第29回リクリセミナー「サイト更新ツールの最新事情!ツールを使い分けて制作者もクライアントもがっちり!」に参加してきて思ったこと。
Publish2016/06/27(月)
Update2018/10/08(月)
7月までブログは書かないと宣言したけど、リクリに行って非常にモチベーションが上がったので、やっぱり書きます。
今回は2016/6/25に行われた「第29回リクリセミナー「サイト更新ツールの最新事情!ツールを使い分けて制作者もクライアントもがっちり!」」に参加して思ったことを書きます。
いつもは全部の感想を書くけど、今回は個人的にこれは最高やなと思った後半2つだけについて書きます。
前半のセッションが悪かったということではなくて、後半の2つが最高すぎたということに尽きます。
なお、今回も「#resem29」のハッシュタグでツイートがあるのでまたまとめました。
これを見れば大体の空気感がわかるのでオススメ。
第29回リクリセミナー「サイト更新ツールの最新事情!ツールを使い分けて制作者もクライアントもがっちり!」のツイートまとめ
では本題です。
サイト制作における書体選びのポイント
個人的に今回記事を書きたいと思った最大の理由はこのセッション。
株式会社モリサワの高桑さんによるフォントの話でした。
セッションが始まる前に司会のこやみーさんが「フォント愛に溢れたセッションになる」とおっしゃってたんですが、これはまさにその通りな愛のあふれるセッションでした。
フォントが本当に好きなんだなというのが、ビシビシ伝わってきます。
ちなみに、今回の席は最前列左隅という登壇者に最も近い位置取りだったので、各セッションの登壇者をまじまじと見れる好位置でした。
フォントの作り方やフォントの歴史の話、フォントファミリーの話、見出し用のフォントや本文用のフォントを選ぶ際の注意点やポイントなど、基礎的かつ重要な話をすごく丁寧に話されていて、ものすごいわかりやすいセッションでした。
黎ミン グラデーションファミリー
http://www.morisawa.co.jp/culture/reimin/
個人的にこれが痺れたなと思うセリフは「書体は水や空気のようなもの」。
これを文字だけの情報で考えるのではなく、料理にたとえて話されたことでテンションは最高潮に上がりました。
このセッションは今回のテーマと直接関係ある内容ではなかったのかもしれませんが、このセッションが観れただけで僕としては今回参加した意義がありました。
というか、すごくテンションが上がったので、このブログのフォントも時期を見て見直さなあかんでというモチベーションがめっちゃ上がりました。
小さな制作事業主だから考えた「ビジネス」のやり方
そして、今回の話を総括する意味でもすごく面白かったのが永野さんのセッションでした。
今回の締めにぴったりな内容だなと思って聞いていたんですが、中でも一番いいなと思ったのは、作ったサービスの価格を決めるときに、他でかかっている費用をもとにその金額に合わせて提案するというやり方です。
具体的には、月額でメンテナンスをするサービスを作られた際に、そのサービスを始めることで不要になるインクジェットプリンタのインク代を計算して、そのぶんくらいの価格帯で提案をしたという話です。
何かを始めるときに不要になるもの、それにかかっていた費用と同じくらいの金額で始めれば、お客さんにとってのデメリットをあまり感じないと思うので、この切り口はすごく素敵だなと思いましたし、僕も真似しようと思ったわけです。
あと、僕もこのブログで何度か書いたような気もしますが、サイトを更新することに慣れるということに主眼を置いて、サイトの更新を行うのではなく、 SNSで投稿を行うようにするというのはすごく共感できました。
永野さんの話で面白いなと思うのは、そこからさらに既存のサイトを捨てるという選択肢です。
変に存在しているから気になるくらいであれば、いっそのことなくした方がスッキリするというのはとても分かりやすい方法ではありますが、これを行うのは結構勇気がいります。
でも、その勇気を持って捨てるという選択肢を取ることで、SNSの更新に集中できるモチベーションを作ることもできるわけで、この辺は非常に見習う点だなと思いますね。
まとめ
今回は2つの話だけしかしませんでしたが、リクリは基本的に全部面白いなと思ってまして、今回もどのセッションも素敵でした。
ただ、この2つは飛び抜けていたなと思います。
なんにしても行ったことですごくモチベーションが上がったので、やっぱり行ってよかったなというのが素直な感想です。
次回は、今回フォントの話をされた高桑さんも登壇するフォントの回なので、間違いなく参加します。
今からすごく楽しみ!