第13回リクリセミナー with ワークショップ「コンテンツを活かすためのUI設計」に参加してきました。
Publish2013/07/16(火)
Update2018/10/08(月)
2013/07/13 (土)に行われた第13回リクリセミナー with ワークショップ「コンテンツを活かすためのUI設計」に参加してきました。
前回の続きで今回は3回目で最終回だったので非常に楽しみでした。
前回の終了後はワークショップの部分がもやもやしてすっきりしなかったので、結局後日同じチームのSさんのお宅にお邪魔して続きをやってすっきりしたという事もあり、僕としてはこのセミナーへの思い入れは結構強いので、今回も全力で取り組みました。(Sさん先日はお邪魔しました&ありがとうございました!)
また今回もいっぱい書くことがあるのでまずは目次です。
- デバイスの多様化について
- Content First Navigation Seconnd
- 空間を意識した画面構成の考え方
- 今が考え方を切り替えるチャンスというとらえ方
- やっぱり大切。ラベルと説明文
- ワークショップ
- 参加した感想
デバイスの多様化について
以前から分かってはいたことですが、今のサイト閲覧するための環境はPCのみではなく、その他にもたくさんあるんですよというお話しでした。
これまで参加してきたセミナーでもその話は聞いていたので新鮮ということはなかったんですが、スライドに使われていた参考資料がすごくよかったので紹介します。
それがAndroid Fragmentationです。
Android端末の利用分布を視覚化したデータなんですが、こうやてみるとAndroidだけでもものすごい数のデバイスがあると言うことが分かります。
実際には他にもPCやiPhoneなんかもありますし、それぞれが違う訳なのでどれかだけに合わせるというような考えがいかに意味がないかということを実感できると思います。
やっぱり見た目で判断できる・理解できるという部分はすごく大切だなと思いました。
Content First Navigation Seconnd
今回のセミナーのメインの考え方でもあるコンテンツが最重要でナビゲーションは次っていう考え方です。
利用者視点に立って考えると当然ですが、ユーザーが見たいのは「コンテンツ」であって、ナビゲーションではないですよね。
作る側からすると、よりストレスなくページ内を閲覧してもらいたいという思いからナビゲーションを先に持ってきてしまいがちですが、実際は逆かなと思いました。
確かにナビゲーションが崩壊してたらサイトとしてはだめだと思うので、きちんとする必要はありますが、最重要項目ではないという部分はもう一度考え直してみる部分ではないかなと思います。
空間を意識した画面構成の考え方
これまでは画面の長さのみを考えていれば大丈夫でしたが、今後は画面で見えていない横にはみ出した部分、さらには上下のレイヤー的な階層部分も考えて画面を構成するというお話を聞きました。
確かに色々な表現をする上では決まったキャンバスで考えがちですが、そこはより柔軟に考えていった方がいいなと思いました。
画面を平面としてとらえるのみではなく、空間的な構成を考えるともっと色々な可能性が広がるなと思いますし、そういうことを考えると何よりワクワクします。
今後の考え方の基本的な部分になってくる事だと個人的に感じました。
今が考え方を切り替えるチャンスというとらえ方
これは考え方の部分になるんですが、とても共感できました。
今は色々な事がすごいスピードで進んでいて、ついて行くのもすごく大変ではあるわけですが、逆にいうとこれまであった考え方や常識を考え直すにはすごくよいタイミングではないかと思うんです。
何事もずっと同じ事をしているとつまらなくなるし、生産性やモチベーションも下がり悪い方のループに入ったりすると思うので、どこかのタイミングで色々リセットして考え直す時が必要だと思います。
そしてそれは今みたいなタイミングではないかなと思っていたので、この話を聞いてすごく納得できました。
確かにこれまで築いてきたものを壊すような側面もあるので、めんどくさいとかネガティブな方向に考えがちだとは思うんですが、それをチャンスととらえて変えていく姿勢は常に持っておきたいなと思いました。
せっかくやるなら楽しみたいなとも思いますし、積極的にやってみるようにしたいと思います。
やっぱり大切。ラベルと説明文
これも最近考えていたことですが、確かにアイコンってイメージを伝えることができる大切な要素だと思いますが、絵のイメージは色々な取り方や見え方があるので、意図しない意味合いで受け取られる危険性もあるかなと思います。
シンプルでわかりやすいということを考えるとアイコンのみにしたいという気持ちもよく分かりますし、そうすることがベストという場合もありますが、そうでない場合はラベルをつけることでよりわかりやすくなる場合もあるので、その辺は柔軟に考えていかないといけないなと思いました。
実例とかもわかりやすくて、聞いててすんなり頭に入ってきた感じがしてとてもよかったと思います。
ワークショップ
今回のワークショップは前回とは考え方を変えて、テーマに沿った形で与えられたミッションに注力するということをしたので、時間内でも非常に満足のいく形で終えることができました。
同じチームで色々話し合ってああでもない、こうでもないと話し合うことはやはりすごくいい刺激になりますし、気づくことや考えさせられることも非常にたくさんあってよい経験になったと思います。
また、各チームの発表を聞くとそれぞれのチームが違うスタンスで取り組んでいるので最終形が全部違うのも面白いです。
ワークショップはやっぱり面白いですね。
参加した感想
こんな感じで今回のセミナーもとても満足度の高い、考えさせられる内容でした。
全3回のうちの2回しか参加していないのが少し悔しいです。
ちょっと無理してでも一回目も行っておけばよかったなと思いました。
参加した2回を通して思ったのは、やはり制作者が考えなければいけないメインの部分は「コンテンツをどう見せるのか」という部分です。
デザイン的なアプローチだけではなくて配信環境や想定ユーザー、その他の環境や世界の情勢なども総合的に考えたコンテンツへのアプローチが大切だなと思いました。
当日のツイートの様子はこんな感じです。
https://twitter.com/search?q=%23resem13
講師の長谷川さん、主催の小山さん、関係者の皆さん、参加者の皆さんありがとうございました!