まにまにフェスティバルP4に参加してきました。
Publish2015/12/22(火)
2015年12月19日に大阪産業創造館で開催された「まにまにフェスティバルP4(以下まにフェスと略)」に参加してきました。
まにフェスは、関西でWeb系を中心に活躍されている方を中心にしたイベントで、色々なジャンルで活躍する人の話が聞けるイベントです。
参加してみて色々と思うところがあったので、聞いてきた中で面白かったところを抜粋して紹介します。
なお、用事があったので途中で帰ったため、後半のセッションについては聞けていません。
後半のセッションの感想などは誰かが記事を書くんじゃないかなと思いますので、公開されたら追記します。
記事書いた人は教えてもらえると嬉しいです。
あと、まにフェスではセッションだけでなくブースも設置してあり、くじでうまい棒があたったり、久保田に挑戦コーナーで勝ってふわもこアニマルをゲットしたり、名古屋のお菓子をいただいたり、ソフトバンクのノートをいただいたりなど、色々のノベルティ類をいただけました。
ものがもらえるだけじゃなく、サービスの特徴をきちんと聞けたりもしてブースを回ることもかなり楽しいです。
先日のWCANでも人気だったPepper君がいて写真を撮って身長を当てられたり、関連書籍の販売コーナーがあったりとかなりの充実ぶりです。
では、僕が聞いたセッションとその感想編です。
今回聞いたセッション
今回聞いたセッションは以下のとおりです。
- デザインの力でブランディングを成功に導く
- 人を惹きつける美しいウェブサイトの作り方「実践」
- Webサイトの守護神WAF(SiteGuard)の動作検証と簡単な使い方
- スマホ時代の文字色を考える
- 電子書籍・電子出版の2015年
- 制作者のためのECサイトパッケージ・サービス選定のポイント
- デザイン屋なりにいろんな人を応援してみた結果
デザインの力でブランディングを成功に導く
着いてからまともに聞いた一発目がWebフォントの話です。
話されていたのはWebフォントのエバンジェリストの関口さんと、株式会社デジタルステージの熊崎さんです。
厳密に言うとデザインの話ではあるんですが、内容的にはWebフォントの話でした。
このブログでもWebフォントを利用していますが、サイトの見た目のイメージを構成する要素は色やデザインばかりが注目されがちです。
ですが、画面内の多くの要素を占めているフォントの美しさや個性もサイトのイメージを決定づける重要な要素なわけで、その辺の事例を分かりやすく紹介されていました。
ある自治体のロゴに使用しているフォントを変更したことで、住民から「親しみやすくなった」という感想をもらったりというような話はすごく特徴的で分かりやすい話でした。
あと、事例のページで一瞬このブログが出てきて、テンションが上がりました(笑)
人を惹きつける美しいウェブサイトの作り方「実践」
次に聞いたのはピンクの髪が印象的な5DGの瀬口さん。
瀬口さんは最近書籍も出版されたのですが、その書籍の内容を中心に「女性らしいデザイン」についての実践的な話をされてました。
聞いていてこれは分かりやすいなと思ったのが、事前情報として今のデザインのトレンドを分析して、そのトレンドから離れない感じでまとめようという感じのスタンスです。
実践編ということなので、今の時代にあったデザインとはどういうものかを一旦整理し、それを踏まえてデザインをしていこうという姿勢がすごくわかりやすかったです。
個人的にこれだなと思える内容は「手書き風のものは実際に手書きする」という部分。
イメージに近いものを探すよりも自分で書いたほうが早いといのはごもっともで、これは僕もそうするだろうなと納得でした。
残念ながら今手書き風のものをイメージするような案件はないので活躍する機会はしばらく先になりそうですが(笑)
Webサイトの守護神WAF(SiteGuard)の動作検証と簡単な使い方
続いてはKDDIウェブコミュニケーションズの阿部さんのセキュリティのセッション。
サイトを作る時にセキュリティを考えようという話はすごくいい感じでした。
この辺をきっちりするというのは当然ではありますが忘れられがちなので。
CMSのIDやパスワードを分かりやすいものにしない理由とかも非常に分かりやすい内容でした。
個人的には
- クロスサイトスクリプティング
- クロスサイトリクエストフォージェリ
- SQLインジェクション
の3つの説明と、その具体的な対策例はすごくわかりやすかったです。
ただ、若干その説明の時にマイクから離れたので声が聞こえにくかったのが残念です。
スマホ時代の文字色を考える
続いてのセッションはフォルトゥナの坂本さんのセッションです。
スマホ時の文字色についてのセッションだったんですが、主要ブラウザの実際の使用されている文字色の調査や、大手サイトのPCとスマホ時の文字色の調査などがあって非常に説得力のある内容でした。
ところどころに坂本さんの「僕は#000派」というニュアンスが出てきてて面白かったのと、各説明の時の背景画像がネタ画像になっていて見ている人を楽しませようとしている姿勢とかが非常に坂本さんらしくて好感が持てました。
ちなみに僕は結構「#333派」なんですが(詳しい理由は割愛)。
電子書籍・電子出版の2015年
次に見たセッションが技術評論社の馮さんの電子書籍のセッション。
出版社という立ち位置から見た電子書籍の現状分析はすごく説得力があって興味深い内容でした。
個人的に面白いなと思ったのは、ePub形式のコンテンツ作成がxhtmlで書かれているので、Web制作の知識を持っている人はそっちで活躍するという道もあるという選択肢です。
僕は今そっちの方向に興味がないのであれですが、本が好きで電子書籍に興味があるWeb制作者であれば、特に新しい知識を必要とせず電子書籍を作る側に回ることができるというのは面白いと思います。
Webと電子書籍のように技術が横断的に活用できる話を聞くと制作もしている人間としては少しワクワクします。
制作者のためのECサイトパッケージ・サービス選定のポイント
続いては山川製作所の山川さんのECサイトのセッション。
ECをする時にどんなパッケージやサービスにすればいいのかを考えるポイントを分かりやすく話されてました。
スライドも見やすく、話も分かりやすくてとてもいいセッションでした。
個人的なポイントは、SOY Shopが紹介された時に、メルマガなどの他のアプリと連携できるという「SOYCMSをベースにしている部分」ならではのポイントに着眼している点がすごくいいなと思って聞いてました。
僕は基本的にECについては自分は力不足だと思っていいて、お客さんにもECの相談されたら自分たちでできるサービスを紹介するか、できる会社を紹介するようにしていますので、そういう使い方をすると確かにいいなと思えるポイントでした。
デザイン屋なりにいろんな人を応援してみた結果
最後に聞いたセッションがウェブレイスと一般社団法人みがくの建山さんのセッション。
建山さんの活動として応援しているプロレスリング紫焔の話を中心に、応援を本気ですることによってどういう風に周りが変わってきたのかという話が非常に面白い内容でした。
最後はプロレスリング紫焔の皆さんが現れて、ジャンケンをしたりチョップを打たせてくれたりとサービス満点で、一番盛り上がっていたセッションでした。
途中で建山さんが話されてた「応援する側としての立ち位置と振る舞い」や根底にある「信頼関係」がなければできない部分だと思うので、その辺を実践して形に残しているところは本当にすごいなと思います。
個人的には「建山さんといえばプロレス」というのは多分これからもイメージとしては変わらないかなと思いますが(笑)
まとめ
まにフェスは上記で書いたような濃縮された時間が過ごせる素敵なイベントでした。
昨年も参加しましたが、用事があったので一瞬しかいなくてわかりませんでした。
今回結構長い時間いて思ったのは「これは面白いイベントだ」という実感です。
と同時に、このイベントを運営する川合さんは相当大変だぞということ。
この規模でこの内容を取りまとめるのは本当にすごいですね。
心の底から尊敬しています。
今回は一般参加という形でしたが、来年はお声がけいただければではありますが、前でしゃべりたいなというのが今の感想です。
しかしすごくいいイベントだったなという思いが消えません。
主催の川合さん、登壇されたみなさん、参加されていた皆さん本当にありがとうございました。