第25回リクリセミナー「基礎からきちんとマーケティング」参加レポート
Publish2015/06/29(月)
2015年6月27日に開催された「第25回リクリセミナー「基礎からきちんとマーケティング」」に参加してきたので、今日はその感想などを書こうと思います。
リクリはこれまで何度も参加してきているので、外れることは本当にないんですけど、今回もすごくいい内容でしたし、これからの自分を考える上でも良い発見もありました。
最近セミナーに行く時には最前列で見るようにしているのですが、今回も最前列かぶりつきのベストポジションで参加してきました。
今回のハッシュタグは#resem25です。
「気付くチカラ」でマーケティングの本質を知る
まず最初は、角掛さんのマーケティングの話です。
角掛さんはサイトのリニューアル専門の会社を運営されてて、そこで実際に実践されていることなどを話されてたんですけど、この話が非常に面白い内容でした。
まず最初の自己紹介のところにも仕掛けがあって、後からその辺のことをこういう意図で話したんですよということを聞いたわけですが、「なるほど」と思えるものでした。
セミナーを通していっていたことを、スライドと話にも盛り込んでいたというのがすごくうまくて説得力もあって、参考になりました。
こういう部分は自分がセミナーで話をすることがあるときに、真似したいなと思います。もちろんそのままということは出来ないので、あくまでエッセンスというか手法としてという意味ですが。
あと、話しを聞いてて気になったのが自社ECの話です。
最初にさらっと言ってましたけど、「自分たちがECが得意という事を立証するためには、自分たち自信がそこで売上を上げていないと説得力がない」というのは、言うことは簡単ですが実際にまずは動くことができるのか、またそれでしっかり結果を出すというのは並大抵のことではありません。
そこの部分を意識して実践し結果を残している。
ここだけで何を言っても説得力は生まれますね。
僕が「ブログを書いてください」っていうだけでは説得力がないから自分自身がブログを平日毎日更新しているというのとすごく似ていて、ますますブログを書くモチベーションがあがりました。
やはり続けること、結果を出すことを意識してやっていくことは王道なんだなと再認識しました。
話の本編のマーケティングについては、今僕がやっていることってマーケティングっていっていいのかなとあまり自信がなかったんですが、話を聞いていて今自分がやっている部分に足りていない部分を洗い出すことができたのはすごくよかったです。
やはりマーケティングを専門にやっている人が言う言葉の重みは違うなと思った次第です。
以下はキーワードの羅列ですので、参加していない人には何のことか分からないかもしれませんが、自分が気になったことをまとめます。
キーワードから「妄想を広げて」考えると楽しいかと思います。
マーケティングはセリングをなくす事で、すなわち「ほしくなってもらう」という事。
そのためには相手の気持を想像し、理解しようとすることが重要。
理解するのではなく、理解しようとすることというのがポイント。
基礎は3つ「誰に(ターゲット)」「何を(ニーズ)」「どうする(ウォンツ)」
気付きを得る癖をつける、そのために日常を紐解く。例えば電車の広告から分析するとか。まずは興味を持って調べてみる。
チャンスを待つより取りにいく。
基礎こそ本質。
性別、年齢層とのその時の立場をみる。あたりまえを分析。相手の事情を汲む。好み、同伴者、その好み
その必要性。何をしたいのか?で、それをどうしたいのか。欲求まで含む
出して掘り下げる。その繰り返し。
体験価値の販売。まさに動機と理由。
うまくやっているところを見て考えてみる。
勘は経験から導きだされるもの。
妄想力を鍛える。
角掛さんの話はすごく面白くて、これから先の自分が何をしたらいいのかとかのヒントもあって、すごくよかったです。
話を聞いていて思った事もあるんですが、それはちょっと話題がそれるので後日記事にまとめます。(2つほど面白いテーマを見つける事が出来ました)
課題を導き出す魔法のシートの作り方
次のセッションは長谷川恭久さんの考案した「魔法のシート」を紹介するセッション。
「魔法のシート」って何のことだろうと参加前に思っていたんですが、要するにこれまで恭久さんが何回か紹介してきていたコンテンツインベントリの進化型の「コンテンツ監査表」のことでした。
コンテンツインベントリは、以前恭久さんのセミナーに参加してから、僕も実業務に取り入れていい結果が出てきているのですが、それにプラスしてコンテンツ評価表の要素を追加し、「コンテンツ監査表」という形になっていました。
これは僕の場合、すでにコンテンツインベントリを業務に組み込んでいるので、今すぐにでも業務に取り入れる事が出来るので、すごく嬉しい感じでした。
というか、すでにある案件に取り入れました。
こういうのは勢いのあるうちにやってしまうことが大切なので、まず動く事が重要だと思っています。
セミナー自体の内容としては、冒頭のバイオリニストとストリートパフォーマーの話がすごく分かりやすい題材でした。
観客がなぜ足をとめるのか、その要素として時間や場所、タイミング、コンテンツの最適化が重要というのがすんなり入ってきます。
やはり例えがうまいと、内容がストーリーになって頭に入ってくるのでよいアプローチの方法ですね。
コンテンツ自体についても、この飽和したコンテンツがありふれた時代は最低限のレベルが高くなってきているという点も思っていたことで、すごく共感できました。
以下も自分用メモです。
現状把握からの問題解決にコンテンツ監査表を活用する
ポイントは担当者と更新日を記載すること。
ツールを使って自動化できるところは自動化しよう。
scrutiny5
seospider
sharedcount
見直しのために表で確認し、担当者と「今」を共有する。
みるコツその1「例外を見つける。」
みるコツその2「複数のデータから兆候を見つける。」
みるコツその3「要因からの仮説を考える。ひとつではなく何個か考える。」
他社ではなく、自社と比較する。
コンテンツ監査表が完成したらレポートやペルソナの作成に役立つ
定量調査と定性調査から課題を導き出す
明確・雰囲気・目的
ブランドイメージなどはガイドラインを作っておく。その先にカスタマージャーニーマップ。
記事のカテゴリ分類からバランスを見直すことができるので、気付ける。
あと、恭久さんのセッションではすごくいい言葉が最後に出ました。
「コンテンツは皆の課題」
この言葉は個人的に聞いてて「おお!」ってなりました。
みんなが考える共通のテーマっていうのは切り口としてすごくいいと思うので、真似して使おうと思います。
ワーク「セルフブランディングをしよう」
今回のリクリセミナーでは、2つのセッションの後にワークショップのような形で、「セルフブランディングをしよう」をテーマに、自分がどういう人で何が出来るのかを書き出して隣の人に説明しようという事をしました。
角掛さんと恭久さんの話を聞いた後だったので、書き出すポイントとか、そのための考え方はすんなり入っていたのでやってても面白かったんですが、それよりも改めて客観的に自分を見つめ直す作業+自己PRをする作業を平行して行なった事でけっこうなアドレナリンが出る感じになってました。
やっぱり僕はこういう形で、まず基礎知識を得た上で自分が実際に手を動かす形のワークショップがすごく好きなんだなと再確認しました。
やっぱりただ聞くだけじゃなくて、その後に手を動かす事で脳にその時の記憶として刻みつける感じがたまらないですね。
ここで考えた内容は、ちょっと書くと長くなりそうなのでもうひとつ違う記事にします。
それくらい色々と考えましたので。
余談ですが、その事を考えていたのはその時だけではなくて、実は帰っている時とか帰ってから、休みの間にもけっこうずっと考えてて、すごく楽しい感じでした。
ちょうど妄想力を付けないとなと思っていたところでしたし、そういう意味でもいいテーマですね。
まとめ
やっぱりいつも思うんですけど、リクリってすごく面白いんですよね。
毎回決まったテーマとかがあるわけではないんですけど、その時々で自分が気になっているテーマや話を聞いてみたい人が登壇されるので、僕にとってはかけがえのないイベントです。
次回は11月くらいにある予定らしいので、また参加しようと思います。