側にあるのかなということを改めて考えてみました。
中に入らないとできないことをする
中に入らないと体感できないこととして、こんなことがありました。
先日、職員の方がご自身ではどうしていいのかわからない問題が起こっており、助けて欲しいという相談を受けました。
まだはじめたばかりなので、細かい部分などを把握していこうという最中でしたが、内容を確認するとちょっと設定等を変更すればとりあえずの問題は解決するような内容だったので、ささっと直して連絡すると、僕が思っていた以上に喜んでいただけました。
技術的な部分で、やはり一般の人が対応するのには難しい部分があったわけですが、すぐそばに相談できる人がいると心強いとも言っていただけて、この形にすることで身近に相談できる人がいる状況を作れるのはすごくいいことだなと実感した次第です。
これはふにすweb相談所を開く時に考えていた部分と共通している部分があるので、ある種予想していた範囲のことではありますが、やはりあそこまで喜んでいただけると、こちらも嬉しいですし、非常に充実した心境になります。
中に入ったことで、今回のエピソードのような問題解決をすることができたわけですが、この問題の根本的な原因というのはまだ解決していません。
次のステップは、この根本的な部分の問題を解決することになるわけですが、これはこれですぐに手が出せるものでもないので、ある程度の下準備などを行ってなるべく早い段階で解決したいと思います。
このような問題の発見なんかも、やはり中に入ってみることではじめて気付くこともあり、中に入るということの重要性を改めて感じました。
やってみて感じるメリットについて
実際に中に入って動いてみることで、双方のメリットが実感できたので、それについても書いておきます。
まず、依頼する側のメリットとしては、「すぐに声をかけることができる距離に専門家がいるという安心感」があります。
今回のエピソードのような場合、近くに僕がいなかったら、まず誰に相談していいのかを考えないといけませんし、それによって費用が発生するかもしれないということなども考えると、外部に依頼するのではなく、できるかどうかわからないけど自分で対応してしまうということだってあるかもしれません。
その時に発生する対応時間のことなどを考えると、本業ではない部分で無駄な時間を費やすということにもなるので、本業に影響するでしょう。
しかし、その部分をこちらでカバーすることができるので、本業に集中することができます。
もちろんその対応の品質などのことも考えると、自身で対応するよりしっかりとその内容を把握している専門家に頼む方が好ましいのは言うまでもないかと思います。
また、専門的な知識を持つ人が内部にいない場合、その人を育成する人件費や教育の費用もかかりますが、その部分をこちらで補填する形になるので、育成にかかる時間とコストを削減でき、かつ即戦力でもあるので時間的な無駄も省くことができます。
また、副次的な効果としては、ある程度長期間働くことにもなるので、その期間内に中の人にも知識やノウハウを共有することもでき、社内教育の一環にもなるかもしれません。
企業や団体における人材育成のコストは比重的にかなり大きな部分になるので、その部分の解決策の一つとして今回のような派遣型での対応をすることも活用してもらえるのではないかなと思います。
受け手側のメリットとしては、中に入ることでしか見えない部分に触れることができるようになるので、より高いレベルで業務にも向き合うことができるようになり、依頼側との意識のズレを少なくすることもできるようになります。
より深いレベルでの問題意識の共有とかは、中に入らないことには見えてこない世界だなとも感じます。
最後に
まだはじめたばかりなので、これからもう少し思うところも出てくるかとは思いますが、今の段階ではこの形の働き方もはじめてよかったなと思っています。
またこれから思いことがあれば追記していこうと思います。