UX OSAKA VOL.2に参加してきました!
Publish2012/09/24(月)
9/22(土)にTAM Coworkingで行われたUX OSAKA VOL.2に参加してきました!
このイベントは元々以前に京都で何回か参加していたHCDへの理解の浅野先生が講演されるということで非常に興味があったので、
開催される事を知った瞬間に申込をしました。
内容としてはUXと最近話題になっているBusiness Model Generationの2本立てでそれらをふまえての講演&ワークショップというおなかいっぱいの内容です。
最近あまり勉強会にいけていなかったので非常に楽しみにしていましたが、参加して本当に勉強になりましたし、面白いなと思えたイベントでした。
まずは11:00から午前の部がスタート。内容は講演 「ユーザビリティからUXへ」+ミニワークショップという感じです。
浅野先生からUXについての基礎知識や考え方、具体的な手法や実例などを交えたお話を聞きそれを踏まえて個人でミニワークショップを行いました。
ミニワークショップのお題は3つあって、1つめが自分が欲しいと思う新しい扇風機を考える、2つめがだれがどこでどうやって風を楽しむのか考えてみる、3つめが2つめのシナリオから実際にどのような形でそれを実現できるのかを考えるというものでした。
僕が考えたのはこちら
1では普段家で床に置いてある扇風機が邪魔なので天井に置いてしまいたい、できれば掃除も極力したくないから最近話題のはねのない扇風機を上に設置してくるくる動かせばかいてきじゃね?的な扇風機をかんがえてみました。
2と3は最近次男の寝相が悪いのでそれを楽しんで解決できないかと考えてみたところ、暑くて寝苦しいのでごろごろするのではないかという仮説からごろごろのタイミングの前に動きを察知して熱い部分の横にひんやりポイントを制御し、次男のごろごろを制御すればベッドから落ちない!という理想を実現する形を考えました。
実際にやる際にはたぶん3つやらせる意図があるのでそれを想定してやった方がいいのかなとも一瞬思いましたが、ちょっと姑息かなというのと向こうの思惑通りに事を運んだ方が得られる事が大きいだろうと思い、裏を読まずにそのお題のみに集中してやっていました。
結果として、1ではモノ主体での考え方、2と3はコト主体の考え方で発想方法が違うという講義に出て来た部分を再認識・実践する為の行動だったのでいわれたとおりに素直にやって良かったと思いました。
午前中の部はここで終わって昼食後は午後の部です。
お昼には参加メンバー数人とネパール料理屋さんでカレーをもりもり食べながら午前中の事をああでもないこうでもないと話し合ってとても楽しい時間を過ごしました。
おなかも満腹になって始まった午後の部は講演 「ビジネスモデル・ジェネレーション」+事例紹介+ワークショップという流れです。
浅野先生に最近話題のBusiness Model Generationについての講演をしていただいて、その後にワークショップにという感じです。
午後からのワークショップはチームで参加。チームは事前に主催者側で決めて頂いていたのでチーム編成に悩む必要もなく速やかにスタートしました。
ワークショップのお題は主催者のTAMさんの今後の事業展開を考えるというもので、Web制作会社さんの今後の展開をアドバイスするというちょっといいにくいテーマでしたw
というのもTAMさんくらい実績ある制作会社さんで大きな人数を維持できるくらい安定した経営ができている会社さんにアドバイスできるほどのコトなんてないんじゃないのかって思うんですよね。経営陣の皆さんはそれこそそのテーマで毎日ああでもないこうでもないとずっと考えておられるはずなわけですし…。
とはいえ与えられたテーマなので気持ちを切り替えて考えるしかないと思いチームのみんなと話し合いました。
僕たちのチームで話すときに大切にしたのは
・誰に何をどうやってうるのかという流れをあやまらないようにしよう
・できれば既存の事業の延長ではなく全く新しい視点から新しい事業にしたい
・せっかくの機会なので色々楽しみたいし遊びたい!
という事を意識して話し合いました。
偶然僕らのチームは全員がWebの制作に関わっている人ばかりだったので似たような思いを持っているという共通点があり、かなり楽しんで色々アイデアを出す事ができたんじゃないのかなと思います。
実際このアイデアを話し合っているときはものすごく楽しかったです。
みんな初対面とは思えないくらいズバズバものをいうのも面白い経験でした!
その結果としてプレゼンした内容がこちら
僕的なテーマとしてはおじいちゃんとおばあちゃんのUX
今後高齢化社会を迎えていく日本での商圏を考えると若い人向けのサービスではなく、団塊世代を含めた高齢者の人口比率が高くなるのはデータとして出ているので、であればそこの層に対して幸せになれるコミュニケーションの場所・ツールを提供していく事がおじいちゃんやおばちゃんの幸せとTAMさんの売上の新しい柱になるのではないかという切り口です。
(最初海外展開も考えましたが、ベタすぎるかなというのと実現難易度が高いので僕たちが提案したい内容にはなりそうにないよねということで国内にしました。)
TAMさんが行っているコワーキングスペースという場所を活用しておじいちゃんやおばあちゃんにWebのセミナーやワークショップを展開したりするというような事を展開してはどうかという提案です。
他にもいっぱいあるんですけど書いたらきりがない感じになりそうなのでここだけにしときます。
といった感じで、11:00〜18:00までけっこう長時間でしたがそれを感じる事なくあっという間に終わってしまったイベントでした。
個人的にすごく印象に強かったのが浅野先生が最期におっしゃられた「TAMさんへの提案をしてもらったけど、これは近い将来の自分たちへの提案なんだよ」という言葉でした。
参加して得られた事はすごく大きくて、自身の今後の展開も少し方向性を変えないといけないなとかなり考えさせられたイベントでした。
また次回もあると思うので参加しようと思います。
もちろん懇親会もすごく楽しくて盛り上がりました。
主催頂いたTAMの皆様、講師の浅野先生、参加していた皆様本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした!