Google Enterprise Day 2011 Osakaに参加しました!

Publish2011/12/01(木)

2011/11/30にリッツカールトン大阪の2Fで開催されたGoogle Enterprise Day 2011 Osakaに参加してきました。
Google Enterprise Day 2011 Osakaは大阪では初のGoogleイベントで、注目度の高さからか会場にはかなりの数の人がいました。
Google Enterprise Day 2011 Osaka
Google Enterprise Day 2011 Osakaの入り口。Googleの理念でもある100%Webがどーんと前に出ていますね。
会場の様子
会場の様子。メインの会場が2つと展示ブースがありました。
写真では分かりづらいですが、どでかいモニタの上下のあしらいがかわいいです。
で、実際どんな内容かといいますと大半は知っている内容でしたが所々面白い発見がありました。
その中でも自分の中で気になった2つについて書いてみることにします。
その1.chromebook
Googleの100%Webを体現するモバイルデバイスとして既に北米ではリリース済みのchromebookが実際に会場にも何台か来ていました。
chromebookはChomeOSを搭載したこれまでのパソコンとは設計概念が大きく異なるデバイスです。
ブラウザそのものがOSになっており、HDD等に書き込まずデータは全てクラウド上に保管される等非常にセキュリティが高い事と余計な機能がないので起動・処理が高速というのがポイントです。
実演でも起動は8秒とこれまでのOSとは比較にならない高速起動を実現していました。
気になる外観はこちら。
chromebook
chromebook
chromebook
まあ見て分かるようにはっきりいってダサいです。
見た目はどこにでもあるような普通のacerのノートパソコンですね。
(ハードのメーカーはacerとsamusungらしいです。)
せっかく設計のコンセプトや機能面やセキュリティ面で他と比べて優れていてもこれでは購買意欲がわかないんじゃないかと思っていたのですが、どうもコスト面でも他を圧倒する事になる予定らしいです。
なにせOSもそうですがChromeの起動という必要最小限が実現できればいい構成なのでこれまでの端末より格段に安くなるらしいですし、料金体系もクラウドサービスのように月額制になる可能性もあるそうです。
なのでその点で期待できるという事もありますし、企業でGoogleAppsを導入している場合だと外に出る営業さんとかは基本的にブラウザがあれば外で行う作業のほぼ全てはchromebookがあれば事足りるでしょうから企業での活用をベースとして考えれば圧倒的な価格メリットでシェアを広げていく事は出来そうです。
仮に僕が経営者だったら多分外に出かけるスタッフに持たせる端末はchromebookが最高じゃないかとも考えます。
(もちろん業種業態によって違うとは思いますが)
なのでchromebookに関しては今後のGoogleさんの打ち出し方次第で日本のモバイル端末環境を一変させる事になる可能性は十分にあると思います。
ただ、そこでネックになるのは通信環境の整備です。
chromebookは基本的にWiFiでの通信を前提としているので無料なり有料なりのWiFiを利用できるスポットの拡大が必要ですしPocketWiFiやWiMax等の個人での通信環境の整備などはかなり重要な要素になると思います。
実際僕も今基本的にはWiFiでしか通信しないMacBookAirを利用していますが、一番問題なのは電波状況の確保ですし。
という訳でまだまだ課題は多そうですが個人的には設計コンセプトがとても好きなので今後の展開には非常に期待しています!
その2.GoogleAppEngine
次に気になったのがGoogleAppEngine。
GoogleAppsは既製品なので独自の機能を持つプログラムを利用するということが出来ないのですが、GoogleAppEngineを利用する事で独自のプログラムを構築する事が出来るというものです。
GoogleAppEngineもGoogleの100%Webをベースに考えられているので基本的に全てのプログラムコードはGoogle上で処理されるという事でサーバーの確保のようなインフラ整備が不要です。
何よりも僕がすばらしいと思ったのはその利用料金がちょっとしたものであれば無料で使えるということ。
そしてトラフィックやPVが増えてもサーバーを増強することなく、Google側でサーバー負荷をコントロールして処理してくれるという事です。
仮に運用しているサービスが炎上してもGoogleが誇るサーバー技術でどんなトラフィックでも捌けるという事なので安心して運用する事が出来るというのも素敵です。
カスタマイズが出来るGoogleとか考えただけでぞくぞくしますね。
僕は仕事上プログラムやシステムに関することはしないと決めているので実際に触る事はないと思いますが、何かの際にはこの様な運用方法を提案してみたくなるそんな素敵なサービスだと思います。
また、その時に使われていたスライドが素敵でした。
見たら分かるのですがスライドがHTMLで作られています。
この辺のこだわりも100%Webを意識しているという事が伝わってきますね。
当日のスライドはこちら
http://tmatsuo-slides.appspot.com/html/ged-osaka-2011.html#1
という2つが僕にとって今回の収穫でしたが、それ以外にも最後のパネルディスカッションでのGoogleAppsユーザーQAも色々なケースでのGoogleApps導入に役立つ事例ばかりでしたし午前の基調講演でのGoogleAppsの活用事例の多さなど実際に仕事をする上でも役立つ情報も手にいれることができて非常に実りのある1日になりました。
また、Googleとは関係ありませんが会場のリッツカールトン大阪がとても綺麗で素晴らしくてそれも素敵でした。
クリスマスツリー
そろそろシーズンなのでクリスマスツリーがいたるところに飾ってあってとても綺麗でした!!
あと、この手のイベントに行くと必ずもらえるノベルティグッズもしっかり頂いてきました。
アメちゃんと風呂敷
アメちゃんと風呂敷
風呂敷とノートとボールペン
風呂敷とノートとボールペン
ノベルティグッズももらって勉強もできてとてもいい経験になりました。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
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